しめじスープ｜香りと旨味を最大限引き出す、奥深い味わいの基本レシピ

しめじの香りと旨味をとことん引き出した、やさしくも奥深い味わいのしめじスープです。
しめじは半量を刻んで“だし役”にし、残りは食感を生かして炒めることで、ひと椀の中に香り・旨味・食感のすべてが調和します。
生姜と玉ねぎの風味が全体をまとめ、少量のベーコンがほどよいコクとメリハリを添える、飽きのこない満足度の高い一品です。

しめじスープのレシピ・作り方

しめじなどを切る

1. ① しめじ（1袋：150g）は石づきを落としたものを用意して、小房に分けます。
   半量は粗みじん切りにします。
   残り半量は食感を残すためそのまま使います。
2. ② 玉ねぎ（1/4個：50g）は薄切り、生姜（5g）はみじん切り、ベーコン（ハーフ1枚：10g）は5〜7mm幅の細切りにします。

---

ベーコンを炒めて旨味を出す

1. ③ 鍋にオリーブオイル（小さじ1）とベーコンを入れ、弱めの中火で1分ほど炒め、脂と香りを出して少しこんがりとさせます。

---

玉ねぎと生姜を炒める

1. ④ 玉ねぎと生姜を加え、弱めの中火でさらに1分炒めます。

---

刻んだしめじを炒めて香りを出す

1. ⑤ 刻んだしめじを加え、弱めの中火で3分ほど、香りが立つまでよく炒めます。

---

残りのしめじを加えて炒める

1. ⑥ 残りのしめじも加え、2分ほど炒めて香りを軽く立たせつつ、食感をほどよく残します。

---

しめじスープを煮る

1. ⑦ 水（400ml）を注ぎ、中火で煮立てます。
   アクが出たら軽く取り、5分ほど煮てしめじの旨味をしっかり引き出します。

---

しめじスープの完成！

1. ⑧ 醤油（小さじ2）と塩（小さじ1/4）で味をととのえ、火を止めます。
   器に注ぎ、仕上げに黒こしょうと白ごま（小さじ1/2）を振ったら完成です。

刻んだしめじで深みを出し、炒めたしめじで食感を添えるので、シンプルな材料でも満足感のある一杯に仕上がります。
素材の力を生かした素直なおいしさを、ぜひ楽しんでみてください。

よくある質問（FAQ）

しめじスープは作り置きできますか？

しめじスープは冷蔵で2日程度保存できます。
時間が経つとしめじから旨味がさらに出て味が落ち着くため、作りたてとはまた違った深みが楽しめます。
温め直す際は弱火でゆっくり加熱すると、香りが飛びにくくおすすめです。

しめじスープをもっとコクのある味にするにはどうすればいいですか？

具材を炒める段階でベーコンを少し増やす、またはバター小さじ1を最後に加えると、しめじの旨味がより濃く感じられます。
ただし、ベーコンやバターを増やしすぎると油脂の風味が強く出て、しめじの繊細な香りが感じにくくなります。
このスープはしめじの旨味を存分に味わうためにベーコン量を控えめにしているため、加える場合は少量にとどめるのがおすすめです。

しめじスープの具材は代用できますか？

しめじの一部をえのき、まいたけ、しいたけに代えると、香りや食感が変わり風味の違いが楽しめます。
特にまいたけは香りが強く、しめじの旨味とよく馴染みます。
玉ねぎの代わりに長ねぎを使うと、さらにやさしい味わいになります。