いんげんのおすすめ洋風レシピをご紹介します。
トルコやギリシャなどで親しまれている「いんげんのオリーブオイル煮」。
ギリシャでは「ファソラキャ・ラデラ(fasolakia ladera)」と呼んでいます。
いんげんをトロッと柔らかくなるまで煮込むのが特徴で、口当たりがとてもいいです。
また、トマトの旨味をいかした優しいコクのある味付けで、いんげんがいくらでも食べられます。
いんげんの煮物と言えば、日本では和風だしを使うのが主流ですが、オリーブオイルで煮込むこのお料理もかなり美味しいです。
いんげんをがっつり食べたいときにおすすめですよ。
いんげんのオリーブオイル煮のレシピ
「トロッと柔らか!トルコ風いんげんの煮物」のレシピです。
材料
さやいんげん | 300g |
玉ねぎ | 1/4個(50g) |
トマト | 1/2個(80g) |
にんにく | 1/2かけ |
オリーブオイル | 大さじ4 |
塩 | 小さじ2/3 |
砂糖 | 小さじ1/3 |
粉唐辛子 | 小さじ1/6 |
水 | 150ml |
作り方
まず、さやいんげん(300g)のヘタと筋を取ります。
「いんげんの筋の取り方」はリンク先を参考にしてください。
ちなみに、最近にさやいんげんは、筋が無いのが一般的。
確認して筋なしの場合は、ヘタだけを取り、お好みでお尻の尖った部分を取ればOKです。
次に、玉ねぎ(1/4個:50g)とトマト(1/2個:80g)を粗みじん切りにし、にんにく(1/2かけ)を薄切りにします。
続いて、フライパンにオリーブオイル(大さじ4)を入れ、玉ねぎとにんにくを弱火で炒めます。
玉ねぎが透明になって香りが立ったら、さやいんげん・トマト・塩(小さじ2/3)・砂糖(小さじ1/3)・粉唐辛子(小さじ1/6)・水(150ml)を加えます。
そして、強火にして煮立てます。
沸騰したらフタをして、弱めの中火で20分ほど煮ます。
これで完成です。
オリーブオイルで煮たいんげんは、とろっとしていて柔らかいです。
トマトの旨味と玉ねぎの甘みがよく馴染んで、とても美味しいです。
たくさん作っても、あっと言う間に無くなりますよ。
いんげんの煮物の日持ち
ところで、このオリーブオイル煮は、作り置きにも向いています。
日持ちは、冷蔵保存で3〜4日くらいと考えてください。
最後に、本場トルコやギリシャで食べられている、いんげんのオリーブオイル煮を写真でご紹介します。
本場トルコ・ギリシャのいんげんのオイル煮
ここからは、トルコとギリシャのいんげんのオリーブオイル煮を写真でご紹介します。
こちらは、トルコのいんげん煮「ターゼ・ファスリエ」です。
いんげんを切って使っていますが、味は、冒頭で紹介したレシピととても良く似ていました。
トマトの優しい旨味とコクのある味付けが、いんげんと絶妙にマッチします。
レストラン「Kayas」のターゼ・ファスリエ
@トルコ パムッカレ
こちらも、トルコの「ターゼ・ファスリエ」。
いんげんの他に、千切りにしたにんじんを使っているのが特徴です。
にんじんの自然な甘みもよく合います。
「Bihari Ocakbasi Restaurant」のターゼファスリエ
@トルコ イスタンブール
これも、トルコで食べた一皿。
トマトの隣にある「ターゼ・ファスリエ」は、さやいんげんと一緒に、まだ若くて柔らかいインゲン豆も使っています。
トルコの野菜は、日本の野菜とくらべて、味がはっきりしています。
「ターゼ・ファスリエ」というお料理は、調味料をいろいろたっぷり使っているわけではありませんが、野菜自体の味がとても濃く感じられます。
ちなみに、お皿の右側に盛られているのは「フダンソウのオリーブオイル煮」。
そして、この写真では見えませんが、後ろの方に「オクラのオリーブオイル煮」が盛られています。
野菜を使ったオリーブオイル煮は、トルコのメゼ(前菜)に欠かせません。
トルコでは、いろいろな野菜をオリーブオイル煮にしてクタッとさせて食べます。
野菜をオリーブオイルで煮る調理法は、オスマン・トルコ時代から受け継がれているそうです。
この調理法だったら、たっぷりの野菜もペロッと食べられます。
レストラン「Pineapple」のターぜ・ファスリエ
@トルコ マルマリス
こちらは、ギリシャのいんげんの煮物「ファソラキャ・ラデラ」です。
トルコと名前は違いますが、いんげんをメインに使う点も、トマトとオリーブオイルの風味をいかした味付けもとてもよく似ています。
クタッと柔らかくなるまで煮たいんげんは、味が中までしっかり染みていて、とても美味しいです。
「Nikos Fish Restaurant」のファソラキャラデラ
@ギリシャ ロドス島
以上、いんげんのオリーブオイル煮のレシピをご紹介しました。
このお料理は、作り置きにもとても向いているので、是非試してみてください。
ところで当サイトでは、現地トルコでの経験をもとに、トルコ料理やトルコの観光スポットについて、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてぜひご覧ください。
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