南雲吉則さん。現在57歳。最近よくメディアで見かける、あのお医者さんです。写真を拝見するとビックリするくらい若々しいですね。女性はメークでごまかせますが、男性の場合はそうはいきません。お会いしたことはありませんが、イカサマなしの若さなんだろうなと思います。
南雲さんが薦めるアンチエイジングは、ある意味とてもシンプルです。「食べ過ぎるな」、この一言につきます。彼は、食事を1日1回しか摂りません。習慣で漠然と食事を摂るのではなく、体が栄養を欲して初めて、そこで食事を摂るのだと。ナグモ式健康法の基本は「飢え」なのです。
でも、そう聞いて、「じゃあ今日から1日1食にしよう!」と決断できる人はなかなかいないのではないでしょうか。「いや、分かるんだけど、でも、ねえ?」と色々と言い訳を考え始めると思います。すくなくとも私はそうです。
そこで、南雲さんが提唱する1日1食法はとりあえず置いておいて、まずは手軽にできる方法を実践してみたいと思います。ゴボウ茶とか水シャワーとかいくつか種類はありますが、今回取り上げるのは、「みかんを皮ごと食べる」というアンチエイジングです。
1つの命をまるごと食べる
南雲さんは、みかんに限らず、食材はなるべく丸ごと食べるのが理想的だと仰っています。たとえば、魚だったら「腹ごと骨ごと頭ごと」、野菜だったら「葉ごと皮ごと根っこごと」。1つの命を丸ごと食べる、それこそが完全栄養の摂取なのだそうです。
みかんを皮ごと食べる。実際、これだけでも結構ハードルは高いですよね。なんというか、とても苦そうだし。でも、実際に食べてみると、全くイヤな感じはしません。たしかに苦味はあるのですが、むしろ、みかんの味を引き立てているように感じます。それに、サクサクとした食感も気に入りました。私は好きです。
みかん1つで南雲さんになれるとは思いませんが、できるところから始めるのも悪くないなとも思います。 ストイックでなくても始められるアンチエイジング。まずは気軽に試してみてください。
最後に、みかんを皮ごと食べる際の注意点を、挙げておきます。
- 必ず生のまま食べる。
- 農薬を避ける。
- ワックスが気になるようなら、ぬるま湯で洗う。
- 種は丸飲みOKだが、噛み砕いては食べない。種の中には青酸カリに近い毒が含まれているので要注意。
輸入ものは、燻蒸という方法で農薬がかけられているので食べない。国産だったら、水洗いをする。これだけで農薬のほとんどが落ちるので問題はない。
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