ローストビーフ|香ばしく焼いて低温でしっとり仕上げる王道レシピ

ローストビーフ
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低温でじっくり火を通すことで、中心まで均一にロゼ色に仕上がる、王道スタイルのローストビーフです。
フライパンでしっかり焼き色をつけ、金網にのせてオーブンで加熱するため、香ばしさとしっとり感の両方が際立ちます。
塩と黒こしょうだけで味付けするシンプルな英国風で、肉本来の旨味を最大限に引き出せるのも魅力。
家庭のオーブンでも失敗しにくく、特別な日のごちそうにも普段の食卓にもぴったりのレシピです。


材料

4人分:調理時間60分超
牛もも肉(塊) 600g
5g(小さじ1程度)
黒こしょう 適量
オリーブオイル 大さじ1

ローストビーフのレシピ・作り方

牛肉を常温に戻して下ごしらえ

牛肉に塩と胡椒をまぶす

  1. ① オーブンを120℃に予熱し始めます。
  2. ② 牛肉(600g)は焼く1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻します。
    水気をふき取り、全面に塩(5g)と黒こしょう(適量)を万遍なくすり込みます。
冷たいままの肉を焼くと外側だけ早く火が入り、中心が生っぽく残ったり、仕上がりがムラになります。
1時間かけて常温に戻すことで、オーブン焼きが均一に進み、きれいなロゼ色に仕上がります。


牛肉の全面に焼き色をつける

フライパンで牛肉をこんがりと焼く
トングで掴んで牛肉の側面も焼く
  1. ③ フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れて中火で熱し、牛肉を入れます。
    最初の面を1分しっかり焼いて濃い焼き色を付けます。
    肉を転がしながら全面をあと5分ほどかけて焼きます。(焼き時間は合計6分ほど)
    側面や細かい角もトングで支えて焼き、全体が均一に香ばしくなるようにします。
肉の表面全体にしっかり濃い焼き色をつけることで、香ばしさが増し、ローストビーフならではの深い味わいが生まれます。

金網にのせてオーブン準備

天板にクッキングシートを敷いて金網をおいて牛肉をのせる

  1. ④ 天板にクッキングシートを敷き、その上に金網(ラック)を置きます。
    金網に薄く油を塗り、焼き上がったばかりの牛肉をのせます。


オーブンでじっくり加熱

焼きあがったローストビーフ

  1. ⑤ 牛肉を金網にのせたらすぐに、120℃に予熱したオーブンに入れ、60分ほどを目安に焼きます。
    中心温度が55〜58℃で王道のローストビーフらしいミディアムレアになります。
金網にのせることで下側も蒸れず、肉の上下に均一に熱が回ります。
これにより中心まできれいなロゼ色になり、しっとりと柔らかい食感に仕上がります。
なお、肉の厚みやオーブン性能によって焼き時間は多少前後します。

休ませて肉汁を落ち着かせる

焼きあがったローストビーフと天板に落ちた肉汁
焼きあがったローストビーフをアルミホイルで包む
  1. ⑥ 焼き上がったら取り出します。
    天板の上の網に肉を置いたまま、アルミホイルをふわりとかぶせて15〜20分休ませます。
    休ませることで肉汁が全体に戻り、しっとりした仕上がりになります。
天板に落ちた肉汁は、グレービーソース作りに使えます。
旨味が濃く、ローストビーフと相性抜群なので、詳しい作り方はグレービーソースのレシピをご覧ください。

ローストビーフの完成!

ローストビーフ

  1. ⑦ 薄くスライスして盛り付けます。
    シンプルに味わうなら、オリーブオイルをかけて塩と粗挽き黒こしょうを振るのがおすすめです。
    また、天板に落ちた肉汁とフライパンに残った肉汁をもとに、旨味の強いグレービーソースを作って添えると良く合います。
    市販の練りわさびを使ってホースラディッシュソースを作ってもよく合います。

ローストビーフというと手間がかかりそうなイメージがありますが、実際はとても簡単です。
フライパンで焼き色をつけてオーブンで焼くだけで、手軽に本格的な味を楽しめます。
ごちそう感たっぷりの肉料理を、自宅で気軽に味わってみてください。


よくある質問(FAQ)

ローストビーフに使う牛肉はどのようなものを選べば良いですか?

ローストビーフは、肉の質が味わいにそのまま出る料理です。
赤身のきめが細かく、ドリップが出ていない新鮮な塊肉を選ぶと、しっとりと柔らかく仕上がります。
火入れの方法だけでなく、最初に良質な肉を選ぶことも、仕上がりを大きく左右する大切なポイントです。

ローストビーフが硬くなる原因は?どうすれば柔らかく仕上がりますか?

ローストビーフが硬くなる主な原因は、火入れ温度が高すぎることと、加熱後に休ませないことです。
低温でじっくり加熱し、中心温度を55〜58℃に保つことで、肉の筋繊維が縮まず、柔らかく仕上がります。
また、焼き上げたあとに15〜20分休ませることで肉汁が全体に戻り、しっとりした食感になります。

オーブンなしでもローストビーフは作れますか?

オーブンがない場合でも、フライパンの弱火調理や、炊飯器の保温機能を使って作る方法があります。
ただし温度管理が難しく、中心が加熱不足になったり、逆に火が通りすぎたりしやすいため、均一なロゼ色に仕上げたい場合はオーブン調理がもっとも安定します。

ローストビーフの保存期間はどれくらい?冷凍保存もできますか?

ローストビーフは、薄くスライスする前のブロックの状態で保存するのが最も品質を保てます。
ブロックのままラップでぴったりと包んで空気を抜き、さらに保存袋に入れると乾燥しにくくなります。
冷蔵保存の場合は3日ほどが目安です。

冷凍保存も可能ですが、冷凍すると細胞が壊れて肉汁が出やすくなり、パサつきや風味の劣化が起こりやすくなります。
そのため、できれば冷蔵保存のうちに食べ切る方が、ローストビーフ本来のしっとり感や旨味をより楽しめます。

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