ちらし寿司のレシピ・作り方。ハレの日に食べたい!

ちらし寿司
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ハレの日に食べたい!ちらし寿司

ちらし寿司のおすすめレシピをご紹介します。

人気の具材を使った、定番のちらし寿司のレシピ。
各素材の風味をいかしつつ、味も見た目も華やかに仕上げます。
ひな祭りや誕生日などの特別な日のお料理として大活躍しますよ。

材料

2〜3人分:調理時間100分
酢飯 1.5合分
錦糸卵 卵3個分
干し椎茸の煮物 80g
酢れんこん 8枚 + 20g
人参の塩煮 人参80g分
いくら醤油漬け(又は塩漬け) 60g
茹でたエビ 4〜5尾分
茹でた絹さや 8〜10枚
刻み海苔 2〜3g


具の作り方

  1. ① ちらし寿司の具を用意します。

錦糸卵以外はどれもある程度日持ちするので、時間のある時に少しずつ作り置きすることができます。

干し椎茸を戻す
干し椎茸に戻し汁と調味料を加えて落し蓋をして煮る
干し椎茸の煮物

干し椎茸の煮物(日持ち:冷蔵で10日)

干し椎茸を一晩かけて水で戻し、戻し汁に砂糖や醤油などを加えて15分ほど煮て作ります。

干し椎茸の煮物は超定番の具材で、しっかりとした旨味と甘辛い味付けが酢飯と抜群に合うので、ぜひ使っていただきたいです。
ただ、椎茸が苦手な方がいらっしゃる場合は、「かんぴょうの煮物」など他の甘辛い具材で代用するという手もあります。


れんこんを薄切りにする
れんこんを茹でる
れんこんを甘酢にひたす

酢れんこん(日持ち:冷蔵で1ヶ月)

れんこんを薄切りにしてさっと茹で、甘酢にひたして、冷めるまで置きます。

酢れんこんは、さっぱりとした味もさることながら、見た目も花のようにきれいなので、ちらし寿司の具材にぴったりです。
少し風味が変わりますが、がり(生姜の甘酢漬け)紅生姜を使うレシピもあります。



人参を細切りにする
人参に調味料を加えて火にかける
煮終えた人参

人参の塩煮(日持ち:冷蔵で3日)

人参(1/2本:正味80g)を細切りにして鍋に入れ、塩(小さじ1/3)・酒(大さじ1)・水(80ml)を加えて火にかけます。
たまに混ぜながら中火で4分ほど煮て、完全に水分が飛んだら完成です。

人参は、今回のように塩煮にするのがおすすめです。
椎茸を甘辛く煮ているので、それとは異なる味付けにした方が、酢飯に混ぜ込んだときに味に立体感が出て美味しく仕上がります。


背わたを取った海老に片栗粉を揉み込む
海老を茹でる
茹でた海老の水気を切る

茹でたエビ(日持ち:冷蔵で3日)

背わたを取って片栗粉を揉み込み、きれいに洗います。
湯を沸かして火を止め、エビを加えてフタをして、5分ほど置いて余熱で火を通します。

茹でエビは、さっぱりとした上品な旨味があり、また色合いもきれいなので、ちらし寿司に加えると、お料理全体の華やかさがアップします。
もし、代わりに他の具材を使うのなら、カニカマ・かまぼこ・焼きサバ・でんぶ・高野豆腐の含め煮なども良いと思います。


絹さやを茹でる
絹さやを冷水にひたす
絹さやをザルに上げる

茹でた絹さや(日持ち:冷蔵で3日)

筋取りをしてから、塩茹でして冷水に取り、水気を切ります。

絹さやは、ちらし寿司に使われる青物野菜の超定番ですが、代わりに、塩茹でしたスナップエンドウ菜の花いんげんを使っても合いますし、塩もみして水気を絞ったきゅうりや、刻んだ大葉などを使うのもおすすめです。



薄焼き卵を作る
薄焼き卵をフライパンからはがす
細く切って錦糸卵を作る

錦糸卵(日持ち:冷蔵で1日)

卵に砂糖と塩を混ぜて、フライパンに薄く伸ばして焼きます。
まな板の上に取り出して、細く切ったら完成です。

錦糸卵は、ふわっとした繊細な食感が特徴的で、ちらし寿司にとてもよく合います。
お好みで、卵焼きを角切りにして使うのもアリです。

盛り付け前の下準備

炊いたご飯に寿司酢を加える
ご飯に寿司酢を混ぜる
酢飯を作ります。
  • 白米(1.5合)を洗ってザルに上げ、水(270ml)を加えて炊きます。
  • 炊き上がったご飯を飯台(もしくは大きいボール)に移し、酢(大さじ3)・砂糖(大さじ2)・塩(小さじ3/4)をよく混ぜたものを回しかけ、しゃもじで切るように手早く混ぜます。
  • ご飯を広げ、うちわなどであおいで軽く冷まします。
    ご飯をひっくり返して、もう一度あおいで冷まします。

干し椎茸を切る
酢れんこんの一部を切る
  1. ③ 干し椎茸の煮物の汁気を手で軽く絞り、半分に切ってから薄切りにします。
  2. ④ 酢れんこんをザルに上げて水気を切り、形がきれいなものを8枚残します。
    残りの20gは、2センチ角くらいに切ります。


人参の塩煮の水気を切る
海老を切る
  1. ⑤ 人参の塩煮をザルに上げて水気を切ります。
  2. ⑥ 茹でたエビは、殻をすべてむき、1センチくらいの幅に切ります。

絹さやを切る
いくらの塩漬け
  1. ⑦ 茹でた絹さやは、斜めに3〜4等分します。
  2. ⑧ いくらの醤油漬け(又は塩漬け)を用意します。

酢飯に具を加える
酢飯と具を混ぜる
  1. ⑨ まだ温かい状態の酢飯に、椎茸の煮物・人参の塩煮・れんこん(20g分のみ)を加え、さっくりと混ぜます。

できあがったばかりのまだ温かい酢飯に具材を混ぜると、味馴染みが良いです。


盛り付け

具を混ぜた酢飯を皿に移す
皿の中心に具を混ぜた酢飯を盛る
  1. ⑩ ご飯を2枚の皿(又は3枚の皿)に分けてこんもりと盛ります。
ここではお皿に盛り付けていますが、ちらし寿司は、重箱や木桶に盛り付けて風情を楽しむこともできます。
こうしたお皿以外のものに盛り付ける場合は、中心部分を少しだけこんもりとさせたうえで、容器の端まで酢飯を詰めると、仕上がりがきれいです。

ご飯の上の方の具材を均一に整える
ご飯の下の方にも具材を均一に行き渡らせる
  1. ⑪ 具材がご飯の下の方まで均一に行き渡るように軽く整えます。

刻み海苔を散らす
刻み海苔をご飯の上に広げる
  1. ⑫ 刻み海苔(2〜3g)をご飯からはみ出ないように散らします。
刻み海苔は、少し多めに使うと美味しいです。
なお、刻み海苔は、皿のフチに散らばっていると見た目があまり良くないので、ご飯からはみ出ないようにのせます。



錦糸卵を手でほぐす
錦糸卵を海苔の上に広げる
  1. ⑬ 錦糸卵を軽くほぐしてのせます。

絹さやとエビを散らす
絹さやとエビを均一に広げる
  1. ⑭ 絹さやとエビを全体に均一に散らします。

きれいに盛り付けるコツ

ちらし寿司を盛り付ける際には、主役に据える具材と脇役として扱う具材をはっきりと区別したうえで、主役が引き立つように脇役を配置するのがおすすめです。

たとえば、このちらし寿司の場合は、いくらと酢れんこんを主役に据えて、絹さやとエビは準主役、卵と海苔は脇役と考えて盛り付けています。
まず、脇役(卵と海苔)で全体を覆って盛り付けのベースを作り、その上に準主役(絹さやとエビ)を均一に散らして彩りを加え、最後に主役(いくらと酢れんこん)を中心部分に配置します。

そうすると、だれにでも簡単にきれいに盛り付けられます。


酢れんこんをご飯の上に飾る
酢れんこんをすべて飾ったところ
  1. ⑮ 酢れんこん1枚を中心に置き、残り3枚を同じくらい間隔を空けてその周辺に並べます。


いくらをスプーンですくってのせる
酢れんこんの間にいくらを配置する
  1. ⑯ 周辺に並べた酢れんこんの間に、いくらをのせたら完成です。

ちらし寿司

ちらし寿司を上手に作るためのポイントは、甘辛く味付けした食材を、必要以上に多く加えすぎないことです。
干し椎茸や人参や蓮根をすべて甘辛く煮て、なおかつそこに油揚げも加えるなどすると、すこし野暮ったい味になりがちです。

その点このレシピでは、甘辛く味付けするのは干し椎茸だけにとどめ、それ以外の具材はすべて異なる味付けにしています。
味付けが一方に偏ることがないため、それぞれの具材の味がしっかりと感じられ、とても美味しくいただけます。

ハレの日にふさわしい、見た目も華やかなちらし寿司です。
前もって準備をしておけば当日はとても簡単に作れるので、ぜひお試しください。

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