新生姜の甘酢漬け(ガリ)のレシピ・作り方。甘酸っぱさがクセになる!

新生姜の甘酢漬け(ガリ)
レシピ動画
ほどよい酸味!新生姜の甘酢漬け

新生姜の甘酢漬け(ガリ)の作り方をご紹介します。
お寿司屋さんでおなじみの、甘酸っぱい薄切り生姜のレシピです。

作り方は簡単で、スライスした新生姜をさっと湯がき、甘酢に浸したら完成です。
漬かるまでの時間はわりと早く、次の日にはもう食べられます。

日持ちは、冷蔵保存で半年ほどです。
ほど良い酸味が食欲を刺激してくれるので、作り置きしておくと和食のお供として重宝します。

新生姜の量を選択

このレシピは、使用する新生姜の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。

材料

調理時間10分/一晩置く
新生姜 150g
米酢 70ml
砂糖 大さじ3(27g)
小さじ2/3


レシピ・作り方

生姜のピンク色の先端部分を切り落とす
生姜の茶色っぽい皮を取り除く
  1. ① 新生姜のサイズが大きく、また形状も極端にいびつな場合は、包丁で小分けにします。
  2. ② 新生姜のピンク色の先端部分を少し切り落とします。
  3. ③ 表面の茶色っぽくなっている皮だけを、スプーンで薄くこそげ取ります。

補足:先端を切り落とす理由茶色い皮を取り除く理由


生姜を水で洗う
洗う
生姜の水気を拭き取る
水気を取る
  1. ④ 生姜をさっと流水で洗い、布巾やキッチンペーパーなどを使って水気をしっかり拭き取ります。


生姜をスライサーで薄切りにする
薄切りにする
生姜の繊維の方向
繊維の方向
  1. ⑤ スライサーで生姜を繊維に沿って薄切りにします。

補足:スライサーと包丁の違い

生姜の繊維に沿うように切ると、食感がより良く仕上がりますし、見た目もきれいです。

新生姜を鍋で茹でる
茹でる
茹でた新生姜をザルに上げる
粗熱を取る
  1. ⑥ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、生姜を1分ほどさっと茹でます。
  2. ⑦ ザルに上げて粗熱を取ります。

甘酢を作る
甘酢を作る
茹でた新生姜の水気をしぼる
水気を絞る
  1. ⑧ 米酢・砂糖・塩をボールに入れ、よく混ぜて砂糖を溶かします。
  2. ⑨ 生姜の粗熱が取れたら、水気を少ししっかりめに絞り、保存容器に入れます。
砂糖は、しばらく混ぜていればきれいに溶けてなくなりますが、少しくらい残っていても構いません。
漬けている間に、ちゃんときれいに溶けます。


新生姜に甘酢を回しかける
甘酢をかける
新生姜に甘酢を馴染ませる
一晩冷蔵する
  1. ⑩ 混ぜておいた甘酢を回しかけます。
  2. ⑪ 菜箸などで生姜をきれいにならし、フタをして、冷蔵庫に一晩置いたら完成です。

補足:ガリがピンク色に変化する理由

このままの状態だと生姜のアタマが漬け汁から出ているので、翌日食べる時には、ひっくり返して、よく浸かった部分から食べ始めるといいです。

新生姜の甘酢漬け(ガリ)の保存
長期保存する場合
新生姜の甘酢漬け(ガリ)
完成したガリ
  1. ⑫ 長期保存する場合は、保存袋に入れて空気を抜いて密閉すると安心ですし、冷蔵庫のスペースも取りません。
    保存袋に入れて冷蔵すると、半年ほど日持ちします。

完成した新生姜の甘酢漬けは、甘酸っぱい味が口の中をリセットしてくれるので、箸休めにぴったりです。
また、細かく切って、料理の具材にしても美味しいです。

和食全般との相性が抜群なので、作り置きしておくと便利ですよ。


レシピの補足説明

ガリを手作りするメリット

生姜の酢漬けは市販品も人気がありますが、手作りするメリットは、時間の経過に伴う味の変化を楽しめることです。

できたては生姜のピリッとした辛さが魅力的で、日が経つにつれて、味が馴染んでマイルドになっていきます。

味の調整も勿論できるので、甘くないのがお好みなら、砂糖の量を減らして漬ければOKです。

ピンク色の部分を切り落とす理由

新生姜は、ピンク色の部分を少し切り落としてから使うのがおすすめです。
この部分は、あまり長いと仕上がりの食感がやや損なわれますし、また、汚れていることも多いためです。

ただ、ピンク色の部分を完全に除いてしまう必要はありません。
少し残っているくらいが、見た目はむしろきれいに仕上がります。

茶色い皮を取り除く理由

新生姜は、通年で入手できる普通の生姜(古根ひね生姜)と比べて皮がとても薄いので、皮は基本的にはそのまま使います。

ただ、茶色っぽい部分は汚れていたり硬くなっていますので、その部分だけあらかじめ取り除きます。

スライサーと包丁の違い

生姜を薄切りにする際にスライサーを使うと、見た目も味も、お寿司屋さんで出てくるガリのような繊細な仕上がりになります。

とは言え、スライサーがない場合は、包丁で薄切りにしてももちろん大丈夫です。

生姜を包丁で薄切りにする
包丁を使うとどうしても少し厚みが出るため、やや歯応えのある仕上がりになりますが、それはそれでありです。

ガリがピンク色に変化する理由

ガリといえば、優しいピンク色がとてもきれいです。
甘酢をかけた直後はまだ白っぽいだけですが、生姜に酢を加えてから少し時間が経過すると、ピンク色に変化します。

新生姜に含まれるアントシアニンという成分が酢に反応するため、このような変化が起こります。
なお、古根生姜の場合は、アントシアニンがあまり多く含まれていないため、酢を加えてもピンク色にはなりません。

ところで、新生姜が余ったら、「紅しょうが」を手作りするのもおすすめです。

新生姜を使った紅しょうが
作り方は、こちらもとても簡単です。
新生姜をさっと茹で、梅酢と砂糖を混ぜて、一晩置くだけです。

作り置きしておくと、ご飯のお供にしたり、細かく刻んでおにぎりの具材にしたり、ラーメンや牛丼の付け合わせにしたりと大活躍します。

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コメント

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  • 小山寿章様(2023年6月15日)

    大変参考になりました。早速 挑戦します。

    • やまでら くみこ(2023年6月17日)

      がりの記事を読んでくださってどうもありがとうございます。
      箸休めにぴったりなので、ぜひ試してみてください。

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