
かつお丼のレシピをご紹介します。
おうち料理研究家の藤原美樹さんが考案した「韓国風 かつおの漬け丼」です。
この漬け丼には、ユニークなアイデアがいっぱい詰まっています。
漬けダレは、味噌とコチュジャンの旨味を活かして味に深みを出し、その中にカツオだけでなくアボカドも一緒に浸します。
ご飯は、シソを混ぜ込んで爽やかな風味をつけ、仕上げにとろとろの半熟卵とカリッとしたフライドガーリックをトッピングします。
味も食感も賑やかな、変わり漬け丼ができあがります。
漬け丼とは思えない、濃厚でコクのある味が楽しめますよ。
(一部情報元:フジテレビ「バイキング」超お手軽!マジックレシピ 2016年5月26日放映)
材料
カツオ刺身用 | 1/2サク(180g) |
アボカド | 1個 |
醤油 | 大さじ3と1/2 |
砂糖 | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 大さじ1 |
コチュジャン | 小さじ2 |
味噌 | 小さじ1 |
おろしニンニク | 小さじ1 |
ご飯 | どんぶり2杯分(600g) |
大葉 | 5枚 |
ニンニク | 1かけ(10g) |
サラダ油 | 大さじ1 |
卵 | 2個 |
水 | 大さじ8 |
白ゴマ | 大さじ1 |
刻み海苔 | 適量 |
乾燥ワカメ | 3g |
白ネギ | 5センチ(20g) |
ゴマ油 | 小さじ1 |
水 | 2と1/2カップ |
鶏ガラスープの素 | 大さじ1 |
白ゴマ | 適量 |
作り方
- 【カツオとアボカドの漬けを作る】カツオは2センチ角に切る。アボカドは、半分に切ってタネと皮を取り、2センチ角に切る。
漬けだれの材料すべてをよく混ぜ、カツオとアボカドを浸し、冷蔵庫で15分ほど寝かせる。 - 【ご飯を作る】大葉を細切りにしてご飯に混ぜる。
- 【半熟卵を作る】小さめの耐熱ボールに卵を1個割り入れ、竹串で卵黄に3か所穴を開ける。卵全体がかぶるくらいの量の水(大さじ4程度)を加え、ラップをせずに電子レンジ(600w)で40~50秒加熱する。(白身が白くなり、黄身はとろとろの状態になるまで、様子を見ながら加熱する。)
茶こしなどの目の細かいザルに上げ、ザルごと水に浸して2分ほど冷やし、水気を切る。
もう1個の卵も、同様に調理する。 - 【フライドガーリックを作る】ニンニクを薄切りにし、ニンニクの芯を竹串で取り除く。
小さめの耐熱容器にニンニクとサラダ油を入れ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で2~3分加熱する。 - 【わかめスープを作る】ワカメは水で戻し、白ネギは斜め薄切りにする。
水気を絞ったワカメ・白ネギ・ゴマ油を小鍋に入れ、中火で1分ほど炒める。
鶏ガラスープの素・水・白ゴマを加え、ひと煮立ちさせる。 - 【盛り付けをする】どんぶりに2のご飯を盛り、その上にカツオとアボカドをのせ、残った漬けだれを適量回しかける。
半熟卵をのせ、刻み海苔・白ゴマをトッピングする。好みでフライドガーリックを散らす。
わかめスープを器に注いで添えたらできあがり。
調理に際して、注意する点が1つあります。
それは、半熟卵の作り方。
半熟卵を電子レンジで作る時には、レシピ通りに卵全体がかぶるくらいの水を入れ、竹串で卵黄に穴をあけないと、爆発することがあります。
また卵2個を同時に加熱すると、加熱にムラができてしまうので、レシピ通りに1個ずつ加熱しましょう。
写真をもとにレシピを説明します。

まず、カツオとアボカドの漬けを作ります。
カツオは2センチ角に切ります。
そして、アボカドは半分に切ってタネと皮を取り、2センチ角に切ります。
韓国風漬けだれの材料すべてをよく混ぜ、カツオとアボカドをその中に浸し、冷蔵庫で15分ほど寝かせます。
次に、ご飯を作ります。
細切りにした大葉を、ご飯に混ぜたら完成です。

続いて、電子レンジで半熟卵を作ります。
上の写真くらいの小さめの耐熱ボールに、卵を1個割り入れ、竹串で卵黄に3か所穴を開けます。

そして卵全体がかぶるくらいの量の水(大さじ4程度)を加え、ラップをせずに電子レンジ(600w)で40~50秒加熱します。
上の写真のように、黄身はとろとろの状態で白身が白くなるまで、様子を見ながら加熱します。

半熟卵ができたら、茶こしなどの目が細かいザルに上げ、ザルごと水に漬け、2分ほど冷やします。
粗熱が取れたら、水気を切っておきます。

今度は、フライドガーリックを作ります。
ニンニクを薄切りにして、上の写真のようにニンニクの芯を竹串で取り除きます。

次に、ニンニクを小さめの耐熱容器に入れ、サラダ油を注ぎます。
ニンニクが、サラダ油に完全に漬かるようにします。
そして、ラップをせずに電子レンジ(600w)で2~3分加熱します。

できあがりは、きれいなキツネ色で、食感もカリカリに仕上がります。

最後に「わかめスープ」を作ります。
ワカメは水で戻し、水気を絞ります。白ネギは、斜め薄切りにします。
次にワカメ・白ネギ・ゴマ油を小鍋に入れ、中火で1分ほど炒めます。
藤原さんによると、ワカメをあらかじめ炒めておくと、色が鮮やかになり、色落ちしにくくなります。
ワカメを炒めたら、鶏ガラスープの素・水・白ゴマを加え、ひと煮立ちさせたら完成です。

ご飯をどんぶりに盛り、その上にカツオとアボカドの漬けをのせます。
その上から、残った漬けだれを適量回しかけます。
そして、半熟卵をのせ、刻み海苔と白ゴマをトッピングします。
好みでフライドガーリックを散らします。
わかめスープを添えた完成です。

「かつおの漬け丼」は、濃厚でコクがあります。
コチュジャンと味噌を使った深みのある甘めの味付けに、クリーミーなアボカドと、とろとろの半熟卵が加わり、漬け丼とは思えないコクのある味に仕上がります。
カツオの刺身が苦手な人でも、これだったら美味しく食べられると思いますよ。
また、「わかめスープ」はあっさりしていて、塩気が控えめです。
濃厚な漬け丼とよく合います。
フライドガーリックは、電子レンジで数分加熱しただけですが、ちゃんとカリカリっとした食感に仕上がります。
少量使いたい場合でもすぐにきれいに作れるので、このレシピを覚えておくと便利です。
ちなみに、フライドガーリックを漬け丼に散らすと、料理の印象がガラッと変わります。
漬け丼らしからぬ、パンチの効いた味が楽しめますよ。