
パンの代わりに棒寒天を使ったフレンチトーストを2品ご紹介します。
2品とも、ダイエットにぴったりのレシピになっています。
1品めは、管理栄養士の豊田愛魅さんが考案した「フレンチトースト」です。
このフレンチトーストは、食べても太らない低カロリーなフレンチトーストとして、テレビで話題になりました。
棒寒天のカロリーは0kcalなんです。
また、カロリーの面だけではなく、低糖質というメリットもあります。
ごく普通のフレンチトーストの糖質は47.5g(食パン1枚分)ですが、食パンを棒寒天で代用すると、糖質の量はたったの3.2g。
しかも、寒天には食物繊維がたっぷり含まれているので、お腹にも優しいです。
2品めは、管理栄養士の麻生れいみさんが考案した「棒寒天フレンチトースト風」です。
この棒寒天フレンチトーストも、低カロリーかつ低糖質です。
こちらは、ラカントという甘味料を使って甘みを付けるのが特徴です。
麻生さんによると、ラカントは、甘みは砂糖と同じなのに、脂肪になりにくく、血糖値を上げにくいという特徴があるそうです。
お味の方は、この棒寒天フレンチトーストの方が甘みがしっかりめ。
ラカントを使うと、甘みを少し効かせつつ、ダイエットにぴったりのフレンチトーストが作れます。
(一部情報元:フジテレビ「バイキング」健康的に痩せる!失敗しないダイエットSP 2016年6月1日放映、フジテレビ「梅沢富美男のズバッと聞きます!SP(梅ズバ)」2018年11月7日放映)
棒寒天フレンチトースト甘さ控えめ

まずご紹介するのは、管理栄養士の豊田愛魅さんが考案した「棒寒天フレンチトースト」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
材料
棒寒天 | 2本 |
卵 | 1個 |
牛乳 | 200cc |
砂糖(甜菜糖) | 大さじ1 |
オリーブオイルとバター | 適量 |
作り方
- 卵をボールに入れて溶きほぐし、牛乳・砂糖を混ぜる。
- 棒寒天を2等分し、1に浸し、寒天がしんなりするまで20~30分ほど冷蔵庫で寝かせる。
- 温めたフライパンにオリーブオイルとバターを引き、2をこんがりと焼いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

まず、卵(1個)をボールに入れて溶きほぐし、牛乳(200cc)と砂糖(大さじ1)を混ぜます。

次に、棒寒天(2本)を半分に切り、卵液に浸します。

そして、寒天がしんなりするまで、20~30分ほど冷蔵庫で寝かせます。
ちなみに、寝かせた後も、卵液は少し残ります。

続いて、温めたフライパンにオリーブオイル(適量)とバター(適量)を引き、寒天を並べます。
残った卵液も、一緒に回しかけて焼くといいですよ。

寒天の両面をこんがりと焼いたら完成です。
焼いている間に寒天が溶けるので、できあがりはひとまわり小さくなります。

お味の方は、かなり甘さ控えめです。
パンで作った甘みたっぷりのフレンチトーストの味には、正直負けます。
でも、出来たてのとろっとした口当たりが、けっこういいです。
このフレンチトーストのとろとろ感は、寒天が溶けたことによるものなので、ごく普通のフレンチトーストのとろっとした感じとはちょっと違います。
その食感が独特で、とてもおもしろいです。
ただ、冷めると寒天が固まるので、できたてのとろっとした食感はどんどん失われ、終いにはかたくなってしまいます。
ですから、できあがったらすぐに食べるのがおすすめです。
食物繊維が豊富な棒寒天をつかった、満腹感のあるフレンチトーストなので、ダイエットにはぴったりだと思います。
ところで、この棒寒天フレンチトーストは、もう少し甘みがあると、満足度がかなりアップします。
次に、ダイエットメニューでありながらも、甘みがもう少ししっかり出せる、棒寒天フレンチトーストのレシピを紹介します。
棒寒天フレンチトースト甘さしっかりめ

次にご紹介するのは、管理栄養士の麻生れいみさんが考案した「棒寒天フレンチトースト風」のレシピです。
このフレンチトーストは、ロカボダイエット(糖質制限ダイエット)向けのメニューとして開発されました。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
材料
棒寒天 | 2本 |
卵 | 2個 |
豆乳 | 100cc |
ラカント ※ | 適量 |
バター | 10g |
- 天然の植物「羅漢果」の実のエキスを抽出して作った甘味料の商品名。詳しくは下の文中参照。
作り方
- 卵と豆乳とラカントをボールに入れ、泡立て器でよく混ぜ、棒寒天を浸す。
- フライパンにバターを引き、1を並べ、両面に焦げ目が付くまで焼いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

このフレンチトーストは、砂糖やはちみつなどの代わりに、ラカント(写真中央)という甘味料を使います。
ラカントは、天然の植物「羅漢果」の実のエキスを抽出して作ります。
麻生さんによると、羅漢果で作った甘味料は、甘みは砂糖と同じなのに、脂肪になりにくく、血糖値を上げにくいという特徴があるそうです。
ラカントには、粉末タイプと液状タイプがあり、てんさい糖のような優しい風味があります。
また、砂糖と同じ量で同じくらいの甘みが出せるので、とても使いやすいです。

まず、卵(2個)と豆乳(100cc)とラカント(適量)をよく混ぜ、棒寒天を浸します。
レシピに詳しい説明はありませんが、棒寒天が卵液を吸って柔らかくなるまでには、少し時間がかかるので、このまましばらく置くといいです。
冒頭で紹介したレシピのように、たまにひっくり返しながら、20〜30分置くのがおすすめです。

次に、フライパンにバター(10g)を引き、棒寒天を並べます。

両面に焦げ目が付くまで焼いたら完成です。

このフレンチトーストも、先に紹介した豊田さんのフレンチトーストと同じく、できたてはとろっとした独特の食感が楽しめます。
そして、冷めるとすぐに固くなる点も同じです。
ただ、こちらの方が卵を多めに使っている分、先のレシピよりも少しだけ固くなりにくいです。
甘みについては、こちらの方が満足感を得やすいと思います。
甘味料にラカントを使うので、砂糖よりも安心して多めに入れられます。
棒寒天フレンチトーストでダイエット
ダイエット中に甘いものが食べたくなったら、一般的には、フレンチトーストはまず真っ先にNGなメニューです。
なぜなら、ごく普通のフレンチトーストは、糖質もカロリーも高いから。
でも、今回紹介した2品だったら、カロリーを抑えられますし、また、糖質も普通のフレンチトーストの1/14以下に抑えられるので、安心して食べられます。
お好みで作ってみてください。