人参を千切りにする方法を動画でご紹介します。
千切りとは、食材を1〜2ミリくらいの幅に細長く切り分ける方法です。
千切りは、コツを抑えれば、包丁でもとても簡単です。
包丁で人参を千切りにする場合、やり方は大きく分けて2つあります。
1つは、人参を4〜5センチの輪切りにし、それを縦に薄切りにしてから、さらに1〜2ミリ幅に切る方法。
もう1つは、丸ごとの人参を、斜め薄切りにしてから、1〜2ミリ幅に切る方法です。
輪切りにしてから千切り

ただし、人参の丸みを帯びた部分は、少し切りにくいです。
- 長さが揃う
- 少し切りにくい箇所がある
斜め薄切りにしてから千切り

仕上がりの長さにばらつきが出てしまうものの、人参全体を同じように切れるので初心者でもラクチンです。
- 人参全体が切りやすい
- 長さにばらつきが出る
また、包丁が苦手な場合や千切りを早く済ませたい場合は、ピーラーやスライサーなどのグッズを使うのもおすすめです。
この記事では、それぞれの千切りのやり方について、写真をもとに詳しくご紹介します。
包丁を使った人参の千切り
最初に、包丁を使った基本の千切りのやり方をお伝えします。
人参を縦に薄切りしてから、細く切る方法です。
まず、人参を4〜5センチくらいの輪切りにします。
なお、千切りをするにあたって、人参の皮むきは必須ではありません。

そのうえ、調理の時短や食材の節約にもなるので、ムリして剥かなくても大丈夫です。
人参の皮むき省略のすすめ
次に、人参を繊維に沿って、1〜2ミリくらいの薄切りにします。
人参の繊維は、頭とお尻の間に縦に通っているので、縦に包丁を入れます。

続いて、薄切りにした人参を少しずらして重ね、写真のようにきれいに並べます。
あとは、端から1〜2ミリ幅に細く切っていくだけお終いです。
包丁でより簡単に切る方法
包丁を使ってもう少し簡単に切りたい場合は、人参を斜め薄切りにするという手もあります。
まず、人参を1〜2ミリ幅の斜め薄切りにします。
次に、先の方法と同じように、薄切りにした人参をきれいに並べます。
そして、端から1〜2ミリくらいの幅に切ります。
これでお終いです。
こちらの方法で切ると、出来上がりの長さに多少のばらつきが出ますが、包丁をあまり使い慣れない方でも、比較的楽に千切りができます。
また、少し細かい話をすれば、加熱調理した時に、先の方法よりも食感がやや柔らかく感じられます。
先の方法は、人参の繊維に沿って切っていますが、こちらは繊維を少し断ち切る切り方になるためです。
ピーラーやスライサーで人参の千切り
包丁が苦手だったり、少しでも早く千切りを作りたい場合は、ピーラーやスライサーといった道具に頼る手もあります。
ピーラーで千切り
ピーラーで千切りを作る場合は、まず、ピーラーの刃を人参の表面に当てます。
そして、そのままピーラーを軽く手前に引くだけです。
千切りの長さも自由に変えられます。
人参の頭からお尻までピーラーを滑らせれば、かなり長さのある千切りを作ることも可能です。
ちなみに、千切り専用ピーラーは、100均などでも販売されていますが、ものによって使い勝手に幅があります。
スライサーで千切り
こちらは、千切りができる人参専用のスライサー「千切り両面しりしり」です。

ただ実際は、人参だけでなく、他の似たような野菜も千切りできるので、1つ持っておくと意外と便利です。
スライサーも、ピーラーと同様、使い方はとても簡単です。
人参をカッター部分の上で前後に動かすだけで、手軽に千切りにできます。
ピーラーとスライサーを使った場合の仕上がりをくらべると、スライサーの方は、やや細かくて、ちょっと不格好な形になります。
ピーラーだと、細長くてきれいな仕上がりに。
ただ、スライサーを使った方が、人参の切断面が荒くなることが多いので、その分、調味料を加えた時の味馴染みはいいです。
お好みで試してみてください。
ちなみに、最後に残った小さな人参に関しては、ピーラーとスライサー、どちらを使っても切りにくさは変わりません。
ピーラーとスライサーと包丁を比べたら、人参を最後まで残さずきれいに切れるのは、やはり包丁です。
最初のうちはこうしたグッズに頼るのもいいですが、いずれは包丁を使った千切りに慣れるのもおすすめです。
また、人参を大量に千切りにするのなら、フードプロセッサーを使うという手もあります。
後片付けがやや面倒ですが、千切りを量産する場合には、こうした機械に頼るのが一番ラクチンです。