
料理研究家のMICHIKOさんが考案した、ミニトマトを使った「トマト味噌」のレシピをご紹介します。
「トマト味噌」とは、トマトと味噌の旨味をいかした万能調味料のこと。
野菜・肉・魚など何にでも合い、減塩しても美味しい料理が作れます。
トマト味噌の基本の作り方をはじめ、トマト味噌を使った料理2品のレシピもお伝えします。「さばのトマト味噌煮」と「くずし豆腐のトマト味噌味」です。
またMICHIKOさんのレシピと合わせて、トマトケチャップを使った「トマト味噌」のレシピ2品もお伝えします。
(一部情報元:TBSテレビ「あさチャン!」2016年9月29日放映)
トマト味噌の作り方

まずご紹介するのは、ミニトマトを使った「トマト味噌」の作り方です。
同じトマトでも、味の濃いミニトマトを使うと、美味しい「トマト味噌」が作れるそうです。
ミニトマト | 100g |
味噌 | 100g |
ショウガ | 1/2片 |
みりん | 大さじ1/2 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
- トマトは4つ切りにする。ショウガはみじん切りにする。
- 温めたフライパンにサラダ油を引き、ショウガを炒めて香りを出す。
トマトとみりんを加えて炒める。
トマトの形が崩れてきたら味噌を加え、香りが立つまで炒めたらできあがり。
味噌とトマトは、1対1で使用します。
ショウガのピリッとした辛さがアクセントになったトマト味噌が出来ます。
ところどころに残ったトマトが新鮮で、味と食感に奥行きを感じます。
ところでこの「トマト味噌」は、普通の味噌と同じように使えます。
料理に使う量も、普段の味噌と同じでOK。
トマトには旨味成分の「グルタミン酸」が豊富に含まれているため、少しの塩気でも、美味しい料理が作れるそうです。
ちなみにトマト味噌(大さじ1)の塩分量は、およそ1.2g。味噌のおよそ半分です。
次にトマト味噌を使った料理2品をご紹介します。
トマト味噌の使い方
次にトマト味噌を使った、減塩にもなる料理2品をご紹介します。
「さばのトマト味噌煮」と「くずし豆腐のトマト味噌味」です。
さばのトマト味噌煮の作り方

「さばのトマト味噌煮」のレシピです。
砂糖や酒は使いません。トマト味噌だけで味付けします。
サバ | 2切れ |
トマト味噌 | 大さじ3 |
水 | 2/3カップ |
- トマト味噌と水を鍋に入れ、沸騰させる。
皮目に十字の切れ目を入れたサバを並べ、サバに煮汁をかけながら、さっと煮る。 - キッチンペーパーをサバにぴったりかぶせて落し蓋をし、サバに火を通したらできあがり。
出来上がったサバの味噌煮は、トマトの風味は殆ど分かりません。しっかり味のついた、旨味たっぷりのサバの味噌煮が出来ます。
でも、ごく一般的なサバの味噌煮とくらべると、およそ40%ほどの減塩になっているそうですよ。
くずし豆腐のトマト味噌味

次にご紹介するのは、「くずし豆腐のトマト味噌味」のレシピです。
木綿豆腐 | 1/2丁 |
トマト味噌 | 大さじ1と1/2 |
ミョウガ | 1個 |
小ネギ | 2本 |
白すりゴマ | 小さじ2 |
- ミョウガは薄い輪切りにする。小ネギは小口切りにする。
- 豆腐を崩し、材料すべてを和えたらできあがり。
このお料理は、1人分の塩分がわずか0.9g。
でもこちらも、物足りなさはまったく感じません。
薬味に使ったミョウガと小ネギに、トマト味噌のショウガと味噌の風味が加わり、お豆腐の味が引き立ちますよ。
ケチャップを使ったトマト味噌
最後にトマト味噌のレシピをあと2品ご紹介します。

ケチャップと味噌を同量使ったトマト味噌
こちらは、栄養士の小川聖子さんが考案したトマト味噌。
トマトの代わりにトマトケチャップを使うのが特徴で、トマトケチャップと味噌を1:1の割合で混ぜます。
ケチャップで作る「トマト味噌」は、生のトマトを使ったものと比べると、甘みが強くなる分、親しみやすい味と感じる方が多いようです。
リンク先では、トマト味噌を使った味噌汁と、生野菜に合わせるディップのレシピも紹介しています。
栄養士の小川聖子さんのレシピ

ケチャップ多めのトマト味噌
続いてご紹介するのは、栄養士で料理研究家の青木敦子さんが考案したトマト味噌です。
このトマト味噌も、トマトの代わりにトマトケチャップを使います。
ただし、先に紹介した小川さんのレシピよりも、トマトケチャップが多め。
トマトケチャップと味噌を2:1の割合で混ぜます。
青木さんによると、「トマト味噌」は、味噌汁などのスープや、回鍋肉の味付けに使うと美味しいそうです。
そうめんやパスタ、そしてラーメンなどの麺類にちょい足しするのもおすすめです。
栄養士で料理研究家の青木敦子さんのレシピ