
おうち料理研究家のみきママが考案した、ドリアのレシピをご紹介します。
「ミラノ風ドリア」です。
ひき肉の代わりに高野豆腐を使った「ミートソース」と、サフランの代わりにターメリックを使った「サフラン風ライス」、そしてチーズをたっぷり加えた「ホワイトソース」を組み合わせた、見た目もおしゃれなドリアです。
ホワイトソースは、電子レンジで作ります。
なおこのドリアは、ホットプレートで作るレシピになっていますが、フライパンでも作れます。
私は、フライパンで作りました。
調理時間は25分。
材料費は1人前168円程度です。
(一部情報元:TV「バイキング」坂上忍とみきママの超お手軽!マジックレシピ 2016年7月4日放映)
ミラノ風ドリアの作り方

「ミラノ風ドリア」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
◎高野豆腐 | 3枚(50g) |
◎薄力粉 | 大さじ4 |
◎水 | 大さじ2 |
◎塩・コショウ | 各小さじ1/2 |
サラダ油 | 大さじ2 |
玉ネギ | 1個(200g) |
赤パプリカ | 1個(200g) |
トマト | 中3個(400g) |
ブドウジュース | 大さじ3 |
◯おろしニンニク | 小さじ1 |
◯顆粒コンソメ | 大さじ1 |
◯ケチャップ | 大さじ5と1/2 |
◯中濃ソース | 大さじ4 |
◯ナツメグ | 3ふり |
薄力粉 | 大さじ5 |
バター | 50g |
牛乳 | 500cc |
顆粒コンソメ | 小さじ1 |
塩 | 小さじ1/4 |
ナツメグ | 3ふり |
温かいご飯 | 3合分(約1kg) |
ターメリック | 大さじ1/2 |
ピザ用チーズ | 200g |
パセリみじん切り | 大さじ1 |
- 【野菜を切る】トマトは3センチの角切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。パプリカは2センチの乱切りにする。
ホットプレートを250度に温めておく。 - 【高野豆腐でひき肉を作る】高野豆腐は5分ほど水に浸して戻し、水気を絞ってみじん切りにする。◎の材料すべてを混ぜる。
ホットプレートにサラダ油・玉ネギ・高野豆腐を入れ、ヘラで水分を飛ばすように混ぜながら、そぼろ状になるまで5分ほど炒める。 - 【ミートソースを作る】2にパプリカ・トマト・ブドウジュース・◯の材料すべてを加え、フタをせずに水分を飛ばすようにヘラで混ぜながら、8分ほど炒める。
- 【ホワイトソースを作る】薄力粉とバターを耐熱ボールに入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分加熱する。
バターが溶けたら泡立て器でよく混ぜながら、牛乳を少しずつ加える。
顆粒コンソメ・塩・ナツメグも加え、ラップをせずに電子レンジ(600W)で5分加熱する。加熱の途中で3回取り出し、泡立て器でその都度よく混ぜる。 - 【カリカリチーズを作る】クッキングシートにピザ用チーズ(50g)を広げ、電子レンジ(600W)で3~5分ほど、全体がキツネ色になるまで加熱する。5分ほど置いて粗熱を取る。
- 【サフラン風ライスを作る】ご飯にターメリックを2回に分けて加え、よく混ぜる。
- 【盛り付け】3のミートソースをホットプレートの周囲に寄せ、真ん中に6(サフラン風ライス)を30×20センチの長方形になるようにのせる。
サフラン風ライスの上にミートソースをのせ、そのまわりに4(ホワイトソース)を回しかける。
ホワイトソースの上に残りのピザ用チーズ(150g)を散らし、フタをして2分加熱してチーズを溶かす。
ミートソースの上にパセリを散らし、5(カリカリチーズ)をさしたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
ミラノ風ドリアの作り方
【工程1】
まず野菜を切ります。
トマトは3センチ角に、玉ネギはみじん切りに、パプリカは2センチの乱切りにします。
そしてホットプレートで作る場合は、この段階で250度に温めておきます。

【工程2】
次に、高野豆腐でひき肉を作ります。
高野豆腐は水で戻し、水気をしっかり絞ります。
そしてみじん切りにし、◎の材料すべて(高野豆腐・薄力粉・水・塩・コショウ)をよく混ぜます。
高野豆腐は、薄力粉と水をまぶしてコーティングすると、水分を含まなくなり、炒めるとポロポロしたひき肉のようになります。
※写真はすべてレシピの半量(2人分)で作っており、ホットプレートの代わりにフライパン(26センチ)を使っていますが、今後のレシピの説明は、すべてレシピ通りに行います。

そしてホットプレートにサラダ油・玉ネギ・高野豆腐を入れ、ヘラで水分を飛ばすように混ぜながら、そぼろ状になるまで5分ほど炒めます。

【工程3】
次に、ミートソースを作ります。
炒めた高野豆腐にパプリカ・トマト・ブドウジュース・◯の材料すべて(おろしニンニク・顆粒コンソメ・ケチャップ・中濃ソース・ナツメグ)を加え、フタをせずに水分を飛ばすようにヘラで混ぜながら、8分ほど炒めます。
風味づけの赤ワインの代わりにブドウジュースを使い、子供も食べやすい、甘みのあるミートソースに仕上げます。

【工程4】
続いて、電子レンジでホワイトソースを作ります。
まず薄力粉とバターを耐熱ボールに入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分加熱します。

バターが溶けたら泡立て器でよく混ぜながら、牛乳を少しずつ加えます。
牛乳をすべて入れたら、顆粒コンソメ・塩・ナツメグも加え、ラップをせずに電子レンジ(600W)で5分加熱します。
なお加熱中に固まりのムラが出来やすいので、加熱の途中で3回ほど取り出し、泡立て器でその都度よく混ぜます。

【工程5】
今度はトッピング用のカリカリチーズを作ります。
クッキングシートにピザ用チーズ(50g)を広げ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で3~5分ほど、全体がキツネ色になるまで加熱します。
アツアツを取り出したら、粗熱を取るために5分ほど置きます。

【工程6】
次に、サフラン風ライスを作ります。
ご飯にターメリックを2回に分けて加え、よく混ぜるだけです。

【工程7】
最後に盛りつけをします。
ホットプレートの上のミートソースを周囲に寄せ、真ん中にサフラン風ライスを、30×20センチの長方形になるようにのせます。

次に、サフラン風ライスの上に、ミートソースをのせます。

続いて、ミートソースのまわりに、ホワイトソースを回しかけます。
そしてホワイトソースの上に残りのピザ用チーズ(150g)を散らし、フタをして2分加熱してチーズを溶かします。

ミートソースの上にパセリを散らし、適当な大きさに折ったカリカリチーズをさしたらできあがり。
見た目もおしゃれなドリアが出来上がります。

ミートソースの味は、ひき肉で作ったものとくらべてあっさりしていますが、高野豆腐の食感は、ひき肉そのものと言って良いと思います。本物そっくりです。
ぶどうジュースやトマトケチャップで甘みを出しつつも、トマトの酸味もはっきりと感じられ、またパプリカの食感も良いので、このミートソースは食べ応えがあります。

またチーズをたっぷり加えたホワイトソースは、とろっとした食感が強く、味は濃厚でコクがあります。
そしてサフラン風ライスは、このように個性的でインパクトが強いホワイトソースとミートソースを、うまく繋げています。
サフラン風ライスは、ターメリックのほのかな甘みを感じる優しい味付けです。
お肉はまったく使っていませんが、十分満足できる、美味しいドリアが出来ますよ。