かぼちゃプリンのレシピ・作り方。とろっと濃厚!

かぼちゃプリン
レシピ動画
とろっと濃厚!かぼちゃプリン

かぼちゃプリンのレシピをご紹介します。

かぼちゃの美味しさが詰まった、濃厚な味わいのプリンです。
オーブンを使った基本のレシピになっていて、難しい作業はなく、簡単に作れます。

また、使う材料は、卵・牛乳・砂糖など、とてもシンプルです。
生クリームなしゼラチンなしで作れるので、冷蔵庫にあるものだけで手軽に調理可能です。

材料

5個分:調理時間20分/焼き時間25分
かぼちゃ 200g
3個
牛乳 300ml
砂糖 60g
バニラオイル 6滴
カラメルソース
砂糖 50g
大さじ2
  • 緑色の皮を取り除いたかぼちゃを200g使用する。
カロリー
1個分218kcal


レシピ

かぼちゃプリンの下準備(湯を沸かす)
砂糖をフライパンで加熱する
  1. ① 鍋に湯を沸かします。
  2. ② 砂糖(50g)を小さめのフライパン(もしくは鍋)に入れ、中火にかけます。
この湯の用途は2つです。

1つは、カラメルソース作り。
もう1つは、プリンをオーブンで焼く際に、天板の上に流し込むお湯として使います。


砂糖をフライパンで溶かす
かぼちゃプリンのカラメルの作り方
  1. ③ 砂糖が溶けてきたら、フライパンを回しながら、砂糖をムラなく溶かします。
  2. ④ 溶けた砂糖が茶色っぽくなってきたら、弱火にします。


カラメルに湯を加える
かぼちゃプリンのカラメル
  1. ⑤ 全体が濃い焦げ茶色になったら、湯(大さじ2)を少しずつ加えつつ、フライパンを回しながら混ぜます。
  2. ⑥ できあがったカラメルソースを、熱いうちに5つの器に流し入れます。

参考:カラメルソースの作り方


かぼちゃの皮を取り除く
かぼちゃを電子レンジで加熱する
  1. ⑦ かぼちゃの皮を取り除き、かぼちゃの身を200g用意して、適当な大きさに切ります。
  2. ⑧ かぼちゃを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかぶせて、電子レンジ(600W)で4分加熱します。
    加熱し終えたら、かぼちゃが冷めないように、庫内にそのまましばらく置いておきます。

参考:残ったかぼちゃの皮のレシピ


卵を泡立て器で混ぜる
溶き卵をこし器でこす
  1. ⑨ かぼちゃを加熱している間に、卵(3個)をボールに割り入れ、泡立て器でよく混ぜます。
  2. ⑩ 卵が混ざったら、こし器で濾します。
この卵を使うのはレシピの後半ですが、あらかじめ濾して滑らかな状態にしておくことで、この後の作業がスムーズに進みます。



ここからは手早く作業!

ここからは、プリン液の温度が下がらないように、手早く作業します。
プリン液が冷たくなると、焼き上がりの分離の原因になってしまいます。

かぼちゃをこす
こしたかぼちゃ
  1. ⑪ かぼちゃをレンジから取り出して、すぐにオーブンを170度に温め始めます。
    この時、天板も一緒に温めます。
  2. ⑫ かぼちゃを裏ごしして、ボールに入れます。
かぼちゃを裏ごししてペースト状にすることで、なめらかな口当たりのかぼちゃプリンが作れます。


牛乳と砂糖を温める
こしたかぼちゃに牛乳を加える
  1. ⑬ 牛乳(300ml)を小鍋に入れ、砂糖(60g)とバニラオイル(6滴)を加えます。
    フチがフツフツとするまで温めて、砂糖を溶かします。
  2. ⑭ 牛乳が熱いうちに、かぼちゃが入ったボールに注ぎます。
牛乳をグラグラ沸騰させてしまうと皮膜ができてしまうので、フツフツとしてくるくらいまで温めれば十分です。

よく分からなければ、加熱中の牛乳を温度計で計ってもいいです。
だいたい70度くらいが目安です。


かぼちゃと牛乳を混ぜる
かぼちゃと牛乳を冷ます
  1. ⑮ 牛乳をかぼちゃに注いだら、すぐに軽く混ぜて、温度計を刺して60度になるまで温度を下げます。

補足:温度を60度にする理由焼き上がりが分離するのを防ぐ方法



プリン液に卵液を混ぜる
プリン液を器に注ぐ
  1. ⑯ すぐに、ボールに卵液を入れて、泡立て器でよく混ぜます。
    カラメルソースを入れておいた5つの器に注ぎます。

補足:プリンの器の大きさ


かぼちゃプリンの器を並べた天板に湯を注ぐ
焼き上がったかぼちゃプリン
  1. ⑰ すぐに、オーブンから天板を少し出し、天板に器を並べ、天板の半分くらいの高さまで熱湯を注ぎます。
    170度に温めたオーブンで、25分ほど焼いたら完成です。

補足:蒸し焼きにする理由

上の写真では、説明のために天板を完全に外に出していますが、実際には、オーブンから出すのは必要最小限にとどめて、手早く作業してください。


かぼちゃプリン

できあがったかぼちゃプリンは、トロッと舌にまとわりつくような食感で、柔らかな口当たりです。
かぼちゃの自然な甘みに、砂糖のパンチのある甘みが加わって、濃厚な味に仕上がります。

シンプルな食材で作ったスイーツですが、食べ過ぎ注意な美味しさです。
わりと日持ちするので、冷蔵庫に入れておくと、楽しみが増えますよ。


レシピの補足説明

プリン液の温度を60度にする理由

温めた牛乳をかぼちゃに注いだら、60度になるまで温度を下げることが大切です。
60度よりも温度が高いと、次の工程で卵液を注いだ際に、卵が固まり始めてしまうためです。

また、温度が低すぎるのも問題で、プリンが固まる前にかぼちゃが沈殿しやすくなるため、仕上がりが分離してしまいます。
60度まで下げたら、冷めないうちに卵液を加え、泡立て器でしっかり混ぜてから、すぐに器に注いで焼いてください。

焼き上がりが分離するのを防ぐ方法

かぼちゃプリンのよくある失敗例としては、焼き上がりが分離してしまうというのが挙げられます。

分離するのを回避して、きれいに仕上げるには、次の3点を押さえることが重要です。

  • かぼちゃをきれいなペースト状にする。
  • 卵が固まらないギリギリの温度(60度)までプリン液を温めて、卵を加える。
  • プリン液をしっかり混ぜる。

ちなみに、かぼちゃの量をかなり多めにすることで、分離しにくくすることもできます。

たとえば、かぼちゃを200g使う場合は、卵は2個、牛乳は200mlに分量を抑えれば、温度管理はしなくても、分離をかなり防げます。
ただ、かぼちゃが多い分、仕上がりの食感はやや固めになります。

プリンの器の大きさ

プリンの器の大きさは、150ml程度がおすすめです。
この記事では、150mlの耐熱ガラス容器を使っています。

蒸し焼きにする理由

かぼちゃプリンをオーブンで焼く際には、天板に湯を張って蒸し焼きにすると、柔らかい食感に仕上がります。
天板に湯を張らずに焼くと、水分が蒸発しすぎてプリンが固くなってしまうので注意が必要です。

また、焼き時間は、25分を目安に、様子を見て調整してください。
あまり焼きすぎると、それも固く仕上がる原因になります。

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