みかんジャムのレシピをご紹介します。
外皮や薄皮も一緒に使った、風味豊かなみかんマーマレードのレシピです。
みかんでジャムを作る際には、外皮も加えるのがおすすめです。
みかんの果肉は、酸味が控えめで甘みが強いものが多いため、皮なしでジャムを作ると、まったりとしたキレのない味になりがちです。
でも、外皮を適度に加えることで、風味が大幅にアップ。
全体の味が引き締まり、飽きのこない味に仕上がります。
ちなみに、みかんの外皮は苦味がほとんどないので、ジャム作りはとても簡単です。
わざわざ苦味を取る必要はなく、包丁で千切りにするだけで使えます。
「みかんジャム」のレシピです。
みかんは、4個でも5個でも、お好みの個数分作れます。
その際には、グラニュー糖の量を変えて、煮詰める時間を少し調整してみてください。
なお、みかんの房の薄皮や白い筋は、取り除かずにそのまま使います。
こうした部分には、ジャムのとろみのもととなる、食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。
そのため、きれいに取ってしまうと、うまく固まらないことも。
一方で、薄皮は、そのまま煮ると食感がやや気になる場合があるので、房ごとあらかじめミキサーにかけてジュース状にしてから煮詰めます。
みかん | 3個※ |
グラニュー糖※※ | みかんの重量の30% |
※みかんの外皮は3/4個分のみを使う。
※※普通の砂糖でもOK。
【工程1】
まず、みかん(3個)の皮をむきます。
皮は、無造作にむいたものを使ってもいいですけど、包丁で十字の切れ目を入れてからむくと、皮の大きさがきれいに切り揃えられます。
みかんの皮は、3/4個分のみを使います。
皮からヘタだけを取り除いて、そのまま千切りにします。
ちなみに、みかんの皮は、きれいに水洗いすれば、安心して食べられます。
気になる場合は、無農薬栽培のみかんを使うことをおすすめします。
続いて、「みかんの房丸ごと3個分」と「みかんの皮3/4個分」の合計の重量をはかります。
この重さに応じて、のちほど加えるグラニュー糖の量が変わります。
【工程2】
次に、みかんの房(3個分)をミキサーに入れます。
みかんの房は、薄皮も白い筋もそのまま取らずに使います。
そして、ミキサーを回してジュース状にします。
【工程3】
続いて、ミキサーにかけた房と千切りにした皮を鍋に入れ、先ほど計測したみかんの全重量の30%のグラニュー糖を加え、軽く混ぜて火にかけます。
グラニュー糖の量は、例えば、「房丸ごと3個分と皮3/4個分」の合計の重量が350gだとしたら、350 × 0.3 = 105gになります。
沸騰したら、アク(白い泡)を取ります。
アクをきれいに取ると、雑味が取れてクリアーな味に仕上がります。
焦がさないように、5〜7分煮詰めたら完成です。
みかんジャムは、冷めると固まります。
あまり煮詰め過ぎると、冷ましたあとにかたくなるので、わりとさらっとしたゆるめの状態で火から下ろすのがおすすめです。
みかんの果肉のマイルドな甘みに、外皮のキレのある風味が加わって、メリハリのある味に仕上がります。
砂糖を30%と控えめにしてあるので、過度に甘くならないのも嬉しいところ。
パンなどにたっぷりと塗っても、あまり罪悪感を感じずに、パクパクと美味しく食べられます。
また、このみかんジャムの使い道としては、他にも、プレーンヨーグルトに加えたり、肉料理の味付けに使ったり、ドレッシングの素材にしたりなどがおすすめです。
冷蔵保存で1ヶ月ほど日持ちするので、ストックしておくと便利ですよ。