ラタトゥイユ(ratatouille)の本格レシピをご紹介します。
ラタトゥイユとは、南フランスのプロヴァンス地方の伝統料理で、オリーブオイルと野菜を材料にした煮込み料理のことです。
ラタトゥユ、あるいは、ラタトゥーユなどと呼ばれることもあります。
複数種類の野菜をたっぷりと使うのが特徴で、中でも具材として定番なのは、トマトやズッキーニ、なす、ピーマン、玉ねぎなどです。
これらをじっくり煮込むことで旨みが混ざり合い、味わい深く仕上がります。
日本ではトマト缶を使った手軽なレシピも人気がありますが、この記事では、本場風に生トマトを使った作り方をご紹介します。
トマト缶を使うと、味の主張が強すぎるために、他の野菜の味が分かりにくくなりがちです。
その点、フレッシュな生トマトであれば、味が控えめなので、野菜それぞれの味がはっきりと感じられます。
また、ハーブを少量加えるのもポイントの一つです。
月桂樹やタイムの風味が、野菜の旨みをいい感じに引き立ててくれます。
生トマトとハーブ。
ぜひ、これらを使って調理してみてください。
レシピは少し多めになっていますので、作り置きしておくと便利ですよ。
材料
玉ねぎ | 200g(1個) |
ズッキーニ | 200g(1本) |
なす | 100g(1本) |
ピーマン | 2個 |
パプリカ | 200g(1〜2個) |
トマト | 450g(3個) |
にんにく | 1かけ |
ローリエ | 1枚 |
生タイム | 3g |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
こしょう | 少々 |
- カロリー
- 1人分:105kcal
作り方

まず、玉ねぎ(200g:1個)を5ミリ幅の薄切りにします。
ズッキーニ(200g:1本)となす(100g:1本)はヘタを取って2センチ角に切り、にんにく(1かけ)は薄切りにします。

ピーマン(2個)とパプリカ(200g:1〜2個)はヘタとタネを取って2センチ角に切り、トマト(450g:3個)はヘタを取って8等分くらいに切ります。

鍋にオリーブオイル(大さじ2)を熱し、玉ねぎ・ズッキーニ・なす・にんにくを加えて、2分ほど炒めます。

続いて、ピーマン・パプリカ・トマト・ローリエ(1枚)・生タイム(3g)・塩(小さじ1)・こしょう(少々)を加えます。

そして、フタをしないで、中火〜弱めの中火でたまに混ぜながら30分ほど煮ます。
フタをしないで煮る
ラタトゥイユを美味しく作るコツは、フタをしないで煮て、じっくり時間をかけて野菜の水分を飛ばすことです。
そうすると、野菜の味がぎゅっと凝縮して、味わい深く仕上がります。

30分煮ると、野菜がくたっと柔らかく馴染んで、全体のかさが半分くらいに減ります。

野菜料理と聞くとすこし地味なお料理をイメージしがちですが、ラタトゥイユに関しては、まったく違います。
旨みとコクがギュッと凝縮されていて、メイン料理としても十分通用する、濃厚な味を楽しめます。
野菜をたっぷり使っているので、栄養も満点。
調理時間は40分かかりますが、ほとんどは煮ている時間なので、調理も簡単です。
ぜひ気軽にお試しください。
ラタトゥイユの簡単アレンジ
なお、ラタトゥイユは、そのまま食べるだけでなく、いろいろな料理にリメイクすることもできます。
たとえば、パスタやご飯と合わせたり、チーズと一緒に食パンにのせてトーストにしたり、オムレツの具材にすると美味しいですよ。
日持ち:冷蔵保存で6日