人参の細切りの切り方を解説します。
細切りとは、食材を3〜5ミリ幅の細長い形に切る方法のこと。
包丁を使った人参の細切りのやり方には、大きく2パターンがあります。
1つは「簡単な細切り」。
人参の長さに多少のばらつきが出ますが、初心者でもラクに切ることができます。
もう1つは「きれいな細切り」。
こちらは、長さが均一になるので、見栄えの良さを優先する場合におすすめです。
また、もし包丁を使うのが苦手な場合には、スライサーやピーラーなどのグッズを使うやり方もあります。
材料
人参 | 1本 |
簡単な細切り
まず最初に、「簡単な細切り」のやり方を解説します。
- ① 人参の皮を好みでむき、ヘタを切り落とします。
ヘタがあった方を奥にして、人参を斜め45度に傾けてまな板の上に置きます。 - ② 包丁を使って、根元の方から3〜5ミリ幅の斜め薄切りにします。
人参を45度傾ける
人参を45度に傾けて包丁を真っ直ぐおろして切っていくと、途中で切り口が曲がることなく、人参をきれいに斜めに切り分けることができます。
- ③ 薄切りにした人参を横一列に置きます。
- ④ 人参を寝かせて、少しづつずらしながら並べます。
数枚重ねて並べても良い
工程④は、少しづつずらして並べるのではなく、人参を数枚重ねて並べても良いです。
- ⑤ 端から3〜5ミリ幅に細く切ったら完成です。
初心者でも簡単に切れる
このように人参を斜め薄切りにしてから細切りにすると、仕上がりの長さに多少のばらつきは出るものの、初めての方でも比較的ラクに切ることができます。
人参が手軽に切れるので、普段のお料理には、この切り方がおすすめです。
一方で、よりキレイに切りたい場合は、次に解説する方法を試してください。
見栄えが美しく仕上がるので、おもてなし料理やハレの日のお料理を作る際には、この後の切り方のほうが適しています。
きれいな細切り
- ① 人参の皮を好みでむき、ヘタを利き手の方(右利きなら右)に向けて横にして置きます。
- ② ヘタを切り落とし、ヘタがあった方から4〜5センチ幅の輪切りにします。
皮は切ってから剥いてもOK
- ③ 人参を1切れずつ、断面を下にして立てて置きます。
- ④ 端から3〜5ミリ幅に切ります。
- ⑤ 人参を数枚ずつぴったり重ねます。
- ⑥ 重ねた人参を横に並べます。
人参をずらして並べてもOK
なお、工程⑤・⑥は、先に紹介した「簡単な細切り」のように、少しづつずらしながら並べても良いです。
- ⑦ 端から3〜5ミリ幅に細く切ったら完成です。
長さも太さも揃って美しい
このやり方で細切りにすると、人参の大きさが揃うので、仕上がりがとてもきれいです。
たとえば、細切りにした人参を具材にして「ちらし寿司」などの特別感のある料理を作る場合は、こちらの切り方をおすすめします。
ピーラーやスライサーで細切り
包丁で細切りにするのが面倒だという場合は、ピーラーやスライサーを使うという手もあります。
ただ、ピーラーやスライサーといった道具は、基本的に、細切りではなく「千切り」用にできていることが多いので、これらを使うと細切りよりもやや細い仕上がりになります。
使い方は、冒頭の動画もご覧いただきたいのですが、ピーラーの手順は次の通りです。
- 短めに切る
- 長めに切る
- ① ピーラーの刃を人参の表面に当て、軽く引きます。
(短めに切る場合は、根元をあらかじめ包丁で斜めに切り落とし、その断面をピーラーで切ります。) - ② 好みの分量の細切りができるまで、工程①を繰り返します。
ピーラーの方が仕上がりが綺麗
ピーラーとスライサーを使った場合の仕上がりをくらべると、スライサーの方は、短くてちょっと不格好な形になります。
特に、アマゾンで購入した「スピードツマピーラー」は、これまで使ったグッズの中でも良く切れるのでおすすめです。
スライサーを使って人参を細く切る場合の手順は、次の通りです。
- ① スライサーに人参の表面を押し当てて、人参を前後に軽く動かします。
- ② 好みの分量の細切りができるまで、工程①を繰り返します。
できあがりは、ピーラーよりもやや細かくなり、切断面も荒くなることが多いですけど、その分、調味料を加えた時の味馴染みはいいです。
千切りよりも少し太い「細切り」も切れる商品もありますが、「細切り」専用はあまりないようです。
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