紅しょうがの作り方。塩気控えめで食べやすい!新生姜の梅酢漬けのレシピ

紅しょうが(紅生姜)

レシピ動画

風味抜群で食べやすい!紅しょうが

紅しょうが(紅生姜)の作り方をご紹介します。
新生姜の梅酢漬けのレシピです。

漬け方のポイントは、3つあります。

  • 新生姜をサッと茹でてから使う。
  • 梅酢の使用量を必要最小限に抑える。
  • 砂糖を少量加える。

生姜を梅酢に漬けるだけだと塩気と辛みが際立ちますが、今回ご紹介する紅しょうがは、そうした味を抑えているので、とても食べやすく仕上がります。

材料

調理時間10分
新生姜 150g
梅酢 大さじ2
砂糖 小さじ2

レシピ・作り方

生姜のピンク色の先端部分を切り落とす
生姜の茶色っぽい皮を取り除く
  1. ① 新生姜のサイズが大きく、また形状も極端にいびつな場合は、包丁で小分けにします。
  2. ② 新生姜のピンク色の先端部分を少し切り落とします。
  3. ③ 表面の茶色っぽくなっている皮だけを、スプーンで薄くこそげ取ります。

補足:先端を切り落とす理由茶色い皮を取り除く理由


生姜を水で洗う
洗う
生姜の水気をキッチンペーパーで拭き取る
水気を取る
  1. ④ 生姜をさっと流水で洗い、布巾などで水気をしっかり拭き取ります。

新生姜の繊維の向き
(a) 繊維の向き
新生姜を薄切りにする
(b) 薄切りにする
薄切りにした新生姜を重ねる
(c) 重ねる
新生姜を細切りにする
(d) 細切りにする
  1. ⑤ 生姜を繊維に沿って細切りにします。
細切りの手順は次のとおりです。

  1. 生姜を、繊維に沿って3ミリくらいの薄切りにします
  2. 生姜を、数枚ずつ重ねて並べます。
  3. 端から3ミリくらいの幅に切ります。

生姜を繊維に沿って細切りにすることで、生姜の食感が出やすくなりますし、見た目も良くなります。


新生姜を茹でる
茹でる
新生姜をザルに上げる
粗熱を取る
  1. ⑥ 鍋に湯を沸かし、新生姜を1〜3分ほど茹でます。
    辛味をしっかり残す場合は1分、マイルドな味にする場合は3分茹でます。
  2. ⑦ ザルに上げて水気を切り、粗熱を取ります。

補足:新生姜の茹で時間


紅しょうがの味付け
梅酢を用意する
新生姜の水気を絞る
水気を絞る
  1. ⑧ 梅酢(大さじ2)と砂糖(小さじ2)を混ぜます。
  2. ⑨ 新生姜の水気をしっかり絞り、保存袋に入れます。

補足:梅酢の種類砂糖を加える理由


新生姜に梅酢を混ぜる
梅酢を加える
紅生姜の保存方法
一晩置く
  1. ⑩ 混ぜておいた梅酢を加えます。
  2. ⑪ 袋の中の空気を抜き、冷蔵庫に一晩置いたら完成です。
この紅生姜のレシピは、梅酢の量を必要最小限にしてあるので、容器ではなく袋に入れて、空気をしっかり抜いて保存してください。
そうすると生姜が梅酢に完全に浸かった状態がキープできるので、冷蔵保存すれば、半年ほど日持ちします。

紅生姜

この紅しょうがは、塩気は控えめで、梅酢独特のエグミはありません。
また、砂糖でマイルドな味に仕上げつつも、辛みは適度に残っているので、噛むと、ほどよい刺激が口の広がります。

そのままご飯のお供にしてもいいですし、細かく刻んで、ごまや青のりと一緒におにぎりの具材にするのもおすすめです。
ラーメンや牛丼のトッピングにしたり、あるいは、油で揚げて天ぷらにするのもいいですよ。

レシピの補足説明

ピンク色の部分を切り落とす理由

新生姜は、ピンク色の部分を少し切り落としてから使うのがおすすめです。
この部分は、あまり長いと仕上がりの食感がやや損なわれますし、また、汚れていることも多いためです。

茶色い皮を取り除く理由

新生姜は、通年で入手できる普通の生姜(古根ひね生姜)と比べて皮がとても薄いので、皮は基本的にはそのまま使います。

ただ、茶色っぽい部分は汚れていたり硬くなっていますので、その部分だけあらかじめ取り除きます。

新生姜の茹で時間

生のままの新生姜を梅酢に漬けると、生姜のピリッとした辛さが前面に出て、けっこう刺激的な味に仕上がります。
そのため、さっと茹でて辛みを抜いてから漬けるのがおすすめです。

1分だったらやや辛味が残りやすく、3分だったらよりマイルドに仕上がります。
お好みで試してみてください。

梅酢の種類

梅酢とは、梅干し作りの際に出る梅のエキスのことです。
塩分をたっぷりと含んでいるので塩辛く、保存性に優れています。

梅酢には「赤梅酢」と「白梅酢」の2種類があります。

梅干しを作ったあとの梅酢
右の写真のように梅の汁に赤しそを加えて作ったものが「赤梅酢」。
加えないものが「白梅酢」です。

このうち一般的なのは「赤梅酢」ですが、紅しょうが自体はどちらの梅酢を使っても作れます。
ただ、紅生姜の鮮やかなピンク色は「赤梅酢」の色によるものなので、せっかく手作りするのであれば、「赤梅酢」を使うのがおすすめです。

市販の梅酢
また、梅酢は、梅干しを作ったあとに出るエキスを使ってもいいですけど、市販の梅酢を使っても美味しく作れます。

梅酢は、ごく普通のスーパーでは入手しにくいかもしれないので、ない場合は、自然食品店を覗いてみてください。
かなりの確率で、昔ながらの梅酢が置いてありますよ。

砂糖を加える理由

砂糖を少量加えると、生姜と梅酢のカドが取れて、味がマイルドになり、食べやすくなります。
生姜と梅酢の味がもともと強いので、これくらの量だったら、甘い紅生姜になることはありません。


ところで、新生姜で保存食を作るのなら、「生姜の甘酢漬け(ガリ)」も美味しいです。
こちらも、今回紹介した紅生姜と同じくらい簡単に作れます。
新生姜をさっと茹でて、酢・砂糖・塩を混ぜたら完成です。

冷蔵保存で半年ほど日持ちするので、作り置きしておくと、ちょっとした箸休めに便利です。

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コメント

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  • 新 智子様(2023年10月14日)

    とても気に入り、本日3回目を作らせて頂きました。触感がとても良いです。太さもご飯の上に載せると丁度良いですしご飯が進みます。沢山作っては知り合いにも分けて喜んで頂いてます。良いレシピを参考に出来て本当に良かったです。ありがとうございました♪。

    • やまでら くみこ(2023年10月16日)

      ありがたいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
      レシピを考案した甲斐がありました。
      いつも一緒に味見をしてくれている家族も喜んでいます。
      どうもありがとうございます

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