りんごジャムの作り方を解説します。
皮なしでも皮ごとでも作れる、美味しいりんごジャムのレシピ。
水を一切加えずに、りんご自体の風味を凝縮して作ります。
調理のコツは、りんごの水分を短時間でしっかり飛ばしたうえで、更に、ミキサーやフードプロセッサーを使ってペースト状にすることです。
りんごは繊維がわりとしっかりしているので、小さく切ってから煮たとしても、なかなか煮崩れてくれません。
そのうえ、加熱しすぎると、水分だけが飛んで固い食感になってしまいます。
でも、ミキサーなどを併用すれば、加熱時間を抑えられるので、ジャムらしいみずみずしさをキープできます。
りんごジャムには市販品もありますが、簡単に手作りすることができますし、風味に関しては、自家製のジャムの方が上です。
また、冷凍で半年ほど日持ちするので、保存食としても優秀。
りんごの大量消費レシピとしてもおすすめですよ。
材料
りんご | 2個 ※1 |
砂糖 ※2 | りんごの重量の30% |
レモン汁 | りんご100gにつき大さじ1/2(紅玉は小さじ3/4) |
- りんごの量は自由に変えられます。
- グラニュー糖・白砂糖がおすすめですが、きび糖など、お好みで変えられます。
作り方
- ① りんごをきれいに洗い、縦8等分のくし切りにして芯を取り除き、皮をむきます。(お好みで、皮付きのまま使ってもいいです。)
りんごなら何でもOK
りんごの品種に関しては、何でも構いません。
「ふじ」「紅玉」「王林」、どれでも作れます。
ただ、紅玉は酸味が比較的強めなので、紅玉を使う場合は、レモン汁の量を減らすのがおすすめです。
レモン汁の分量については、次の工程で解説します。
皮付きでもOK
りんごは、お好みで皮ごと使ってもOKです。
皮ごと使うと、りんごの風味が強まるうえに、皮の食感が、ところどころにアクセントとして加わります。
参考:りんごのくし切りと皮むき
- ② りんごの重さをはかり、重量の30%の砂糖と、100gにつき大さじ1/2(紅玉を使う場合は小さじ3/4)のレモン汁を用意します。
砂糖の量について
砂糖の割合は、30%が目安です。
芯などを取り除いた標準的なりんご2個の重さは550gくらいですが、たとえば、その重さをもとに計算すると、砂糖の量は 550 × 0.3 = 165g になります。
砂糖の種類について
砂糖の種類は、グラニュー糖、もしくは白砂糖がおすすめです。
これらの砂糖は味にクセがないため、りんご自体の風味を生かすことができます。
なお、グラニュー糖と白砂糖をくらべると、グラニュー糖の方が、味がより素直なジャムができます。
とはいえ、お好みで、きび糖やてんさい糖などの茶色い砂糖を使ってもOKです。
これらの砂糖を使うと、ジャムの味に独特のコクが加わり、なおかつ、見た目が茶色っぽい仕上がりになります。
レモンなしだとどうなるか
酸味を補うことでりんごの風味が引き立つので、りんごジャムを作る際には、レモン汁を加えるのがおすすめです。
ただ、レモンなしだとジャムが作れないわけではありません。
レモンがなくても、今回のやり方で作れば、トロっとした食感に仕上がります。
酸味がもともと強い紅玉を使う場合や、酸味が極端に苦手な場合は、レモンなしで作るのもアリです。
- ③ りんごの重さをはかったら、薄いいちょう切りにします。
参考:りんごのいちょう切り
- ④ りんごを鍋に入れ、砂糖とレモン汁を加え、よく混ぜて弱火にかけます。
水分が出てきたら、火力を「弱めの中火」〜「中火」に上げます。
- ⑤ アクが出てきたら取り除き、たまに混ぜながら、水分が少なくなるまで煮ます。
煮る時間について
鍋の大きさなどにもよりますが、りんごを煮る時間は、標準サイズのりんご2個(600g程度)で、鍋が温まってからトータル13分くらいです。
もし、りんごを1個に減らすなど、少量だけを作る場合は、少し短めに加熱。
逆に、3個に増やすなど、りんごの量を多くする場合は、少し長めに加熱します。
いずれにしても、焦がさない程度の火力で、りんごの水分が完全に飛ぶまで煮てください。
- ⑥ 水分が少なくなったら火を弱め、まめに混ぜながら焦がさないようにして、水分を完全に飛ばします。
- ⑦ 煮たりんごをフードプロセッサー(もしくはミキサー)に入れ、好みでなめらか、もしくは少し粗めのペースト状にしたら完成です。
この時、固まりがなくなって滑らかになるまで回してもいいですし、逆に、果肉がゴロゴロ残るくらいの粗めにとどめても美味しいです。
りんごジャムを作るコツ
りんごは、繊維がわりとしっかりとしているため、水分を一切加えずに作る場合には、たとえ30分煮たとしても、なかなか煮崩れてくれません。
そのうえ、長時間煮ると、水分だけが蒸発してしまいます。
加熱だけでりんごジャムを作るのは難しく、ジャム状に固まる固まらない以前に、とろみもつかず、硬い煮りんごのような仕上がりになりがちです。
そこでこのレシピでは、加熱だけに頼るのではなく、13分ほど煮て水分を飛ばした後に、フードプロセッサーやミキサーなどで撹拌する方法を採用しています。
このようにすることで、時短になるうえに、簡単に美味しく作れます。
なお、りんごを先に撹拌したり、すりおろしてから煮るのは、NGです。
ざらついた食感になってしまうので、煮てから撹拌する方が断然おすすめです。
完成したりんごジャムは、とろっとしていて柔らかな口当たり。
砂糖の量を30%にしているので、甘みがやや控えめになっており、その分、りんごの味がしっかりと感じられます。
すっきりとしたクセのない味で、とても美味しいです。
多めに作ってストックしておくと、毎日の楽しみが一つ増えますよ。
なお、りんごの皮をむいて作ると、写真の中央に映っているような、黄色いジャムに仕上がります。
皮付きのまま使うと、左奥のような赤色に。
きび糖を使って作ると、少し奥に見えているような、茶色っぽい色になります。
参考にしてください。
りんごジャムの使い道とアレンジ
りんごジャムは、パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりして食べるのが王道ですが、他にも様々な使い道があります。
たとえば、紅茶の風味付けに加えても美味しいですし、お菓子の材料としても便利です。
また、肉料理に作る際に少量を混ぜてもよく合います。
冷凍・冷蔵した場合の賞味期限
完成したりんごジャムは、ガラス瓶やタッパーなどで密閉したうえで冷蔵保存すると、1ヶ月ほど日持ちします。
また、保存袋に入れて、中の空気をしっかり抜いて冷凍すれば、保存期間が半年ほどにのびます。
いつも参考にさせていただいてます❣️
経験値ゆえの説明で、忠実にかつ、と゛くそうせいをくわえ、
かつようさせていたた゛いています
嬉しいコメントをどうもありがとうございます。
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