あんずジャムのレシピ|果肉感と風味が際立つ、アプリコットジャムの作り方

あんずジャム(アプリコットジャム)
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あんずジャム(アプリコットジャム)の作り方をご紹介します。
あんずの濃厚な風味と果肉感をしっかり味わえる、シンプルながら満足度の高い自家製ジャムのレシピです。

グラニュー糖はあんずの重量の50%にすることで、甘すぎず風味が引き立ちます。
さらに、果肉がほどよく煮崩れ、自然なとろみと一体感のある仕上がりになります。
また、煮る時間を調整することで、風味や食感を変えられるのも魅力です。
短めに煮ればフレッシュ感のある軽やかな味に、長めに煮詰めればコク深く濃厚なあんずジャムになります。

あんずの風味をいかした優しく贅沢な味わいを、ぜひ一度お楽しみください。


材料

作りやすい分量:調理時間35分
あんず(生) 500g
グラニュー糖 250g(あんずの重量の50%)
レモン汁 大さじ1

あんずジャムのレシピ・作り方

あんずを洗って水気を取る

あんずを洗う
あんずの水気を拭き取る
  1. ① あんずはよく洗い、水気をしっかり拭き取って皮ごと使います。
    皮ごと使うことで、あんずの風味が際立ち、とろみも自然につきやすくなります。


アンズを半分に切って種を取り、材料を準備

あんずを半分に切る
あんずの種を取る
  1. ② あんずの腹のくぼみ(実の表面にある浅い縦のライン)に沿って、包丁で縦に切れ目を入れます。
    切れ目に沿って半分に割り、種を取り除きます。
  2. ③ あんずの重さをはかり、その50%のグラニュー糖と、あんず500gにつき大さじ1のレモン汁を用意します。

あんずの切り方と種の取り方は、冒頭の動画か下のFAQの説明を参考にしてください。


あんずに砂糖をかけて水分を引き出す

あんずにグラニュー糖をかける
かけた直後
あんずにグラニュー糖をかけて30分置いたところ
30分後
  1. ④ 鍋にあんずの断面を上にして、重ならないようにきっちりと並べます。
    一段目を並べたら、その断面にグラニュー糖をまんべんなくふりかけます。
    あんずが残っていれば、二段目も同じように断面を上にして並べ、再びグラニュー糖をかけます。
    並べ終えたら、このまま30分ほどおいて、あんずの水分をじっくり引き出します。


よく混ぜて火にかける

水分が出たあんずを混ぜる
まめに混ぜながら煮始める
  1. ⑤ 火にかける直前に、果肉が崩れないようにヘラでやさしく混ぜます。
    その後、中火にかけて、まめに混ぜながら加熱します。
    水分が上がってきたら、弱めの中火にして20〜30分ほど煮詰めます。
煮る時間には少し幅を持たせています。
少し長めの30分ほど煮ると、濃厚な味に仕上がるのでおすすめです。
お好みで20分ほどで火を止めると、あんずのフレッシュ感が残るややあっさりめの味に仕上がります。

アクを取ってレモン汁を加える

あんずから出たアクを取る
あんずが煮崩れてきたところでレモン汁を加える
  1. ⑥ 途中、アクが出てきたら、丁寧にすくいながら煮ていきます。
    アクが落ち着き、あんずが少し煮崩れてきたタイミングで、レモン汁(大さじ1)を加えます。
ジャム作りでは、とろみを補う目的でレモン汁を煮始めに加えることもありますが、あんずはもともと自然にとろみがつきやすいため、このレシピでは風味を引き立てることを優先し、アクを取ってあんずが少し煮崩れてきたタイミングで加えます。

フレッシュな味わいのあんずジャムの完成!

フレッシュなあんずジャムの完成

  1. ⑦ 18〜20分ほど経ち、ゆるいとろみが出てきて、ヘラで鍋底をすくって跡が一瞬残るくらいになったら完成です。
    この状態で煮終えると、あんずのフレッシュ感が残るややあっさりめの味に仕上がります。
    (濃厚仕上げにする場合は、次の工程へ)


濃厚な味わいのあんずジャムの完成!

濃厚なあんずジャムの完成

  1. ⑧ 28〜30分ほど経ち、水分がさらに飛んで、しっかりとしたとろみが付いたら火を止めます。
    この状態まで煮ると、濃厚な味わいのあんずジャムに仕上がります。
  2. ⑨ 清潔な保存容器に入れ、粗熱が取れたらフタをして冷蔵庫に入れます。
    冷蔵保存で2〜3週間を目安に食べ切ります。

あんずの美味しさをぎゅっと閉じ込めた、自家製ならではの贅沢なアプリコットジャム。
やさしい甘みと香りが、トーストやヨーグルトをいっそう引き立ててくれます。
季節の味わいを、ぜひ手作りで楽しんでみてください。

よくある質問(FAQ)

あんずジャムを長期保存するにはどうすればよいですか?

手軽に長期保存したい場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍すれば約3〜6ヶ月保存でき、風味や色合いもきれいに保ちやすくなります。
使いやすい量に小分けして冷凍すれば、必要な分だけ取り出せて便利です。
解凍後に少し水っぽくなることがありますが、軽く加熱し直すことでなじみやすくなります。
解凍後は冷蔵庫に移し、2〜3週間を目安に食べ切ってください。
※ 再冷凍は避け、加熱したものはなるべく早めに使い切るのがおすすめです。

砂糖の量を40%に減らして作ってもよいですか?

50%くらいの量を使う方が、一体感のあるジャムに仕上がるのでおすすめです。
40%まで減らすと果肉が煮崩れにくくなり、果肉のごろごろ感が際立つ一方で、味ムラや水っぽさが出やすくなります。
どうしても40%にしたい場合は、煮詰める時間を長めにとると良いですが、その分、仕上がりの甘さは50%で作ったときと同等か、かえって甘く感じられることもあります。
なお、砂糖の量を減らした場合は保存性が下がるため、冷蔵保存でも早めに食べ切るようにしてください。

あんずジャムに使う鍋はどんな種類がいいですか?

あんずジャム作りには、厚手のホーロー鍋やステンレス鍋がおすすめです。
どちらも酸に強い材質なので、あんずやレモン汁の酸味による劣化の心配がありません。
ホーロー鍋は焦げつきにくく、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
ステンレス鍋は熱伝導が安定しており、手入れもしやすいため、日常使いにも適しています。
一方、アルミ鍋は変色や風味への影響が出ることがあるため、避けた方が無難です。

あんずの基本の切り方と種の取り方は?

あんずには縫い目のようなくぼみ(腹のライン)があるので、そこに沿って縦にぐるりと一周、包丁を入れます。
その切れ目に沿って、両手であんずの実を軽くひねると、きれいに半分に割れます。熟しているほど簡単に割れます。
種はそのまま指で取り除けることが多いですが、もし果肉に食い込んでいる場合は、スプーンや小さめのナイフを使ってやさしく取り除きます。

あんずをもっと細かく切ってから煮てもいいですか?

このレシピでは、あんずを半割にして煮ることで、果肉が自然に少しゴロゴロと残りやすくなります。
果肉が適度に塊状で残った方が、味や食感にメリハリが出て、より美味しく仕上がります。
そのため、細かく刻まず、大きめに切って煮るのがおすすめです。

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