梨(和梨)を使った美味しいジャムの作り方をご紹介します。
このジャムの材料は、梨と砂糖とレモンの3つだけ。
梨の保存食としても人気の高い梨ジャムが、身近な食材だけで簡単に作れます。
お味の方は、甘さ控えめ。
レモンの酸味が加わって、ちょうど良い甘酸っぱさに仕上がります。
また、梨には、ジャムのとろみの元になる成分「ペクチン」があまり多く含まれていないので、食感は比較的サラッとしています。
もちろんパンに塗ってもいいですし、ヨーグルトに添えて食べるのも美味しいです。
なお、この梨ジャムは、冷蔵保存で3週間、冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちします。
梨がたくさんあって使い切れないという時は、ジャムにしてストックしておくといいですよ。
定番の梨ジャム
「甘酸っぱさがクセになる!梨ジャム」のレシピです。
材料
梨 | 1個(正味300g) |
レモン汁 | 大さじ2 |
グラニュー糖 ※ | 60g |
※ 普通の白砂糖でも代用できる。
作り方
まず、梨(1個)を適当な大きさに切り、皮をむいて芯を取ります。
梨は、皮と芯を取ったものを300gほど使います。
そして、半分をすりおろし、残りの半分をみじん切りにします。
梨の半分をすりおろす
梨は水分が多い食材ですが、意外と煮崩れにくいです。
ですから、ジャムらしいとろっとした食感に短時間で仕上げるために、半量をすりおろして使います。
次に、梨をすべて鍋に入れ、その上にレモン汁(大さじ2)とグラニュー糖(60g)を振りかけ、水分が出るまでしばらく置きます。
置く時間は、15〜20分くらいで十分です。
砂糖をかけて置く
梨に砂糖をかけてしばらく置き、水分を出してから煮ると、焦げ付きにくくなります。
ちなみに、グラニュー糖は、普通の白い砂糖や茶色っぽい砂糖でも代用できます。
ただ、グラニュー糖は中でも一番クセがなく、梨の味の邪魔になりにくいのでおすすめです。
梨から水分が出ると、写真のようになります。
そうしたら、火にかけます。
沸騰したらアク(白い泡)が出るので、取り除きます。
そして、火を弱め、焦げないようにヘラでたまに混ぜながら、18〜20分ほど煮ます。
出来上がりは、梨の水分が飛んで、優しいとろみが付きます。
梨と砂糖とレモンだけを使った、シンプルな梨ジャムの完成です。
梨を砂糖と一緒に煮詰めることで、柔らかな甘みがプラスされて、美味しさがアップ。
いつものパンに塗って食べるのはもちろんのこと、ヨーグルトやアイスのトッピングにも使えます。
また、マフィンやケーキをはじめとしたお菓子や、肉料理や煮込み料理などの風味付けに使うのもおすすめです。
梨ジャムの保存
この梨ジャムは、冷蔵保存で3週間ほど日持ちします。
冷凍する際には、保存袋に入れ、中の空気をしっかり抜きます。
冷凍すると、1ヶ月くらい日持ちします。
食べる時は、冷蔵庫に移して自然解凍するといいですよ。
冷凍梨を使った梨ジャム
「冷凍梨の梨ジャム」
最後に、梨ジャムのレシピをあと1品ご紹介します。
こちらは、生の和梨ではなく、冷凍した和梨を使うのが特徴です。
上の写真は、それぞれを比較したもの。
左側が、冷凍した和梨で作ったジャム。
色がほんの少し濃く仕上がります。
冷凍した梨を使うと、煮る時間を半分ほどに短縮できるというメリットがあります。
梨の細胞壁が冷凍によって壊れ、水分が出やすくなるためです。
また、味はほぼ変わりませんが、食感は少し違います。
生の場合と違って、冷凍した場合は、全体的にとろっとした感じ。
梨を少し大きめに刻んで使っても、食感はあまり出ないのが特徴です。
こちらのレシピも、ぜひ参考にしてください。
リンク先では、梨の冷凍保存の仕方も合わせて紹介しています。
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