おしゃれで簡単なピクニックの弁当のレシピと、お弁当箱への詰め方をご紹介します。
料理初心者でも手軽に作れる行楽弁当になっていて、メニューは次の7品です。
手羽中の甘辛焼きキャロットラペ青豆ご飯おむすび味付け卵海苔チーズ巻きかぼちゃの茶巾絞りブロッコリー・トマト・レタス
定番のおかずを多く含んでおり、また、味付けも万人受けするように工夫してあるので、子供から大人まで幅広い世代におすすめできるレシピです。
夜に仕込むと朝がラクチン
このピクニック弁当は、前日の夜に仕込めるメニューが多いので、簡単な下準備さえ済ませてしまえば、朝はとてもラクチンです。
「キャロットラペ」と「味付け卵」と「かぼちゃの茶巾絞り」は、完全に作り置きできるので、当日の朝はお弁当箱に詰めるだけです。
また、「手羽中の甘辛焼き」は、前日に下味をつけておけば、朝は焼くだけでできあがり。
「青豆ご飯おむすび」は朝作りますが、材料すべてを炊飯器で炊き、おにぎりにしたら完成です。
そして、隙間おかずの「海苔チーズ巻」は、わずか30秒で作れますし、ブロッコリーは1分半チンするだけです。
家族みんなが食べやすい味付け
お味の方もどれも美味しいです。
「手羽中の甘辛焼き」は、子供も喜ぶほんのりと甘い親しみやすい味付けです。
「キャロットラペ」は、どんなお料理にも合わせやすいまろやかな味。
酢の酸味は控えめです。
「青豆ご飯おむすび」は、シンプルな味付けで、旬のグリンピースの美味しさが引き立ちます。
「味付け卵」は、めんつゆだけで味付けするので、味にクセがなく、とても食べやすいのが特徴。
「海苔チーズ巻」は、焼き海苔とチーズの風味が良く合います。
なお、このお弁当の分量は分量は4人分を想定していますが、それ以外の人数でもOKです。
たとえば彼氏と2人分を作るのであれば、レシピの分量を単純に半量にしてください。
手羽中の甘辛焼き
最初にご紹介するのは「手羽中の甘辛焼き」のレシピです。
このお料理は、前日の夜に鶏肉に下味を付けておきます。
朝はフライパン(もしくはグリル)で焼くだけで完成します。
材料
鶏手羽中 | 10本※ |
醤油 | 大さじ3 |
砂糖 | 小さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
酒 | 大さじ1/2 |
※手羽中ハーフの場合は20本
作り方
- 手羽中をキッチンバサミで縦2つに切る。
- 1とAをビニール袋に入れ、手でよく揉んで、袋の中の空気を抜き、冷蔵庫に入れて一晩置く。
- フライパンにサラダ油(大さじ1/2:分量外)を引き、2を並べる。弱めの中火で10分ほどかけて、両面をこんがりと焼いたらできあがり。(魚焼きグリルで焼く場合は、あらかじめグリルを温め、2を並べ、中火で10分ほどかけて両面を焼く。)
写真をもとにレシピを説明します。
前日の夜の仕込み
【工程1】
まず、手羽中(10本)をキッチンバサミで縦2つに切ります。
手羽中は、半分に切って売られているもの(ハーフ)もありますが、ハーフがない場合は、手羽中を縦半分に切ってハーフにします。
写真左下に写っているのが、「手羽中」です。
手羽中には骨が縦に2本通っていますが、骨のちょうど間にキッチバサミを入れて、写真上のように2つずつに切り分けます。
もし、手羽中が手に入らなかったら、写真右に写っている「手羽先」を買って、関節部分から切り離すと、太い方が「手羽中」になります。
こちらもキッチンバサミなどで簡単に切り離せますが、切り方が分からない場合は「手羽先のさばき方」をご覧ください。
【工程2】
手羽元を半分に切ったら、A(醤油:大さじ3、砂糖:小さじ2、みりん:大さじ2、酒:大さじ1/2)に漬け込みます。
そして、手でよく揉んで、冷蔵庫に入れて一晩置き、味を馴染ませます。
当日の朝の調理
【工程3】
朝は焼くだけです。
フライパンにサラダ油(大さじ1/2:分量外)を引き、汁気を切った手羽中を並べ、たまに返しながら、弱めの中火で10分ほど焼きます。
魚焼きグリルで焼く場合は、あらかじめグリルを温めておき、手羽中を並べ、中火で10分ほどかけて両面を焼きます。
フライパンとグリル、どちらで焼く場合も、焦げすぎないように様子を見ながら調理してください。
しばらく置いて冷ましたら、お弁当箱につめます。
甘辛味が中までしっかり染みるので、冷めても美味しいですよ。
キャロットラペ
次にご紹介するのは「キャロットラペ」のレシピです。
このお料理は、前日の夜に作ります。
冷蔵庫に一晩置くと、味が馴染んで美味しくなります。
材料
にんじん | 1本(150g) |
塩 | 小さじ1/3 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
酢 | 大さじ2/3 |
フレンチマスタード※ | 小さじ1 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
こしょう | 少々 |
※からしチューブ(適量)で代用OK。
作り方
- にんじんを千切りにし、塩を振って5分ほど置き、水気を手できゅっと絞る。
- ドレッシングの材料を加え、よく混ぜたらできあがり。
前日の夜の仕込み
【工程1】
まず、人参(1本:150g)を千切りにして、塩(小さじ1/3)を振って5分ほど置き、水気を手できゅっと絞ります。
千切りは、包丁を使ってもいいですし、千切り専用のピーラーやスライサー(おろし器)を使ってもいいです。
【工程2】
あとは、ドレッシングの材料を加え、よく混ぜるだけで完成です。
ドレッシングの材料は、オリーブオイル(大さじ2)・酢(大さじ2/3)・フレンチマスタード(小さじ1)・砂糖(小さじ1/2)・こしょう(少々)です。
酢の酸味とマスタードの風味がにんじんの自然な甘みとよく馴染み、とても美味しくいただけます。
なお、このキャロットラペは、冷蔵庫で4〜5日ほど日持ちします。
お弁当に入れる場合は、冷蔵庫にあまり置かずに、前日の夜くらいに作って、一晩冷蔵庫に入れて味を馴染ませるのがおすすめです。
青豆ご飯おむすび
続いてご紹介するのは「青豆ご飯おむすび」のレシピです。
このお料理は、当日の朝に作るといいです。(朝が忙しい場合は、前日の夜に炊いておいて、当日チンして使うのも一つの手です。)
グリンピースを米と一緒に炊き、粗熱を取ったあとにお好みでおむすびにしたら完成です。
炊き上がりの量(2合分)は、1人分が茶碗1杯強くらいだとして、4人分です。
材料
グリンピース(※) | 130g |
米 | 2合(360ml) |
水 | 360ml |
塩 | 小さじ3/4 |
酒 | 大さじ1 |
※さやから出したグリンピースを使用。
作り方
- 米を研いでザルに上げる。
- 米・水・塩・酒を炊飯器の内釜に入れ、グリンピースを加え、普通に炊いたらできあがり。
当日の朝の調理
【工程1】
まず、米(2合:360ml)を研いでザルに上げ、炊飯器の内釜に入れ、水(360ml)・塩(小さじ3/4)・酒(大さじ1)・グリンピース(130g)を加えます。
そして、この状態で普通に炊きます。
【工程3】
炊き上がったら、グリンピースとご飯を軽く混ぜます。
最後に、ご飯を好みの形に握ったら「青豆ご飯おむすび」の完成です。
シンプルな味付けで、旬のグリンピースの甘みと旨味が引き立ちます。
味付け卵
次にご紹介するのは「味付け卵」のレシピです。
このお料理は、前日の夜に仕込み、一晩置いて味を染み込ませます。
当日の朝は、お弁当箱に詰めるだけです。
材料
卵 | 4個 |
めんつゆ(3倍濃縮) | 大さじ4 |
作り方
- 鍋に湯を沸かし、沸騰させる。
お玉を使って卵を入れ、10分茹でる。 - 茹で上がった卵を冷水に取り、殻をむいて保存袋に入れる。
めんつゆを加え、袋の中の空気を抜いて、冷蔵庫に一晩入れたらできあがり。
前日の夜の仕込み
【工程1】
まず、鍋に湯を沸かし、沸騰させます。
そして、お玉を使って卵(4個)を割らないようにそっと入れ、10分茹でます。
湯の量は、卵がかぶるくらい。
10分茹でると、かたゆで(少し半熟寄り)の茹で卵ができます。
12分くらい茹でると、ごく一般的な「かたゆで」になりますが、2分くらい短めに茹でると、少し半熟ぎみになって黄身の色もきれいに仕上がります。
【工程2】
卵が茹で上がったら、冷水に取り、殻をむきます。
そして、めんつゆ(3倍濃縮:大さじ4)を加え、袋の中の空気をしっかり抜きます。
あとは、冷蔵庫に一晩入れたら完成です。
卵はめんつゆに完全に浸らないので、できれば、途中で1回ひっくり返すといいですよ。
めんつゆのだしの風味をいかした、万人ウケする味卵です。
海苔チーズ巻き
続いてご紹介するのは「海苔チーズ巻き」のレシピです。
このお料理はたったの30秒で完成するので、当日の朝でもラクに作れます。
材料
海苔 | 1枚 |
スライスチーズ | 1枚 |
作り方
- 海苔をスライスチーズと同じくらいの大きさの四角形に切り、海苔の上にスライスチーズをのせる。
- 1を端からくるくる巻き、6等分する。ピックで2〜3個ずつ刺したらできあがり。
当日の朝の調理
作り方は、この写真を参考にしてください。
ちなみに、スライスチーズは、ごく普通のものを使うのがおすすめです。
最近はゴーダーチーズやチェダーチーズ風のちょっぴりプレミアムなスライスチーズがありますが、ボソッとしていてあまり弾力がないスライスチーズだと、このお料理はきれいに作れません。
選ぶのなら、安いスライスチーズがいいですよ。
まったくの手間なしで作れる隙間おかずですが、海苔とチーズが良く合いけっこう美味しいです。
クルクルした形がとても可愛いので、見た目のアクセントにもなります。
かぼちゃの茶巾絞り
最後にご紹介するのは「かぼちゃの茶巾絞り」のレシピです。
このお料理は、前日の夜に作っておけば、当日の朝はお弁当箱に詰めるだけです。
たったの8分で完成するので、当日作ってももちろんOKです。
材料
かぼちゃ | 200g |
バター | 30g |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
作り方
- かぼちゃのタネとワタを取り、ラップをして電子レンジ(600w)で4分加熱する。
- かぼちゃをフォークで潰し、バターと砂糖を混ぜる。
4等分してラップで包み、ラップの口をねじって形を整える。ラップを外したらできあがり。
前日の夜の仕込み
【工程1】
まず、かぼちゃ(200g)のタネとワタを取り、ラップをして電子レンジ(600w)で4分加熱します。
【工程2】
そして、かぼちゃをフォークで潰します。
レンジで4分加熱してもまだ硬いところがある場合は、その部分だけをラップで包んで、レンジで少し温めてみてください。
そうすると、かぼちゃ全体が十分に柔らかくなります。
次に、かぼちゃにバター(30g)と砂糖(大さじ1と1/2)を混ぜます。(写真左奥)
続いて、4等分してラップにのせ(写真右)、ラップの口をねじって包みます。(写真左)
ラップをそっと外したら完成です。
形を整えたら、形が崩れないように少し深めの容器に入れるなどして、フタをして冷蔵庫に入れておきます。
そして当日の朝は、これをお弁当箱に詰めるだけです。
バターのコクと砂糖の甘みが加わって、かぼちゃの味が格段にアップ。
小ぶりな一口サイズに美味しさがギュッと詰まっていて、子供にもウケます。
今日のピクニック弁当は、以上7品(手羽中の甘辛焼き・キャロットラペ・青豆ご飯おむすび・味付け卵・海苔チーズ巻き・かぼちゃの茶巾絞り)をお弁当箱に詰め、ブロッコリーとトマトとレタスを添えたら完成です。
ちなみに、ブロッコリーは、レンジでチンするとラクです。
加熱時間は100g(1/3株程度)につき、1分30秒〜2分が目安です。
まず、ブロッコリーを小房に分け、耐熱皿にのせます。
そして、大さじ1〜2くらいの水を回しかけ、ラップをして600wで1分30秒〜2分加熱したら完成です。
お好みでマヨネーズやドレッシングも添えると良いと思います。
忙しい朝でもラクに作れるピクニック弁当ですよ。
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