おうち料理研究家のみきママが考案した「ナシゴレン」と「チキンサテ」のレシピをご紹介します。
「チキンサテ」というお料理にあまり馴染みがない方も多いと思います。
チキンサテとは、簡単に言うとインドネシア版の焼き鳥のことです。
インドネシア語でsate ayam(サテ アヤム)。
sateが串焼きで、ayamが鶏を意味します。
さて、今回ご紹介する「ナシゴレン」と「チキンサテ」は、どちらも特別な食材を用意しなくても、普通のスーパーにあるものだけで作れます。
「ナシゴレン」は、ナンプラーの代わりにイカの塩辛を、そしてサンバルというチリソースの代わりにタバスコを使って、本場インドネシアの味に近づけます。
そして「チキンサテ」は、ピーナッツバターの代わりにゴマドレッシングを使ってコクを出します。
調理時間は、両方合わせて25分。
1人分244円程度で作れます。
(一部情報元:TV「バイキング」坂上忍とみきママの超お手軽!マジックレシピ 2016年6月15日放映)
ナシゴレン&チキンサテの作り方
みきママの「ナシゴレンとチキンサテ」のレシピです。
なおレシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
鶏もも肉 | 1枚(270g) |
キュウリ | 1本 |
塩 | 小さじ1/4 |
ごまドレッシング | 大さじ2 |
カレー粉 | 大さじ1 |
水 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 |
白すりごま | 大さじ5 |
玉ネギ | 1/2個(100g) |
ピーマン | 2個(70g) |
イカの塩辛 | 60g |
おろしニンニク | 大さじ1 |
タバスコ | 大さじ1/2 |
ケチャップ | 大さじ3 |
顆粒鶏ガラスープの素 | 小さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
温かいご飯 | どんぶり2杯分(600g) |
卵 | 2個 |
サラダ油 | 小さじ1 |
トマト | 1/2個 |
レタス | 4枚 |
- 鶏もも肉は12等分する。キュウリは輪切りにし、1本を12等分する。
玉ネギは1センチの角切りにし、ピーマンは2センチの角切りにする。トマトはくし切りにして4等分する。 - 【チキンサテを作る】鶏肉に塩を揉み込み、フライパンに鶏肉とキュウリを並べ、油を加えずに強火にかける。
フライパンが温まったら中火にし、両面に焼き色がつくまで6分ほど焼く。(焼いている間に、余分な脂をキッチンペーパーで拭き取る。)
ごまドレッシング・カレー粉・水・砂糖を加え、汁気がなくなるまで炒める。
鶏肉3個とキュウリ3個を交互に竹串に刺し、これを合計4本作り、表面に白すりごまをたっぷりまぶす。 - 【ナシゴレンを作る】2のフライパンの汚れをきれいにして、サラダ油を入れて強火かけ、玉ネギ・イカの塩辛・おろしニンニク・タバスコ・ケチャップ・顆粒鶏ガラスープの素を加え、かき混ぜながら2分ほど炒める。
水分が飛んだらアツアツのご飯を加え、ほぐしながら炒め合わせる。
最後にピーマンを加え、水分を飛ばすように2分ほど炒める。 - 【目玉焼きを作る】別のフライパンにサラダ油を引き、卵を割り入れて目玉焼き作る。
- 【盛り付け】ナシゴレンを皿に盛り、その上に目玉焼きをのせる。チキンサテとトマトとレタスを添えたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
ナシゴレン&チキンサテを作ってみた
【工程1】
まず食材を切ります。
鶏もも肉は12等分し、キュウリは輪切りにし、1本を12等分します。
そして玉ネギは1センチの角切りに、ピーマンは2センチの角切りにします。
トマトはくし切りにして、4等分します。
【工程2】
次にチキンサテを作ります。
鶏肉に塩を揉み込み、フライパンに鶏肉とキュウリを並べ、油を加えずにフライパンを強火にかけます。
フライパンが温まったら(パチパチと音がしてきたら)中火にし、両面に焼き色がつくまで6分ほど焼きます。
焼いている間に、余分な脂をキッチンペーパーで拭き取ります。
みきママによると、ここでしっかり脂を取っておくと、後でタレが絡みやすくなるそうです。
6分焼いたら、ごまドレッシング・カレー粉・水・砂糖を加え、汁気がなくなるまで炒めます。
鶏肉とキュウリが焼けたら、鶏肉3個とキュウリ3個を交互に竹串に刺し、これを合計4本作ります。
そして表面に、白すりごまをたっぷりまぶします。
【工程3】
続いて、ナシゴレンを作ります。
チキンサテを焼いたフライパンをきれいにして、サラダ油を入れて強火にかけ、玉ネギ・イカの塩辛・ケチャップ・顆粒鶏ガラスープの素を加え、かき混ぜながら2分ほど炒めます。
水分が飛んだらアツアツのご飯を加え、ほぐしながら炒め合わせます。
最後にピーマンを加え、水分を飛ばすように2分ほど炒めます。
【工程4】
ナシゴレンを作っている間に、目玉焼きを作ります。
別のフライパンにサラダ油を引き、卵を割り入れ、普通に目玉焼きを焼きます。
【工程5】
ナシゴレンを皿に盛り、その上に目玉焼きをのせます。
チキンサテとトマトとレタスを添えたらできあがり。
ナシゴレンは、ナンプラーの代わりにイカの塩辛を、そしてサンバルというチリソースの代わりにタバスコを使っています。
またチキンサテは、ピーナッツバターの代わりに、ゴマドレッシングのコクを活かしています。
本場の料理とはまったく違う食材を使っていますが、出来上がりはそれらが上手く馴染み、本格的な味に仕上がります。
チキンサテは甘すぎず、ゴマドレッシングとすりゴマというゴマのダブル使いが効果的で、味に深みがあります。
すりゴマのパフパフとした食感が、変わっていて面白いです。
またナシゴレンは、塩辛の味は全然しません。
タバスコの辛さを少し効かせた味付けで、甘すぎず、さっぱりとした中に魚介の旨味が感じられ、とても美味しいですよ。