
パンやクラッカーに合う、かぼちゃペーストのレシピをご紹介します。
料理研究家の飛田和緒さんが考案した「かぼちゃ煮のクリームチーズあえ」です。
醤油風味のちょっぴり和テイストのペーストで、チーズケーキを思わせるようなコクと甘みがあります。
ちなみに、飛田さんは「これがあると(サンドイッチを)何個も食べちゃう」とおっしゃいます。
その言葉通り、パンとの相性は抜群です。
おやつ感覚で食べられるので、子供や女性にウケる一品です。
(一部情報元:NHK「きょうの料理」2018年4月30日放映)
かぼちゃペーストの作り方

「かぼちゃ煮のクリームチーズあえ」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
かぼちゃ | 1/4個(370g) |
クリームチーズ | 40g |
砂糖 | 小さじ2 |
醤油 | 小さじ2 |
- かぼちゃはワタとタネを取り、皮をむいて一口大に切る。
- 1を鍋に入れ、ひたひたよりも少し少なめの水を注ぎ、砂糖と醤油を加え、中火にかける。
ふつふつしてきたら紙ぶた(※)をして、弱めの中火で10分ほど煮る。
煮汁がほぼ無くなったら火を止め、そのまま冷ます。 - 2の粗熱が取れたらフォークを使ってペースト状になるまで潰す。クリームチーズを混ぜたらできあがり。
冷蔵庫で3日ほど保存が効く。
※クッキングシートで作った落し蓋。下の写真参照。
写真をもとにレシピを説明します。
かぼちゃペーストの作り方

【工程1】
まずかぼちゃ(1/4個:370g)のワタとタネを取り、皮をむいて一口大に切ります。
かぼちゃは皮をむいて使います。
皮を取ると、口当たりがなめらかなペーストができます。

【工程2】
次にかぼちゃを鍋に入れ、ひたひたよりも少し少なめの水を注ぎ、砂糖(小さじ2)と醤油(小さじ2)を加え、中火にかけます。

煮汁がふつふつしてきたら、紙ぶたをして弱めの中火で10分ほど煮ます。
ちなみに「紙ぶた」とは、クッキングシートで作った落し蓋のことです。
鍋と同じ大きさの円形に切り、中央に空気穴を開けるだけで、落し蓋として使えます。詳しくは「落し蓋の作り方」をご覧ください。

10分ほどして煮汁がほぼ無くなったら、火を止めます。そして紙ぶたをしたまま冷まします。
煮汁がまだ残っている場合は、いったん紙ぶたを取り、汁気を完全に飛ばします。

鍋には煮汁がまったく残らない状態にします。
ペーストが水っぽくならないように、かぼちゃの煮汁は完全に飛ばします。

【工程3】
かぼちゃの粗熱が取れたら、フォークを使ってペースト状になるまで潰し、クリームチーズ(40g)を混ぜます。これで完成です。

かぼちゃの煮物の甘じょっぱさと、クリームチーズの優しいコクが絶妙にマッチした、味わい深いペーストができます。
このペーストは、パンに挟んだり、クラッカーに塗っていただくと美味しいです。
ちなみに上の写真は、飛田さんが考案した「かぼちゃ煮のクリームチーズ&ハムのサンド」です。
飛田さんによると、今回ご紹介したかぼちゃペーストには、ハムを合わせるのが「ベスト」だそうです。ハムの塩気がとても良く合います。
またこのペーストは、かぼちゃサラダのように料理の付け合わせにするのもいいですよ。
和食にも洋食にも比較的合わせやすく、食後のデザートのような感覚でいただけます。

作り置きする場合は、冷蔵庫で3日ほど保存が効くそうです。
このペーストは、かぼちゃの煮物をアレンジして作るので、かぼちゃを一度にたくさん煮れば、2種類のお料理を一度に楽しむこともできます。
飛田さんはいつも、かぼちゃ1個(レシピの4倍の量)を一気に煮て、半分をかぼちゃの煮物のまま食べて、残り半分を潰してこのペーストを作るそうですよ。