
サイゲン大介こと、お笑いコンビ うしろシティの阿諏訪泰義(あすわたいぎ)さんの人気レシピをご紹介します。
私はサイゲンさんのお料理をテレビで話題になる度によく作ります。
日本テレビの番組「あのニュースで得する人損する人」によると、サイゲンさんは元プロの料理人で、料理を味見するだけでその味を忠実に再現する「神の舌」をお持ちとか。
そんなサイゲンさんが手がけるのは、名店の料理の再現レシピが多いのですが、正直なところ私は「神の舌」というのはかなり大げさで(バラエティー番組なので、大げさくらいが面白いですね!)、どれも本物そっくりとは言い難いと思っています。
でもそれと同時に、サイゲンさんのお料理は素直に美味しいので、名店の味を忠実に再現出来なくても、家庭料理にいかせると感じます。

このカレーのように本物以上の味に仕上がるレシピもあります。
さて、前置きが長くなりましたが、この記事のレシピは時系列で並んでいます。
詳細は、それぞれのリンク先をご覧ください。
(一部情報元:日本テレビ「得する人損する人」)
油淋鶏ふりかけ
オーブントースターを使って5分で作れます。
中華ドレッシングのほのかな酸味とネギの辛み、そしてせんべいのカリカリ感がよく合う、油淋鶏風のふりかけです。
残ったせんべいの変わった食べ方としておすすめです。
エビフライふりかけ
オーブントースターを使って4分で作れます。
かっぱえびせんの香ばしさとサクサク感がアクセントになった、エビフライ風味のふりかけです。
お味の方は少し甘めです。
子供が喜びそうな味ではありますが、全体的に少しぼんやりとした感じなので、ネギなどの薬味を添えたり、また唐辛子のような辛さをプラスしても良いと思います。
味付けはいくらでもアレンジが効きます。
冷凍チャーハンのアレンジ
「格上げチャーハン」
冷凍チャーハンのちょい足しレシピです。
サイゲンさんによると、チャーハンにメープルシロップを混ぜるだけで、高級店の味が再現できるとのこと。
メープルシロップが焦げることで、強火で炒めた時の香ばしさが加わるそうです。
実際に試してみました。
冷凍チャーハンにメープルシロップを混ぜてチンすると、ほのかな甘みとコクが加わり、味に深みが出ます。
そしてその味が、「強火で炒めた時の香ばしさ」に少し似ているかもしれないと感じました。
ただメープルシロップ特有のクセも少し残るので、好みによっては、そのままのチャーハンの方がさっぱりしていて美味しいという方もいると思います。
メープルシロップを加えて不味くなることはありませんし、簡単ですから、冷凍チャーハンを食べる時に試してみてください。
冷凍食品ではない普通のチャーハンの隠し味としても使えると思います。
カニクリームコロッケ
その名の通り揚げずに作るコロッケで、オーブントースターで焼き上げます。
このコロッケは食感がとても良く、カニの風味がしっかりしています。
最も印象的なのは、食感のコントラストが効いていること。
クラッカーで作った衣はサクサクとした軽い食感で、中身の少し柔らかめのタネは、カニカマの弾力のある歯応えと牛乳で柔らかくなった食パンのトロっとした舌触りがとてもいいです。
またコロッケの味のベースになっているのはカニカマですが、味に深みを出す工夫をしているので食べ飽きません。
ちなみにそのひと工夫に使っている食材は、冷凍枝豆とあたりめ。
面白いレシピになっています。
海鮮チヂミ
このチヂミは、コンビニのお弁当コーナーなどで売られている「冷やし中華」をもとに作ります。
「冷やし中華」の具材と麺を一緒にビニール袋に入れ、よく揉んで潰し、チヂミの生地にします。
モチモチっとした食感が際立った斬新なチヂミが、わずか10分で作れます。
キッシュ
パイ生地をサンドイッチ用のパンで作り、オーブントースターで焼き上げます。
バターをたっぷり練り込んだ本物の生地のようなコク味はありませんが、カリっとした軽い食感で、中身はとろっとしていて濃厚です。
食べ応えがあって美味しいです。
ニョッキ
ニョッキとは、ジャガイモと小麦粉で作るパスタの一種ですが、サイゲン流ニョッキは、ジャガイモも代わりにポテトサラダを使い、調理時間を短縮します。
包丁は一切使わず、たったの10分で作れます。

ちなみにサイゲンさんのニョッキと一緒に話題になった、イタリアンの加藤政行シェフが考案した「本格リゾット」も、リンク先で紹介しました。
たったの5分でできる、梅おにぎりを使ったリゾットです。
見た目はおやきのようですが、おにぎりを平たくして焼くことで、リゾットのような歯応え(アルデンテ)を出していることから、「本格リゾット」というメニュー名がついています。
情報元のテレビ番組では、サイゲンさんのニョッキよりも加藤シェフのリゾットの方が、「主婦がマネしたい料理」として高評価でした。
2品をくらべた私の感想は、加藤シェフのリゾットの方が、味に幅があり、調理も簡単です。
サイゲンさんのニョッキは、濃厚な味わいでモチモチっとしていて女子にウケそうですが、味がのっぺりとしているので、少し飽きます。
ハンバーグ
ハンバーグの名店「ミート矢澤」の再現レシピです。
高級黒毛和牛を使った同店の人気ハンバーグを、安い外国産のひき肉で作ります。
考案者のサイゲン大介さんは、ご自身のハンバーグについて、「本物とくらべると、肉の甘みや弾力がまったくかなわない」とおっしゃっています。
私も実際に作ってみて、ミート矢澤の全くクセのない上品な味を再現するのは難しいと思いました。
でもサイゲンさんのハンバーグは、安いひき肉で作ったとは思えない本格的な味に仕上るので、家庭料理のレシピとしては超おすすめです。
ほろほろっと砕けるような柔らかさと、複雑な旨味を合わせ持った、美味しいハンバーグです。
ビスク鍋
ビスクとは、エビなどの甲殻類の旨味を抽出したフランスのスープのこと。
サイゲン流ビスク風鍋は、煮込み時間がたったの10分です。
エビの旨味が凝縮されたスープは、香りが高く、こってりとしたコク味があります。
パーティーにぴったりのリッチな鍋料理です。
ガレット
フランスのブリュターニュ地方の名物料理「ガレット」は、そば粉で作ったクレープのことですが、「サイゲン流ガレット」は、そば粉の代わりに茹でたそばを使います。
茹でたそばを潰し、クレープ状の平たい生地を作ります。
ちなみにそばは、コンビニのお弁当コーナーで売られている「とろろそばセット」のそばを使い、それに添付されている温泉卵やとろろを具材としていかします。
ガレット生地の香ばしさとカリッとした食感、そして口当たりのとろっとした具材が絶妙にマッチした、ちょっぴり和風テイストの美味しいガレットが出来ます。