
普段捨ててしまいがちなみかんの皮を、手軽に美味しく食べられるレシピをご紹介します。
みかんの皮を使った、ピールのレシピです。
みかんの皮は、オレンジなど他の柑橘類の皮と比べると、かなり苦味が少ないのが特徴です。
生のままでも食べられるほどで、茹でたり水にさらしたりして苦味を抜かなくても、切ってそのまま使うことができます。
みかんの皮を手軽に有効活用する方法は、乾燥させて陳皮にしたりお風呂に入れたりといろいろありますが、ピールにしてストックしておくのも便利です。
冷蔵保存で半年ほど日持ちするので、お菓子作りに活用したり、食後に少しつまんだりと楽しめますよ。
レシピ動画
「みかんピール」のレシピです。
材料
みかんの皮 | 2個分※ |
砂糖 | みかんの皮と同重量 |
水 | 150ml程度 |
グラニュー糖 | 大さじ1程度 |
- みかんの皮の量はお好みで変えられます。その場合は、他の材料の量を微調整してください。
作り方

まず、みかんの皮(2個分)を7〜8ミリの細切りにします。
皮のむき方と切り方
みかんの皮は、無造作にむいたものを使ってもいいですけど、むき方に少し気を配ると、仕上がりの大きさが揃いやすくなります。
包丁を使って十字の切れ目を入れて中身を取り出し、さらにそれぞれを縦半分に切り、合計8等分したものを、斜めに細く切るのがおすすめです。
ヘタとふわふわした筋は取り除く
また、みかんのヘタや、皮の内側にふわふわ浮いている白い筋は、あらかじめ取り除きます。
これらが残っていると、食感が損なわれてしまいます。
なお、みかんの皮は、きれいに水洗いすれば安心して食べられますが、気になる場合は無農薬のみかんを選んでください。

次に、砂糖(みかんの皮と同量)と水(150ml程度)を鍋に入れ、火にかけて砂糖を溶かします。
そして、みかんの皮を加え、汁気が少なくなるまで5分ほど煮ます。
砂糖と水の量
砂糖の量は、使用するみかんの皮の重量(g)と同じです。
水の量は、使用するみかんが大きい場合は、180mlくらいに増やすといいです。

5分ほど煮て汁気が少なくなったら、火を止めてそのまま冷まし、味をなじませます。
汁気は、完全に飛ばしてしまうと仕上がりが硬くなるので、少し残っているくらいで火を止めます。

鍋の中身が冷めたら、みかんの皮を1本ずつ取り出し、クッキングシートの上になるべくくっつかないように並べます。
このようにみかんの皮を1本ずつ並べておくと、このあとグラニュー糖をまぶす作業がやりやすいです。

そして、グラニュー糖(大さじ1程度)を手でまぶします。
グラニュー糖の量は、ごく一般的な大きさのみかん(2個)だったら、大さじ1くらいで足りますが、みかんのサイズが大きい場合は、少し増やしてみてください。
グラニュー糖をまぶす理由
グラニュー糖をまぶすと、甘みが加わって食べやすくなりますし、ベトベトしないので、手でつまみやすくなります。
甘みを抑えたい場合は、グラニュー糖をまぶさずに冷蔵庫に入れて乾燥させることもできますが、皮の表面がややウエットな仕上がりになります。

最後に、クッキングシートの上に少し離して並べ、ラップをしないで冷蔵庫に一晩入れて乾燥させたら完成です。
皮の裏側の白い部分が乾きにくいので、そちら側を上にして並べると、効率よく乾かせます。

廃棄されるはずだったみかんの皮が、美味しいおやつとして大復活。
みかんの皮には柑橘類特有の風味がギュッと詰まっているので、甘みを補うことで、食べやすくて香りの良いスイーツが作れます。
しかも、みかんの皮にはβクリプトキサンチンという成分が豊富に含まれており、骨を丈夫にする効果も期待できます。
美味しくて栄養豊富なみかんピール。
冷蔵保存で半年ほど日持ちするので、一度作っておくと、長く楽しめますよ。