波照間島は、日本にある有人島(人が住んでいる島)の中で、最南端に位置する島です。
島内は観光のための開発はあまりされておらず、雰囲気はかなり素朴。
ゆったりとした南国の空気のなかで、穏やかな時間を過ごすのにぴったりの場所です。
島の北西部には「ニシ浜」というビーチがあります。
また、島の南部には「日本最南端の碑」が建っています。
この「最南端」という言葉の響きがなかなか魅力的で、この言葉に誘われて、多くの旅行好きがこの地を訪れています。
この記事では、波照間島観光の魅力をお伝えします。
波照間島の位置
波照間島は、有人島のなかでは日本最南端ですが、無人島を含めると、日本の最南端は沖ノ鳥島になります。
それぞれの位置関係は、Googleマップで見ると分かりやすいです。
❶波照間島
❷沖ノ鳥島
❸東京
ただ、沖ノ鳥島は一般人が行くことはできません。
ですから、実際に訪れることのできる島のなかでは、この場所が南の果てということになります。
波照間島への行き方(アクセス)
波照間島には飛行機が飛んでいないので、島を訪れる際には、石垣島からフェリーで行くことになります。
石垣港の離島ターミナルから小型の高速船に乗って、片道約1時間。
波が穏やかな日であればあまり揺れませんが、船酔いが心配な人は、あらかじめ酔い止めを飲んでおくと安心です。
なお、船の便数は、夏とそれ以外では違います。
最新の時刻表と料金については、船の運航会社である安栄観光のホームページで確認してください。
波照間島での移動手段
波照間島は、意外と広いです。
そのうえ、バスなどの公共交通機関が走っていないので、徒歩で観光しようとすると、ヘトヘトになると思います。
自転車(電動含む)のレンタルもありますが、それでもキツいかも。
港から最南端まで40分くらいかかるので、暑い夏の日にはかなり体力を奪われます。
というわけで、オススメなのは、やはりレンタカーもしくはレンタルバイクです。
90ccのスクーターもあるので、2人乗りで、風を切って観光することもできますよ。
ちなみに、現地で移動手段をレンタルする予定であれば、あらかじめ予約しておくとスムーズです。
私が訪れた時は、行列に並んだ末になんとか借りられましたが、後に並んでいた何組かは、自転車などの台数が足りず、結局徒歩で観光していました。
Googleで検索すると何社かヒットすると思うので、検討してみてください。
波照間島観光の見どころ
それでは、ここからは、波照間島の見どころをご紹介します。
日本最南端の碑
波照間島といえば、やはり、この場所は外せません。
島の南部の、海に面した場所に、日本最南端の碑が建っています。
上の写真に写っている石碑がサイズ的には一番大きいですが、近くには、他の石碑も。
この場所には、建立者の異なる石碑が複数あるようです。
こちらは少し離れた場所から撮った写真。
荒野のような乾いた土地に囲まれています。
ほとんど整備されていないこうしたワイルドな雰囲気が、「南の果て」という言葉の響きに絶妙にマッチ。
旅の気分をいい感じに盛り上げてくれます。
石碑から先に進むと、そこは剥き出しの岩肌。
岸壁に立ち、南を向けば、目の前には八重山の海が広がっています。
もちろん目視することはできませんが、その遙か先にはフィリピンがあります。
台湾やフィリピンなど、周辺国との位置関係をイメージしてこの場所を訪れると、より楽しめますよ。
ニシ浜
続いてご紹介するのは、島の北側にあるビーチ、「ニシ浜」です。
ニシ浜は港から1キロほどの場所にあるので、ここだったら、自転車や徒歩でもムリなく来られると思います。
このビーチの特徴は、なんといっても、透き通った海と白い砂浜。
きれいな砂浜が、1.5キロにわたって続いています。
海は、淡いブルーが印象的。
遠浅なので、がっつり泳ぐというよりも、波打ち際でチャプチャプと遊ぶのに適しています。
砂浜に腰掛けて、海を眺めているだけでも癒やされますよ。
ところで、ニシ浜を目当てに波照間島を訪れるなら、近くにある、「ペンション最南端」に泊まることを検討してみてはいかがでしょうか。
このペンションの立地は、ビーチのまさに目の前。
私は今回日帰りで訪れたので宿泊できませんでしたが、ビーチの周辺には他に民宿などがなく、また、利用者の口コミを見ると評価が高いようです。
ニシ浜を堪能するのにうってつけの宿と言えそうです。
以上、波照間島の魅力についてご紹介しました。
日本の最南端に位置するこの島は、旅行愛好家なら一度は訪れてみたい島だと思います。
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