里芋カレーのレシピ|里芋の甘みととろみを生かしたシンプル仕立て

里芋カレー
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この里芋カレーは、材料と工程をあえてシンプルにすることで、里芋本来の甘みととろみをしっかり味わえるのが魅力です。
余計な具材を加えず、下処理や炒め方を丁寧にすることで、カレールウの中でも里芋の存在感がきちんと立ち上がります。
素朴でありながら奥行きがあり、「里芋が主役のカレー」を楽しみたい方に向けた一皿です。


材料

2〜3人分:調理時間35分
里芋 400g(中6〜7個)
豚ひき肉 150g
玉ねぎ 1個(200g)
にんにく 10g
生姜 10g
サラダ油 大さじ1
500ml
カレールウ 70g
醤油 小さじ2

里芋カレーのレシピ・作り方

里芋と野菜の下準備

里芋を下茹する
里芋をザルにあげて玉ねぎとニンニクと生姜を切る
  1. ① 里芋(400g:中6〜7個)は皮をむいて一口大に切ります。
    鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで火にかけます。
    沸騰したら火を少し弱め、5分ほど茹でます。
    そのあと、まだかたい状態のままザルに上げて水気を切ります。
  2. ② 玉ねぎ(1個(200g))は薄切り、にんにく(10g)と生姜(10g)はみじん切りにします。
里芋のぬめりは、カレーに自然なとろみと口当たりの良さを加えてくれるため、この料理と相性の良い要素です。
ただし、そのまま使うとえぐみが出やすいこともあるので、ここでは取りすぎないように注意しながら、ぬめりを軽く落とす目的で下茹でします。


香味野菜と玉ねぎを炒める

生姜とニンニクを炒めて香りを立たせる
玉ねぎを加えて軽くしんなりするまで炒める
  1. ③ 鍋にサラダ油(大さじ1)を中火で熱し、生姜とにんにくを炒めて香りを立たせます。
  2. ④ 玉ねぎを加え、透明感が出て軽くしんなりする程度に3分ほど炒めます。
玉ねぎは、飴色になるまで炒めるのではなく、透明感が出て軽くしんなりする程度にとどめます。
甘みと香りをほどよく引き出しつつ、里芋やひき肉の風味を邪魔しないためです。

ひき肉を焼きつける

玉ねぎを端に寄せて空いたところにひき肉を加えて炒める

  1. ⑤ 玉ねぎを鍋の端に寄せ、空いたところに豚ひき肉(150g)を広げ、焼きつけるように炒めます(玉ねぎは時々軽く返します)。
    ひき肉にほぼ火が通ったら、玉ねぎを軽く炒め合わせます。
ひき肉は玉ねぎと最初から混ぜず、鍋の空いた部分で焼きつけるように炒めてから合わせるのがポイントです。
こうすることで余分な水分が出にくく、香ばしさと旨味がしっかり加わり、シンプルな材料でも味に奥行きが生まれます。


里芋を加える

里芋を加えて炒め合わせる

  1. ⑥ 里芋を加え、ヘラでやさしく混ぜて里芋に油を回します。

煮込む

水を加えて沸騰したらアクを取る
里芋と他の具材を10分煮る
  1. ⑦ 水(500ml)を注ぎ、沸いたらアクを取り、弱めの中火で10分ほど煮ます。

ルウを溶かして仕上げ

火を止めてカレールウを混ぜる

  1. ⑧ 火を止めてカレールウ(70g)を加え、里芋が崩れないようにヘラでやさしく混ぜて溶かします。
    再び弱火にかけ、焦げ付かないようにたまに混ぜながら、5分ほど煮ます。


里芋カレーの完成!

出来上がった里芋カレー

  1. ⑨ 仕上げに醤油(小さじ2)を加えて味をととのえます。
    里芋が主役のとろりとしたカレーを器に盛り付けたら完成です。

里芋のほくっとした食感と、煮込むうちに溶け出す自然なとろみが、カレールウとやさしくなじむ一皿です。
いつものカレーとは少し違う、里芋ならではの味わいを、ぜひ一度試してみてください。

よくある質問(FAQ)

里芋カレーに合うカレールウはどんなタイプですか?

里芋はクセが少なく、甘みととろみが出やすい野菜なので、基本的にはどんなカレールウでも合わせやすい食材です。
迷った場合は、香りや辛さが強すぎないタイプを選ぶと、里芋の風味が全体になじみやすくなります。

里芋カレーが水っぽくなる原因は何ですか?

里芋カレーが水っぽく感じる原因は、主に水分量と味のバランスにあります。
下茹でした里芋の水気が多いまま使ったり、水分の出やすい具材を多く加えたりすると、里芋のとろみが薄まりやすくなります。
また、塩気や旨味が足りないと味の輪郭がぼやけ、実際以上に水っぽく感じることもあります。
里芋の水気をしっかり切り、下処理や味付けを丁寧にすることで、里芋のとろみとコクが生きた仕上がりになります。

里芋カレーは作り置きや翌日でもおいしく食べられますか?

可能ですが、保存中に里芋がさらに柔らかくなるため、再加熱時は混ぜすぎないよう注意してください。
鍋底からゆっくり温め、必要であれば少量の水を足してなじませると、なめらかな口当たりを保ちやすくなります。

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