人参の乱切りの仕方を解説します。
やり方はとても簡単です。
人参を横向きに置いて斜めに包丁を入れ、切るたびに人参を少し回転させて、切り分けていきます。
乱切りにした人参は、断面積が広いので、火の通りが良くて味が染みやすいのが特徴。
煮込み料理のレシピで使われることが多く、たとえば、カレー・煮物・酢豚・ハヤシライス・シチューなどのメニューに人参を加える際には、この切り方で切るのが定番となっています。
また、人参はもともと円錐形をしていて太さが均一ではありませんが、乱切りにすると、同じくらいの大きさにラクに切り分けることができます。
人参の乱切り
乱切りにする前に、人参のヘタを切り落とします。
なお、人参は皮ごと食べられますが、皮をむく場合は、ピーラーや包丁などを使ってください。
まず、根元のとがった方を利き手側に向けて、まな板の上に人参を横向きに置きます。
そして、人参の根元に45度の角度で包丁を入れ、一口大に切ります。
大きさは好みで変えられる
「一口大」のサイズは、お好みで少し変えられます。
食べやすくて調理しやすい大きさに切ってください。
次に、人参を手前に90度回転させて、先ほど斜めに切った切り口を上に向けます。
そして、最初と同じように、45度の角度で包丁を入れて、同じくらいの一口大に切ります。
あとは、この工程を繰り返して、人参を同じくらいの大きさに切っていくだけです。
全体の太さが同程度の人参なら、この方法でヘタの手前まで切ったらお終いです。
ただ、実際のところ、そうした形状の人参は少ないです。
たいていの人参は円錐に近い形をしており、先端の根元から離れるにつれて、どんどん太くなっていきます。
そのため、切り進めるにつれ、同じサイズに切るのが徐々に難しくなっていきます。
そのような場合は、次にご紹介する方法で、人参を途中から縦に切って細くするのがおすすめです。
縦に切ってから乱切り
やり方は簡単です。
人参が太くなってきたら、縦に2等分もしくは4等分すればOK。
あとは、それまでと同様に、「切り口を上に向けて斜めに包丁を入れる」という作業を繰り返していきます。
縦に2等分した場合
こちらは、縦に2等分する場合です。
縦に切る前も後も、やる作業に変わりはありません。
- ① 縦に2等分する
- ② 45度に切る
-
③ 切り口を上にして
45度に切る
-
④ 切り口を上にして
45度に切る
縦に4等分した場合
縦に4等分した場合も同様です。
- ① 45度に切る
-
② 切り口を上にして
45度に切る
このように切ることで、太い部分も、根元と同じくらいの形と大きさに揃えることができますよ。
乱切りにした人参の保存方法とレシピ
ちなみに、乱切りにした人参は、切ったらすぐに調理するのが一番美味しいです。
ただ、みずみずしさや美味しさは損なわれやすいです。
また、冷凍もいまいちです。
冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちしますが、食感はかなり柔らかくなってしまいます。
そのため、人参は、切らずに丸ごとのまま冷蔵保存して、切ったらすぐに調理することをおすすめします。
参考:人参の冷凍と保存
最後に、人参の乱切りを使ったおすすめのレシピを2つご紹介します。
「肉じゃが」と「筑前煮」です。
乱切りにした人参は、色々な具材と一緒にじっくりと煮ると、とても美味しく食べられます。
リンク先のレシピもぜひ参考にしてください。
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