酸っぱいみかんを甘くする方法を、おすすめ順にご紹介します。
みかんにとって酸味は不可欠で、みかんの甘みは酸味があることで引き立ちます。
ただ、そのままでは食べにくいほど酸味が強い場合は、しばらく置いたり、温めたり、焼いたりすることで、甘くすることができます。
- しばらく保存する
- 焼きみかんにする
- 湯にひたす
- 揉む
酸っぱいみかんを確実に甘くしたいのなら、少し時間をかけて保存するのが一番です。
みかんは、収穫してからもずっと生きており、呼吸によって酸を少しずつ使います。
そのため、保存しておくことで、酸味が徐々に抜けていくというわけです。
ちなみに、わが家では、酸っぱいみかんは、1〜2週間ほど食べないで置いておきます。
収穫したてのみかんであれば、数日置くだけで甘くなることも。
みかんを常温で日持ちさせるには、通気性の良いカゴなどに入れて、なるべく重ならないようにして冷暗所に置きます。
詳しくは、「みかんの保存方法」という記事をご覧ください。
みかんは、温めることでも、甘みが増します。
温めると、みかんに含まれる酵素が働いて、クエン酸が分解されるためです。
みかんを加熱するのなら、皮に焦げ目が付くくらい焼くのが一番おすすめ。
焦げ目の香ばしさが加わって、みかんが焼き芋のような味に変わりますが、甘みはわりと強く感じられるようになります。
みかんの焼き方は、上の動画か、「焼きみかんの作り方」を参考にしてください。
みかんに焦げ目を付けたくない場合は、40度くらいの湯に10分ほどひたすだけでも少し効果があります。
わずかに甘く感じられる程度ですが、手軽な方法なので、試してみるのもアリです。
わざわざお湯を沸かすのが面倒な場合は、お風呂に入れるという手もあります。
ただ、実際に試してみたところ、違いはあまり感じられませんでした。
また、手でよく揉むだけでも、みかんの甘みが増すというのもよく言われます。
揉むと言っても、軽く数回握る程度ではダメで、よく言われるように、50回ほど繰り返さないと効果がありません。
また、揉んでからすぐに食べるのではなく、1日置くと、甘みが感じられると言われています。
揉む前との違いは厳密に比較できないのですが、実際に試したところ、少し甘くなったように思われました。
ただ、50回揉むというのは結構な手間ですから、その労力に見合うほどの効果はないように感じられます。
以上、みかんを甘くする方法をお伝えしました。
今回4つのやり方をご紹介しましたが、最もおすすめなのは「しばらく保存する」という方法です。
手軽なうえに効果が高いので、ぜひお試しください。
果汁を絞ってドレッシングを作ったり、お菓子やジャムを作ったりしても良いと思います。