かぼちゃグラタンの基本レシピをご紹介します。
鶏肉と野菜を合わせた具だくさんのグラタンで、家庭でも作りやすい定番の一皿です。
かぼちゃの自然な甘みに、あっさりとした鶏肉と複数の野菜を合わせると、それぞれの風味が重なり合い、やさしくて深みのある味わいに仕上がります。
また、うま味調味料を使わないのもポイントです。
食材本来の旨みを活かしているので、後味が軽く、最後までおいしく楽しめます。
見た目も華やかで栄養たっぷりのかぼちゃグラタン。
平日の夕食にも休日のごちそうにもぴったりな一品です。
材料
かぼちゃ | 1/4個(300g) |
鶏もも肉 | 100g |
玉ねぎ | 1/2個(100g) |
しめじ(または舞茸) | 1袋(80g) |
ブロッコリー | 1/3株(60g) |
塩 | 小さじ1/8(鶏肉用) 小さじ1/3(ホワイトソース用) |
こしょう | 少々 |
バター | 15g |
薄力粉 | 大さじ1と1/2 |
牛乳 | 250ml |
ピザ用チーズ | 60g |
パン粉 | 大さじ1と1/2 |
かぼちゃグラタンのレシピ・作り方
かぼちゃを電子レンジで加熱する
- ① かぼちゃ(1/4個:正味300g)は、皮をところどころむいて、2〜3センチ角に切ります。
耐熱容器に入れてふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で6分加熱します。
加熱し終えたら、ラップをかぶせたまま、使うまで置いておきます。
緑と黄色のコントラストで、見た目も彩りよく仕上がります。
皮の剥き方は、冒頭の動画か下のFAQをご覧ください。
ブロッコリーを下ごしらえする
- ② ブロッコリー(1/3株:60g)は洗って少し濡らし、小房を小さめの一口大に切り、耐熱容器に入れます。
ふんわりラップをして、電子レンジ(600W)で1分加熱します。
加熱後はラップをいったん外し、再び軽くかぶせて、使うまで置いておきます。
その後ふんわりとかぶせ直すことで乾燥を防ぎ、水分を保ちながら鮮やかな緑色と程よい食感をキープできます。
鶏肉と野菜の準備をする

- ③ 玉ねぎ(1/2個:100g)は薄切りにし、しめじ(1袋:80g)は小房に分けます。
鶏もも肉(100g)は一口大に切り、塩(小さじ1/8)とこしょう(少々)をまぶします。
鶏肉を皮目から焼く

- ④ フライパンにバター(15g)を入れて中火で熱し、溶けたらすぐに鶏肉を皮目を下にして並べます。
1〜2分ほど焼き、皮目に薄っすらと焼き色がついたら裏返し、さらに裏面を1分ほど軽く焼きます。
むしろ香ばしさが加わり、風味が増します。
フライパンが大きめの場合は、バターをフライパン全体に広げず中心部分にとどめて鶏肉を焼くと、バターが焦げにくくなります。
また、この段階で鶏肉に完全に火が通っていなくても問題ありません。
玉ねぎとしめじを炒める

- ⑤ 玉ねぎとしめじを加え、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
薄力粉を混ぜて炒める

- ⑥ 火を弱め、薄力粉(大さじ1と1/2)を加えます。
ヘラで手早く混ぜながら、粉っぽさがなくなるまで炒めます。
混ぜる際は、ヘラで鍋底からしっかりすくうように手早く混ぜるのがポイントです。
こうすると、ダマにならず、なめらかなホワイトソースに仕上がります。
ホワイトソースを作る
- ⑦ 牛乳(250ml)を少しずつ加えながら混ぜ、なじませます。
とろみがついたら、塩(小さじ1/3)・こしょう(少々)で味をととのえます。
かぼちゃとブロッコリーを加える

- ⑧ 加熱したかぼちゃとブロッコリーを加え、軽く混ぜます。
耐熱皿に具材を入れる

- ⑨ フライパンの中身を耐熱皿に移し、チーズ(60g)・パン粉(大さじ1と1/2)の順に散らします。
かぼちゃグラタンの完成!

- ⑩ トースター(強)またはオーブン(200度)で10〜15分焼きます。
チーズが溶けて表面がこんがりとしたら完成です。
かぼちゃのやさしい甘みと鶏肉や野菜の旨みが合わさった、満足感たっぷりのかぼちゃグラタン。
手順はシンプルで作りやすいのに、本格的な味わいに仕上がります。
見た目も華やかで、家族みんなが喜ぶごちそうメニューです。
よくある質問(FAQ)
冷凍かぼちゃで代用できますか?
冷凍かぼちゃでも作れますが、生のかぼちゃを使った方がより美味しく仕上がります。
生のかぼちゃは加熱することで自然な甘みや香ばしさが引き出され、ホクホクとした食感も楽しめます。
また、具材やソースとのなじみが良く、グラタン全体の一体感が高まるのも魅力です。
冷凍かぼちゃを使う場合は、加熱しすぎると水分が出て食感が損なわれやすいため、電子レンジで30秒〜1分ほど軽く温めます。
少し固めの状態でフライパンに加え、ソースと合わせたあと、トースターで焼く工程で中まで火が通ります。
ホワイトソースがゆるすぎる場合はどうすればいいですか?
このレシピでは、仕上げにトースターやオーブンで焼く工程があるため、ホワイトソースはややゆるめに仕上がる設計にしています。
焼いている間にソースの水分がほどよく飛び、全体がなじんでとろみが出るため、多少ゆるく感じてもそのままで問題ありません。
逆にソースが濃すぎると、焼き上がりが重くなったり、冷めたときに粉っぽさが残ってしまうこともあります。
もしどうしても気になる場合は、牛乳の量を少し控えたり、薄力粉を小さじ1/2ほど増やすことで調整できます。
グラタン皿の代わりに何を使えばいいですか?
グラタン皿がない場合は、耐熱ガラス容器や陶器の耐熱皿、金属製バットなどでも代用できます。
金属製の場合は熱の伝わりが早いため、焼き時間を少し短めにすると焦げにくくなります。
深さが3〜4センチ程度ある容器を選ぶと、具材とソースがバランスよく収まります。
かぼちゃの皮はどのように剥けば簡単ですか?
かぼちゃはあらかじめ適当な大きさに切ってから、まな板に置いて、包丁の刃を上から入れるようにして皮を切り取るのがおすすめです。
この方法なら、初心者でも扱いやすく、力もあまり要りません。
皮を切り落とす幅は2センチ程度にすると、見た目と火の通りのバランスが良くなります。
全体の30〜40%を目安に皮を剥くと、緑の色味をほどよく残しつつ、食感もやさしく仕上がります。
硬い部分だけを落とす意識で、実の部分を削りすぎないよう注意しましょう。
参考:かぼちゃの皮のむき方
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