素因数分解の簡単計算アプリ!ツールなしで算出するやり方も解説。 素因数分解をサイト上で簡単に行える、計算機アプリです。 整数 入力は15桁以下に抑えるのがおすすめです。 入力した数字が大きいと、計算にかなりの時間を要する場合があります。 なお、このツールは、計算にjavascriptライブラリmath.jsを使用しています。 素因数分解とは 素因数分解とは、正の整数を素数の積に分解することです。 例えば、20を素因数分解すると、22×5になります。 ちなみに、素数とは、1と自分自身しか約数を持たない数のこと。 2や3や5は素数ですが、4や6や9は他の数でも割りきれるので素数ではありません。 素因数分解のやり方 手計算で素因数分解する場合、次のようなアルゴリズムで計算します。 整数nの平方根(ルート)を求める 整数nを2つの整数の積で表現する場合、その2つの整数のどちらか一方は、かならず整数nの正の平方根以下の数になります。 たとえば、36という数字は2×18や3×12と表現することができますが、2も3も、36の正の平方根である6以下の数となっています。 こうした性質に着目して、まず最初に、整数nの正の平方根を求めます。 この数字をRとします。 整数nが36であれば、Rは6となります。 各素数で割り切れるか調べる 続いて、素数2を、整数nの素因数の候補としてひとまず設定します。 そして、実際に、素数2が整数nの素因数であるか検証します。 具体的には、整数nを2で割ってみて、割り切れれば素因数となります。 割り切れたら整数nの値を置き換える 割り切れた場合は、整数nを2で割った値を、新たに整数nに設定します。 たとえば、整数nが36の場合は、2で割った18が、新しい整数nの値になります。 そして、もう一度2で割ってみて、割り切れなくなるまで同様の処理を繰り返します。 整数nの平方根(ルート)を求め直す 割り切れなくなったら、素数2に関する処理は終了で、その時点の整数nをもとに正の平方根Rの値を新たに設定します。 たとえば、整数nが9の場合は、新しいRの値は3になります。 素数の値が整数nの平方根を超えたら終了 そして、素数2の次に大きい素数に移ります。 この処理を素数2・素数3・素数5と繰り返していき、対象の素数が、Rの値を超えた時点で計算は終了です。 スポンサーリンク 素数かどうかの判別方法 以上が素因数分解のやり方になりますが、この方法を実践するためには、素数2から始まって、その次に大きい素数をスムーズに見つけていく必要があります。 2・3・5・7が素数であることは簡単に分かりますが、数字が大きくなるにつれて分かりづらくなってくるため、素数かどうかの判定方法も知っておくと便利です。 素数判定のコツ 素数の判定方法は、先ほどの素因数分解のやり方と似ています。 整数n’が素数かどうか調べるためには、まず整数n’の正の平方根R’を求めます。 R’が整数であれば、n’は素数ではありません。 R’が整数ではない場合は、整数n’を2で割ってみて、割り切れるかどうか調べます。 もし、割り切れたら整数n’は素数ではないということになります。 割り切れなかった場合は、1をプラスして3で割ってみる。 1づつ加算していき、R’以下の数字で割り切れなかったら、素数ということになります。
この記事についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。