かぼちゃを美味しく長持ちさせる保存方法を解説します。
かぼちゃの冷凍保存
かぼちゃは、冷凍できる食材です。
ただし、生のかぼちゃを、そのまま冷凍するのはおすすめできません。
生のかぼちゃを冷凍すると、食感がふにゃっと柔らかくなるうえに、水分が抜けて筋っぽくなります。
正直、かなりまずいです。
かぼちゃを冷凍するのなら、茹でたり蒸したり煮物にするなど、あらかじめ加熱調理してから冷凍すると、食感や味が比較的変わりにくくなります。
また、冷凍かぼちゃを食べる際には、再度加熱して柔らかくしたうえでマッシュすると、冷凍による変化が、より分かりにくくなります。
とは言え、冷凍していないかぼちゃとくらべると、味や食感はやはり落ちてしまうので、そうしたことを承知のうえで冷凍してください。
- 【×】生のまま冷凍
- 【△】加熱して冷凍
かぼちゃを冷凍する場合は、加熱調理したかぼちゃを保存袋に入れ、中の空気をしっかり抜いて、冷凍庫に入れます。
冷凍かぼちゃの賞味期限は、1ヶ月程度です。
冷凍したかぼちゃを料理に使う際には、凍ったまま調理することができます。
解凍する場合は、冷蔵庫に移して自然解凍したり、レンジで温めるなどしてください。
かぼちゃの冷蔵保存
かぼちゃを美味しく食べ切りたいのなら、なるべく冷凍をしないで、冷蔵保存までにとどめるのがおすすめです。
なお、かぼちゃは、丸ごとの状態とカット済みの状態とでは、保存性が異なります。
スーパーなどでよく見かけるカット済みのかぼちゃは、常温での保存に向きません。
カットかぼちゃを買ってきたら、すみやかに冷蔵庫の野菜室に入れてください。
カットかぼちゃを長持ちさせるコツは、あらかじめワタやタネを取り除いてから、ラップなどでぴったりと密閉することです。
ワタの部分は、身の部分とくらべて傷みやすいので、スプーンなどできれいに掻き取ってから保存します。
カットかぼちゃをこのようにして冷蔵保存した場合、だいたい1週間ほど日持ちします。
一方で、丸ごとのかぼちゃの場合は、常温保存も可能です。
常温で保存する際には、新聞紙などの紙で包み、直射日光の当たらない風通しの良い場所(冷暗所)に置きます。
そうすると、2ヶ月くらいは日持ちします。
ただ、かぼちゃの収穫時期は夏なので、季節的に、涼しい場所を確保するのが難しいことも多いと思います。
たとえ夏場であっても、比較的涼しい場所を選べば1週間くらいは問題ありませんが、心配な場合は、新聞紙で包んだうえでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れるといいですよ。