ステーキのレシピ。安い牛肉を高級和牛に変える裏ワザ。

ステーキの焼き方

サイゲン大介こと、お笑い芸人うしろシティの阿諏訪泰義(あすわたいぎ)さんが考案した、ステーキのレシピをご紹介します。

サイゲンさんによると、ステーキは、炭酸水・コーヒーミルク・牛脂を使うと、柔らかく風味豊かに仕上がります。

ステーキを焼く前に、炭酸水とコーヒーミルクで肉を柔らかくし、牛脂を塗ります。

たったこれだけの手間で、安い外国産のステーキ肉も、高級和牛のような味わいに変わるそうですよ。

ちなみにサイゲンさんは元プロの料理人で、料理本「うしろシティ 料理男子と裁縫男子」も執筆しています。

(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」坂上忍の得ワザ 2016年月日放映)

ステーキの焼き方

ステーキのレシピ

安い牛肉で美味しいステーキを焼くレシピです。

材料【1枚分】
外国産ステーキ肉 1枚
炭酸水 適量
コーヒーミルク 1個
牛脂(※) 2~3個
塩・コショウ 適量

※国産牛の牛脂を使用。

焼き方
  1. ステーキ肉の脂身の部分を切り落とし、包丁で肉の両面に、1センチ間隔で切れ目を入れる。
  2. 1をバットに入れ、肉が完全に漬かるくらいの炭酸水を注ぎ、20分ほど置く。
  3. 2の水気をキッチンペーパーで軽く拭き取り、コーヒーミルクをかける。
  4. 牛脂を耐熱皿にのせ、ラップをせずに電子レンジ(500w)で1分30秒加熱する。
    溶けた牛脂(小さじ2)を肉に塗り、常温に20分置く。
  5. 温めたフライパンに4で残った牛脂を引き、肉に牛脂を塗りながら焼く。
    塩・コショウをしたら出来上がり。

簡単にレシピを解説します。

調理のポイントは5つあります。

1つは、包丁で肉に切れ目をたくさん入れることで、繊維を断ち切ること。
肉が柔らかくなり、牛脂がよく染みこむため、霜降り状態を再現出来ます。

2つめは、肉を炭酸水に浸けること。
炭酸水に含まれる炭酸水素ナトリウムが、肉のタンパク質を分解するので、焼いても硬くなりにくくなります。

3つめは、コーヒーミルクで肉をコーティングすること。
コーヒーミルクには植物性の油脂が含まれているので、焼く時に水分が出るのを防ぎ、柔らかさを保つことが出来ます。

4つめは、肉に国産牛の牛脂を塗ること。
国産牛の牛脂を肉に染み込ませると、和牛独特の甘さと香りのもとである「和牛香」と呼ばれる香り成分を肉に移すことができるため、風味豊かなステーキに仕上がります。
なお外国産の牛脂は香りが弱いので、国産のものを使用します。

5つめは、塩・コショウを焼き上がった後にすること。
焼く前に塩・コショウをすると、肉から水分が出て、硬い仕上がりになってしまいます。

以上5つのポイントをおさえると、安い牛肉でも、高級和牛を使ったかのような、柔らかくてジューシーなステーキが焼けるそうですよ。

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