ジャムを日持ちさせるための保存方法を解説します。
冷蔵や冷凍のやり方と、それぞれの保存期間などについてです。
ジャムにはいろいろな種類がありますが、いちごジャムでもりんごジャムでも、ブルーベリージャムやマーマレードでも、保存方法は同じです。
開封後のジャムなら、冷蔵もしくは冷凍で保存。
長期なら、冷凍の方がおすすめです。
また、使用している砂糖の量が多ければ多いほど保存性がアップします。
市販のジャムと手作りジャム、両方の場合について解説します。
市販のジャムの保存
市販のジャムは、開封前だったら、常温で保存することができます。
賞味期限は、冷暗所で1〜2年くらいになっている商品が多いようですが、基本的には、ビンに記載された日にちを目処に食べ切りましょう。
開封したら、常温保存はできません。
すみやかに冷蔵庫へ。
砂糖の量が50%程度の甘さ控えめのジャムなら、冷蔵保存での日持ちは、2ヶ月くらいと考えてください。
冷蔵保存したジャムが食べ切れない場合は、冷凍することで、より長持ちさせることができます。
市販品にかぎらず、手作りのジャムでも同様です。
冷凍する場合は、あとで使いやすいように小分けにして保存袋やビンに詰めます。
冷凍したジャムは、半年ほどは余裕で日持ちします。
ただし、果物以外に生クリームや牛乳なども使ったジャムは、冷凍に向きませんので、冷蔵までにとどめて、早めに食べ切ってください。
凍ったジャムを使う時は、常温や冷蔵庫に移すなどして、自然解凍するのがおすすめです。
ジャムは糖度が高いので、冷凍庫から出せば、すぐに柔らかく戻ります。
手作りジャムの保存
手作りジャムを保存する際に大切なのは、清潔な保存容器に入れることです。
保存容器は、あらかじめ、熱湯で煮沸消毒しておくのがおすすめです。
手順を説明します。
まず、鍋にたっぷりの湯を沸かして、保存ビンをひたし、そのまま5分ほど沸騰を保ちます。
そして、鍋からビンを取り出し、布巾の上などに伏せるなどして水気を蒸発させます。
ビンの煮沸消毒が済んだら、まだ熱いうちに、できあがった熱々のジャムをビンの口すれすれまで詰めます。
ジャムを詰めたら、すぐにフタをきっちり閉めて、フタを下にして逆さまにして冷まします。
このようにすると、ビンの中の空気が収縮してかなりしっかりと密閉できるので、甘さ控えめのジャムでも、常温で半年くらいは余裕で日持ちします。
この方法を試す際には、フタがしっかり閉じられるタイプのビンを使用してください。
なお、手作りジャムも、市販品と同じく、ビンのフタを開けたら、もう常温保存はできません。
手作りジャムがどれくらい日持ちするかは、使用した砂糖の量などによって変わってきます。
私の経験では、砂糖の使用量が50%(重量が果物の半分)くらいだったら、冷蔵保存で2ヶ月くらいは持ちます。
かなり甘さ控えめの糖分30%くらいでも、1ヶ月くらいは大丈夫です。
砂糖の使用量が50%と30%のジャムのレシピを下に載せておきますので、合わせて参考にしてください。
また、手作りジャムを冷凍する場合の賞味期限は、市販のジャムと同じく、半年くらいが目安です。
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