唐揚げならこのレシピ!人気の鶏の唐揚げの作り方。味付けや揚げ方のコツ

投稿日:2022年9月4日 更新日:

唐揚げ(鶏の唐揚げ)

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王道が旨い!唐揚げならこのレシピ

美味しい唐揚げのレシピをご紹介します。

衣はサクサクで中は柔らかくてジューシーな、王道の鶏の唐揚げ。
作り方のコツは、揚げ方にあります。

やり方は簡単で、実際の揚げ時間はたったの4分でOK。
最初に低温で鶏肉を調理して、一旦引き上げて余熱で火を通し、最後にカリカリになるまで高温で揚げたら完成です。

このように2度揚げすると、揚げ過ぎにならないうえに、生焼けの心配も不要です。
しかも、冷めても固くならないので、お弁当にする際にも便利です。

味付けは定番の醤油ベースになっていて、下味を付けて15分ほど置くことで、お肉にしっかりと味が馴染みます。
また、片栗粉と小麦粉で衣を作るのもポイントで、両方とも使うことで、風味と食感がぐっとアップします。

必要最小限の調味料を使った基本レシピですが、プロ並みの味に仕上がりますよ。

材料

2〜3人分:調理時間25分
鶏もも肉 300g(1枚)
片栗粉 30g
小麦粉 15g
揚げ油 2センチ
下味
おろしにんにく 小さじ2/3
しょうが絞り汁 小さじ1/2
小さじ1
醤油 大さじ1
粗挽きこしょう 小さじ1/3
小さじ1/8
  • 粉状のこしょうを使う場合は、小さじ1/4に量を変更する。

下処理・切り方

鶏もも肉の水気をキッチンペーパーで拭き取る

まず、鶏もも肉(300g:1枚)の水気をキッチンペーパーで拭き取ります。

鶏肉の水気をあらかじめ取り除いておくと、それだけで鶏の臭みが和らぎます。

好みで脂分を取ってもOK

鶏肉を唐揚げにする場合は、水気を拭き取れば、基本的にはそのまま丸ごと使えます。

鶏肉の脂分や白い筋を取り除く
ただ、鶏肉の脂分や白い筋が気になる場合は、お好みで、余分な部分を削ぎ落としてから使うといいです。

参考:鶏もも肉の下ごしらえ


鶏肉の切り方(等分に分ける)

そして、鶏肉を8等分に切ります。

切り方はとても簡単

切る方向などについては特にこだわる必要はありませんが、効率よくきれいに8等分にする方法としては、均等に半分ずつに切っていくのが一番です。

具体的な切り方は、まず、同じ大きさになるように半分に切ります。
そして、さらに半分に切り、もう一度それぞれを半分に切って、合計8等分にします。

下味を付ける

鶏肉と下味の材料をビニール袋に入れる

次に、鶏肉をビニール袋に入れて、おろしにんにく(小さじ2/3)・しょうが絞り汁(小さじ1/2)・酒(小さじ1)・醤油(大さじ1)・粗挽きこしょう(小さじ1/3)・塩(小さじ1/8)を加えます。

なお、粗挽きこしょうの代わりに普通の粉状のこしょうを使う場合は、小さじ1/4に量を変更して使ってください。

味付けについて

この唐揚げは、必要最小限の調味料で味付けしつつ、満足度の高い味に仕上げるレシピになっています。

にんにくの風味はやや控えめで、その分、こしょうの量を少しだけ増やして味にパンチを効かせているので、ニオイが気にならず、お弁当の唐揚げにもぴったりです。


鶏肉などをビニールに入れて下味を付ける

そして、袋の上から手でよく揉んで、袋の中の空気をしっかり抜いて、15分ほど置きます。

下味を馴染ませる時間は、15分。
漬け込み時間は、これくらいあれば十分です。
袋の中の空気を抜くことで、鶏肉全体が調味料にきっちり浸かりやすくなります。

揚げ方

揚げ油をフライパンに入れて加熱する

続いて、揚げ油をフライパンに2センチほど注ぎ、中火にかけ始めます。

揚げ油は、150〜160度くらいまで温めます。

油の温度の見極め方

150〜160度くらいを見極めるには、菜箸を水で濡らして布巾でしっかりと拭き取り、揚げ油の中に入れてみるといいです。


写真左のように、細かい泡が静かに、なおかつやや盛んに出始めたら、150〜160度くらいに温まっています。

フライパンの大きさについて

フライパンは、鶏肉をくっつけずに揚げられるくらいのサイズのものを用意してください。
鶏肉をあまりぎゅうぎゅうに入れすぎると、衣同士がくっつきやすくなりますし、火の通りが悪くなって揚げ過ぎの原因にもなります。

もし大きいフライパンがない場合は、小分けにして揚げるという手もあります。

なお、フライパンは、平たい普通のフライパンでもいいですし、少し深さがあるウォックパン(中華鍋型のフライパン)でもいいです。


鶏肉に片栗粉と小麦粉をまぶす

そして、片栗粉(30g)と小麦粉(15g)をよく混ぜます。
鶏肉を袋から1切れずつ取り出し、肉の表面に粉を万遍なくまぶし、余分な粉を落とします。

衣は均一に手早く付ける

お肉に粉をまぶす作業は、手や菜箸を使ってもいいですけど、トングを使うととてもラクです。
付け過ぎてダマにならない程度に、表面になるべく均一に付けてみてください。

ただ、唐揚げは、衣を付けたらなるべくすぐに揚げる方がカリカリに仕上がります。
そのため、あまり慎重になって時間をかけないことも大切です。

カリカリで風味の良い衣にする

唐揚げの衣は、片栗粉と小麦粉を2:1の割合で使います。

片栗粉を使うと、衣にサクサクとした軽い食感が加わります。
一方で、小麦粉を使うと、片栗粉だけにするよりも色良く揚がるうえに、香ばしさが加わって、風味良く仕上がるというメリットがあります。

そのため、この唐揚げは、片栗粉と小麦粉をダブルで使って、両方のいいとこ取りをするレシピになっています。


鶏肉を150〜160度で揚げる

揚げ油が150〜160度くらいに温まったら、中火のまま、鶏肉を1切れずつすべて入れます。


鶏肉がくっつかないように少し動かす

少し経って鶏肉の表面がかたまってきたら、鶏肉同士がくっつかないように、トング(もしくは菜箸など)でそれぞれを少しずつ動かします。


鶏肉をひっくり返す

揚げ始めてから1分半ほど経ったらひっくり返し、あと1分半ほど揚げます。

1回めの揚げ時間は、トータルで3分です。


鶏肉をバットに上げる

トータルで3分揚げたら、網をのせたバットの上にいったん取り出して、3分置きます。

2度揚げで柔らかく

このレシピでは、最初に3分揚げて、取り出して3分置き、最後に1分揚げます。

実際に揚げる時間は、たったの4分。
揚げ過ぎを防ぐことができるので、表面の衣をカリカリにしつつ、内側のお肉を、柔らかくてジューシーな食感に仕上げることができます。
しかも、冷めても柔らかいです。

また、途中に余熱でしっかりと火を通すので、生焼けになる心配もありません。


鶏肉を3分置いている間に、180度くらいまで揚げ油の温度を上げます。

180度を見極めるには、再び、菜箸を水で濡らして布巾でしっかり拭き取り、揚げ油に入れます。


先ほどよりも勢いよく、少し大きめの泡が吹き上がってくれば、180度くらいに温まっています。


鶏肉を再び揚げる

そして、3分経ったら鶏肉を再び入れて、たまに返しながら、色良くなるまで中火で1分ほど揚げます。


揚げ上がった鶏の唐揚げ

こんがりと揚がったら、網をのせたバットに取り出し、油を切ります。


唐揚げ(鶏の唐揚げ)

お皿に盛り付けたら完成です。

表面のカリカリさと内側のジューシーさにこだわった、王道の唐揚げレシピ。
噛むと鶏肉の旨味がジュワッと広がって、とても美味しくいただけます。

この唐揚げは、何も付けずにそれだけで食べても勿論おいしいですけど、好みで、くし切りにしたレモンを添えて絞ったり、マヨネーズを付けて食べても良く合います。
また、冷めても柔らかいので、お弁当のおかずにもぴったりですよ。

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