ダルバートの食べ方。人気ネパールカレー店「ネパリコ(渋谷)」のおすすめ。

ダルバート

渋谷にある「ネパリコ」で、ネパール料理「ダルバート」をいただきました。
その際、お店の方に「ダルバート」の食べ方を教わりました。

「ネパリコ」は、食べログでも3.64(2014年8月17日現在)と高評価されている人気店です。

ネパリコの外観

「ネパリコ」は、JR渋谷駅西口から徒歩5分ほどのところにあります。


ネパリコの店内

伺ったのは休日でしたが14時頃だったため、それほど混んでいませんでした。
チベット仏教の旗「タルチョー」やネパールの民芸品が飾られている店内には、温かい雰囲気があります。


ネパリコのメニュー

ランチメニューには、ネパールの定食「ダルバート」が2種類(ベジとノンベジ)。
そして、ネパールカレーが数種類ありました。

私は連れとともに「ダルバート」のノンベジを注文しました。
今から10年以上前、私はネパールを旅行したことがあるのですが、「ダルバート」を食べるのはそれ以来です。


ダルバートとは

ノンベジのダルバート

これが「ダルバート ノンベジ(Aセット:930円)」。

私は、旅行目的でネパールに3週間ほど滞在したことがあるのですが、実はその間「ダルバート」をたった2回しか食べませんでした。
その後訪れたインドでは、インド版定食「ターリー」を毎日のように食べていたにも関わらず。

でも、決して「ダルバート」が美味しくなかったわけではありません。
当時ネパールには(今も?)、日本や欧米の料理が美味しいお店がたくさんあったので、そちらに夢中で。
特にポカラという湖が美しい観光地では、カツ丼などの日本食やチーズケーキなどのスイーツを毎日のように堪能していました。
今考えると、せっかくネパールに行ったんだから、「ダルバート」をもっと食べておけば良かったな。

そうそう、インド人がつくるカツ丼は、若干カレー味だったりしてどうしてもインド風になってしまうようでしたが、その点ネパール人は器用というか、真似るのが上手。
日本人が作ったのか?と思うほど完璧な日本料理を出してくれるお店が多かったんです。

お店によっては、わざわざ日本の米を栽培してそれを炊いて出すほどのこだわりよう。
これには驚きました。


ダルバートとは

さて、そんなわけで私は、3週間もネパールを旅したわりに「ダルバート」がどんなものなのかよく知りません。

そんな私に、「ダルバート」はどのような料理なのか、お店の方が説明してくれました。

「ダルバート」とは、「ダル(豆のスープ)」+「バート(ご飯)」。
ネパールのダルとバートは、日本で例えるとご飯とお味噌汁のような存在。
「ダルバート」は、それにカレー味のおかずがついた定食のような料理です。

ちなみに、「ダルバート」には、インドの「ターリー」のように、チャパティーみたいなパンがつくことはないようです。
あくまでも豆のスープとセットになるのはご飯です。


ダルバートの食べ方

ダルバートの食べ方

また、「ダルバート」の食べ方も教えていただきました。

こちらのお店の「ダルバート」には、「ダルスープ(豆のスープ)」とご飯の他に、2種のおかず(「チキンカレー」と「タルカリ(野菜のターメリック炒め)」)、そして「アツァール(漬物・辛みペースト)」がついてきます。
それらを次のようにしていただきます。

  1. まずはそれぞれの味を味わう。
  2. ご飯の上にダルスープ・タルカリ・カレーを少量ずつかけ、ごちゃ混ぜにして食べる。
  3. 辛さは、アツァールや卓上のチリペーストを混ぜて調節する。

それぞれを混ぜ合わせることにより、ダルバートの美味しさが増すそうです。


ダルバート

教えていただいたとおりに食べてみました。

たっぷりと盛られたご飯は、私たちに馴染みのある日本米を使用しているようです。

ご飯の左上が「タルカリ」。中央が「チキンカレー」。
その右が「ダルスープ」、中央にあるのが「アツァール」です。


ダルバートのタルカリ

「タルカリ」と呼ばれる野菜のターメリック炒めには、オクラ・ナス・ジャガイモが入っていました。
スパイシーな感じではなく、野菜の優しい甘さを感じます。
お腹に良さそう。


ダルバートのチキンカレー

「チキンカレー」は、この一皿の中では一番スパイシー。
酸味が効いているので、鶏肉がたくさん入っている割にはさっぱりしています。


ダルバートのダルスープ

「ダルスープ」も、「タルカリ」のようにほっとするような優しい味。
豆の風味が豊かです。


ダルバートの食べ方

最後にすべてをごちゃ混ぜにしていただきました。
それぞれの風味が混ざり合って、単品でいただいた時とはまったく違います。
別の料理になったみたい。

これはこれで賑やかな感じで美味しいですけど、私は単品でそれぞれの違いを楽しむのも悪くないと思いました。


ダルバートのサラダ

ランチ時には、「ダルバート」にサラダとチャイがつきます。

サラダは彩りがきれい。ほんのりと酸味のあるドレッシングがかかっていましたが、単独で主張するような味ではないので、野菜の美味しさが楽しめます。
このサラダも何だかほっとするような美味しさがありました。


ダルバートのチャイ

最後に締めの「チャイ(ミルクティー)」。
日本の牛乳を使っているからだと思いますが、現地でいただくチャイよりもさっぱりとしています。
甘さも控えめ。
日本でいただく場合は、この方が美味しいかもしれませんね。

こちらの「ダルバート」はとても優しい味なので、毎日食べても飽きないんじゃないかな。
体にも良さそう。
今度訪れる際には、他の種類のカレーも食べてみよう。