スコッチエッグのレシピ|本場の味を手軽に楽しむ、満足感たっぷりの一品

スコッチエッグ
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スコッチエッグは、ゆで卵を肉だねで包んで揚げる、イギリス発祥の伝統的な料理です。
このレシピでは、本場らしい風味を大切にしながら、日本の家庭でも作りやすいようにバランスよく調整しています。

外側はこんがり香ばしく、切れば中はしっとり。
肉の旨みと卵のまろやかさが一体になり、満足感のある一品に仕上がります。
初めて作る方でも失敗しにくいように、包み方や揚げ方のポイントも丁寧にまとめています。

ご家庭で本格スコッチエッグを楽しみたいときに、ぜひお試しください。


材料

4人分:調理時間約45分(冷やす時間含む)
4個
豚ひき肉 400g
セージ(ホール) 小さじ1と1/2
ナツメグ(パウダー) 小さじ1/4
砂糖 小さじ1/2
小さじ1
粗挽き黒こしょう 小さじ1/4
薄力粉 約大さじ2
溶き卵 約2個分
パン粉 約50g
揚げ油(サラダ油) 深さ4〜5cm

スコッチエッグのレシピ・作り方

卵をゆでて準備する

卵を茹でる
冷水の中で卵の殻を剥く
  1. ① 卵(4個)を沸騰した湯に入れ、8分ほどゆでて半熟気味にします。固ゆでが好みなら10分が目安です。
    茹でている間にときどき卵を転がすと、黄身が中央に寄りやすく、仕上がりがきれいになります。
  2. ② ゆで上がったら冷水に取り、殻をむいて冷まし、水気をよく拭き取ります。
卵はLサイズを使うとボリュームが出て、肉だねとのバランスが良いです。
ゆで卵の作り方は、リンク先で詳しく解説しています。


肉だねを作る

豚ひき肉と調味料をボウルに入れる
調味料を加えた豚ひき肉を手でよく練る
  1. ③ ボウルに豚ひき肉(400g)を入れ、セージ(小さじ1と1/2)を手で軽く砕いて加えます。
    ナツメグ(小さじ1/4)・砂糖(小さじ1/2)・塩(小さじ1)・粗挽き黒こしょう(小さじ1/4)も加え、よく練り混ぜます。
    手のひらに軽く粘りが出るまで2分ほど練ると、包みやすくなります。
こねすぎず、軽く粘りが出る程度に練るのがコツです。
粘りが強すぎると硬くなり、逆に足りないと包むときに割れやすくなります。(風味づけのコツはこちら

卵を肉だねで包む

肉だねを手のひらで広げて卵を包む準備をする
ゆで卵を肉だねで包む
  1. ④ 肉だねを4等分し、それぞれを手のひらに広げてゆで卵を中央に置きます。
    全体を均一に包み、隙間がないようにしっかりと閉じて丸く成形します。
肉だねは卵を均一な厚さに包むと火が通りやすくなります。
継ぎ目をしっかり閉じて表面をなめらかに整えると、揚げたときに割れにくく、形がきれいに仕上がります。


衣をつける

成形したスコッチエッグに小麦粉をまぶす
薄力粉・溶き卵・パン粉の順に衣を付ける
  1. ⑤ 別に3つの皿を用意し、薄力粉(約大さじ2)・溶き卵(約2個分)・パン粉(約50g)をそれぞれ入れます。
    肉で包んだ卵を、薄力粉→溶き卵→パン粉の順にまぶします。

スコッチエッグを揚げる

熱した油にスコッチエッグを入れる
こんがりと揚がったスコッチエッグ
  1. ⑥ 鍋に揚げ油(深さ4〜5cm)を注ぎ、170〜175℃に熱します(衣を落としてすぐ泡が立つくらいが目安です)。
  2. ⑦ スコッチエッグを網じゃくしなどでそっと入れ、7〜8分ほど、全体がきつね色になるまで転がしながら揚げます。
油の深さと温度はこれくらい最適です。油が浅いと割れやすく、深すぎると衣に油が入り込み、重たい仕上がりになります。
20〜30秒ごとに転がしながら、全体が均一に色づくように揚げましょう。

スコッチエッグの完成!

スコッチエッグを半分に切る
スコッチエッグ
  1. ⑧ 網の上に取り出して油を切り、2〜3分休ませてから切ると黄身が崩れにくくなります。
    皿に盛り付けたら完成です。
    お好みでピクルスや粒マスタードを添えるとよく合います。
    温かいうちはサクッと香ばしく、冷めても味がなじんで美味しくいただけます。

ほんのり香るハーブに、肉の旨みと卵のやさしいコクが重なり合う、満足感たっぷりのスコッチエッグです。
味わいはもちろん、見た目にもインパクトがあり、主役のおかずとして頼りになる一品です。
ご家庭でちょっと特別な揚げものを作りたいときに、ぜひ試してみてください。


よくある質問(FAQ)

スコッチエッグは作り置きやお弁当に向いていますか?

スコッチエッグは、18〜19世紀の英国で携帯食として親しまれてきた料理で、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。
本場では卵を固ゆでにして作ることが多く、持ち運びや保存に適した形で発展してきました。

このレシピでも、しっかり衣が付いて水分がにじみにくいため、お弁当や作り置きに向いています。
作り置きやお弁当にする場合は、本場にならって卵を固ゆでにすると衛生面でも安心で、切ったときに黄身が崩れにくく扱いやすくなります。

保存は、粗熱を取ってから冷蔵で2日ほどが目安です。
そのままでも美味しく、軽くトースターで温めると風味がさらに引き立ちます。

スコッチエッグが揚げている途中で割れてしまう原因は何ですか?

スコッチエッグが揚げている途中で割れる主な原因は、肉だねの厚みが不均一だったり、継ぎ目がしっかり閉じていないことです。
また、油の温度が低いと衣が油を吸って重くなり、破裂につながりやすくなります。

肉だねは均一の厚さに広げて継ぎ目を丁寧に閉じ、170〜175℃の油で揚げることで割れにくくなります。
(温度計がない場合は、170〜175℃の油の見極め方(菜箸を使った方法)を参考にしてください。)

さらに、油が浅いと加熱ムラが生じ、衣が部分的に膨張して破れる原因にもなります。
油は最低でも深さ4〜5cmを確保し、一定の温度を保ちながら揚げると、形を崩さずにきれいに仕上がります。

スコッチエッグを本場の風味に近づけるには、どんな香り付けが必要ですか?

イギリスでは、本来ソーセージの中身に使われる味付きのひき肉(ソーセージミート)で卵を包んで作るのが伝統です。
この風味を家庭で再現するには、セージ(必須のハーブ)とナツメグ、そして黒胡椒を少量加えるのが基本になります。

  • セージ…豚肉の脂をすっきりさせ、英国らしい香りの核となる
  • ナツメグ…ほんのり甘い香りが加わり、肉の甘みを引き出す
  • 黒胡椒…全体の香りを引き締め、味の輪郭を整える

これらを豚ひき肉に均一に混ぜることで、ソーセージミートならではの香りが立ち上がり、本場に近い味わいになります。
さらに、この香り付けがゆで卵と合わさることで、黄身のコクがより引き立ち、肉の旨みと香りが一体となるのも大きな魅力です。
セージとナツメグの柔らかな香りが卵のまろやかさと調和し、シンプルながら奥行きのあるイギリスらしい味が楽しめます。

セージはパウダーを使っても良いですか?

セージパウダーでも作れますが、ホールタイプのほうが香りに立体感があり、味にメリハリが出てより美味しく仕上がります。
パウダーは香りが強く出やすいため、使う場合は量を少し控えめにし、小さじ1程度にするとちょうどよくまとまります。

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