カッパドキアの気球ツアーの魅力を豊富な写真とともにご紹介します。
空のうえから眺めるカッパドキアの風景は、とても素晴らしいものです。
地平線の彼方までつづく白い荒野と、そこに林立する無数の奇岩群。
周囲を見渡すと色とりどりの気球があちらこちらに浮かんでいて、自分たちも含めたそれらの気球ひとつひとつが、カッパドキアの風景をさらに美しいものに変えています。
私は3週間かけてトルコを旅行しましたが、その中でもっとも感動したのが、このカッパドキアのバルーンツアーです。
この記事では、このツアーの魅力をご紹介するとともに、悪天候でツアーが中止になった場合の流れや、危険な事故の発生確率など、参加前に知っておきたい情報についてもお伝えします
カッパドキアの気球ツアーを写真で体験
まず最初に、実際の気球ツアーの様子を画像でご紹介します。
当サイトがツアーに参加したのは8月の末。
利用したツアー会社は、Gorgeous Turkey Toursです。
フライト準備編
- 4時15分、ホテル発
- 4時35分、事務所へ
- 大人数が待機中
- 軽めの朝食
- 5時30分、乗り場に到着
- 気球の準備中
- 勢いよく点火
- 徐々に立ち上がる機体
- 5時40分、空へ
フライト編
- ガスボンベ
- 炎を噴出する装置
- 命を預かる操縦士
- 離れていく大地
着陸編
- 着陸スポット
- 目指すのは車の荷台
- ロープでたぐり寄せる
- 微調整する操縦士
- 6時55分、着地成功
- 陸地へ
- シャンパンで乾杯
参加前に知っておきたい情報
続いて、カッパドキアの気球ツアーに参加するにあたり知っておきたい情報を、まとめてご紹介します。
気球ツアーの相場
カッパドキアの気球ツアーは、手頃な値段のものなら、一人あたり150ユーロから200ユーロくらいで探せます。
これくらいの価格帯のものだと、1つの気球に20人くらいで相乗りします。
もちろんそれでも気球ツアーを楽しめますが、目の前に人がいないに越したことはありません。
頑張ってベストポジションを確保してください。
もっと少人数がいいとか、日本語ガイドが欲しいとかになると、料金はそれに応じて上がります。
気球ツアー会社の選び方
「cappadocia balloon tours」と検索すると膨大な数のページがヒットしますし、現地に行ってもたくさんのツアー会社があります。
選択肢が広すぎて決められないので、ここはもう諦めて、おとなしくtripadvisorなどの口コミに頼るのがおすすめです。
ちなみに、当サイトでは、tripadvisorで評判の良かったGorgeous Turkey Toursに決めました。
他の会社との違いは分かりませんが、十分に快適なフライトだったので、おすすめできる旅行会社です。
気球ツアーは事前予約がおすすめ
ツアー会社選びも大切ですが、それ以上に大事なのは、ツアーの事前予約です。
現地のホテルや旅行代理店でももちろん申し込めますが、場合によっては翌日分の空きがないなんてことも。
特に申し込みが増えるのが、天候不良で欠航となった翌日です。
前日に乗れなかった人が再度申し込むので、一気に競争率が上がります。
実際、当サイトが8月にカッパドキアを訪れたときも、予約していた初日のバルーンツアーが悪天候で欠航。
仕方なく翌日のバルーンツアーに振り替えようとしたら、空きがなくてキャンセル待ちになってしまいました。
そうしたタイミングでカッパドキアを訪れることも十分ありえるので、初日分を予約しておくと安心です。
気球が飛ばない場合
気球が飛ぶかどうかは天候次第。
フライトの可否を判断するのは、トルコ航空局です。
前日にフライト中止の連絡がくることもありますが、当日の朝に急遽取りやめになることもあります。
当日の朝のキャンセルは、なかなかショックが大きいです。
朝4時過ぎに車に乗り込んで、待合室で6時近くまで待って、ようやく乗れるかと思いきや、キャンセルの発表。
気持ちを切り替えて、カッパドキア観光を楽しみましょう。
カッパドキアには気球以外にも見どころはたくさんあります。
ちなみに、当サイトが利用したツアー会社では、天候不良でキャンセルとなった場合、料金を全額戻してもらうか、翌日に予約を振り替えるかを選択できました。
多くのツアー会社でも同様の対応を取っているとは思いますが、あらかじめ契約内容を確認しておくと安心です。
気球のベストシーズン
カッパドキアの気球ツアーは季節を問わずいつでも催行されていて、特にベストシーズンはないようです。
ただ、カッパドキアの気候を考えると、冬に気球に乗るのはなかなかの根性が必要だと思います。
カッパドキアの標高は千メートルを超えているので、冬はかなり気温が低くなります。
その気候の中で、さらに上空に昇っていくわけですから、入念な寒さ対策が必要になってきます。
今回、当サイトでは8月に気球ツアーに参加しましたが、やはり夏は快適。
Tシャツの上に一枚羽織る程度の服装で十分でした。
ちなみに、カッパドキアの近くにあるネウシェヒルという街の月平均気温は下の表のようになっています。
ネウシェヒル | 東京 | |
---|---|---|
1月 | 0.6 | 5.2 |
2月 | 1.8 | 5.7 |
3月 | 5.3 | 8.7 |
4月 | 10.2 | 13.9 |
5月 | 14.1 | 18.2 |
6月 | 18.2 | 21.4 |
7月 | 20.8 | 25.0 |
8月 | 21.2 | 26.4 |
9月 | 17.4 | 22.8 |
10月 | 11.8 | 17.5 |
11月 | 6.3 | 12.1 |
12月 | 2.5 | 7.6 |
また、CAPPADOCIABALLOONTOURS.COMというサイトによると、12月から4月までの間は、天候の関係でツアーがキャンセルになる確率も高いようです。
The wind is stronger by the end of autumn and beginning of spring therefore most of the balloon tour cancelations are from December to April.
雪化粧の大地を気球から眺めるのも素晴らしい体験だとは思いますが、個人的には、あたたかい時期にぬくぬくと気球に乗るのがおすすめです。
Hot-air balloon ride in winter! Check out colorful balloons gliding above the snow-covered fairy chimneys in Turkey's Cappadocia. pic.twitter.com/RRQbR6tQbJ
— China Daily (@ChinaDaily) January 19, 2019
気球ツアーの事故について
カッパドキアの気球ツアーに参加するにあたって、最も気になるのは、やはりその安全性ではないでしょうか。
カッパドキアにおける過去の気球事故の発生確率については、アメリカ国立医学図書館に掲載されている記事が参考になります。
「Hot-Air Balloon Tour Accidents in the Cappadocia Region.」という記事です。
同記事によると、2013年8月から2017年7月までの81,112時間のフライト(乗客数1,415,943人)を調査したところ、事故が12件発生し、33人の方が重傷を負い、3人の方が亡くなったそうです。
また、12件の事故はすべて着陸時に発生したとのことです。
この事故発生確率をどう捉えるかは人それぞれだとは思いますが、参考としてお伝えします。
以上、カッパドキアの気球ツアーについてお伝えしました。
当サイトが参加したときは、特に危ない状況になることもなく、美しいカッパドキアの風景をたっぷりと堪能することができました。
個人的には、トルコのNo.1アクティビティ。
勇気を出して参加した甲斐がありました。
ところで当サイトでは、現地トルコでの経験をもとに、トルコの観光スポットやトルコ料理について、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてご覧ください。
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