この里芋カレーは、材料と工程をあえてシンプルにすることで、里芋本来の甘みととろみをしっかり味わえるのが魅力です。
余計な具材を加えず、下処理や炒め方を丁寧にすることで、カレールウの中でも里芋の存在感がきちんと立ち上がります。
素朴でありながら奥行きがあり、「里芋が主役のカレー」を楽しみたい方に向けた一皿です。
材料
| 里芋 | 400g(中6〜7個) |
| 豚ひき肉 | 150g |
| 玉ねぎ | 1個(200g) |
| にんにく | 10g |
| 生姜 | 10g |
| サラダ油 | 大さじ1 |
| 水 | 500ml |
| カレールウ | 70g |
| 醤油 | 小さじ2 |
里芋カレーのレシピ・作り方
里芋と野菜の下準備
- ① 里芋(400g:中6〜7個)は皮をむいて一口大に切ります。
鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで火にかけます。
沸騰したら火を少し弱め、5分ほど茹でます。
そのあと、まだかたい状態のままザルに上げて水気を切ります。 - ② 玉ねぎ(1個(200g))は薄切り、にんにく(10g)と生姜(10g)はみじん切りにします。
ただし、そのまま使うとえぐみが出やすいこともあるので、ここでは取りすぎないように注意しながら、ぬめりを軽く落とす目的で下茹でします。
香味野菜と玉ねぎを炒める
- ③ 鍋にサラダ油(大さじ1)を中火で熱し、生姜とにんにくを炒めて香りを立たせます。
- ④ 玉ねぎを加え、透明感が出て軽くしんなりする程度に3分ほど炒めます。
甘みと香りをほどよく引き出しつつ、里芋やひき肉の風味を邪魔しないためです。
ひき肉を焼きつける

- ⑤ 玉ねぎを鍋の端に寄せ、空いたところに豚ひき肉(150g)を広げ、焼きつけるように炒めます(玉ねぎは時々軽く返します)。
ひき肉にほぼ火が通ったら、玉ねぎを軽く炒め合わせます。
こうすることで余分な水分が出にくく、香ばしさと旨味がしっかり加わり、シンプルな材料でも味に奥行きが生まれます。
里芋を加える

- ⑥ 里芋を加え、ヘラでやさしく混ぜて里芋に油を回します。
煮込む
- ⑦ 水(500ml)を注ぎ、沸いたらアクを取り、弱めの中火で10分ほど煮ます。
ルウを溶かして仕上げ

- ⑧ 火を止めてカレールウ(70g)を加え、里芋が崩れないようにヘラでやさしく混ぜて溶かします。
再び弱火にかけ、焦げ付かないようにたまに混ぜながら、5分ほど煮ます。
里芋カレーの完成!

- ⑨ 仕上げに醤油(小さじ2)を加えて味をととのえます。
里芋が主役のとろりとしたカレーを器に盛り付けたら完成です。
里芋のほくっとした食感と、煮込むうちに溶け出す自然なとろみが、カレールウとやさしくなじむ一皿です。
いつものカレーとは少し違う、里芋ならではの味わいを、ぜひ一度試してみてください。
よくある質問(FAQ)
里芋カレーに合うカレールウはどんなタイプですか?
里芋はクセが少なく、甘みととろみが出やすい野菜なので、基本的にはどんなカレールウでも合わせやすい食材です。
迷った場合は、香りや辛さが強すぎないタイプを選ぶと、里芋の風味が全体になじみやすくなります。
里芋カレーが水っぽくなる原因は何ですか?
里芋カレーが水っぽく感じる原因は、主に水分量と味のバランスにあります。
下茹でした里芋の水気が多いまま使ったり、水分の出やすい具材を多く加えたりすると、里芋のとろみが薄まりやすくなります。
また、塩気や旨味が足りないと味の輪郭がぼやけ、実際以上に水っぽく感じることもあります。
里芋の水気をしっかり切り、下処理や味付けを丁寧にすることで、里芋のとろみとコクが生きた仕上がりになります。
里芋カレーは作り置きや翌日でもおいしく食べられますか?
可能ですが、保存中に里芋がさらに柔らかくなるため、再加熱時は混ぜすぎないよう注意してください。
鍋底からゆっくり温め、必要であれば少量の水を足してなじませると、なめらかな口当たりを保ちやすくなります。
















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