新生姜の甘酢漬け(ガリ)の作り方をご紹介します。
お寿司屋さんでおなじみの、甘酸っぱい薄切り生姜のレシピです。
作り方は簡単で、スライスした新生姜をさっと湯がき、甘酢に浸したら完成です。
漬かるまでの時間はわりと早く、次の日にはもう食べられます。
日持ちは、冷蔵保存で半年ほどです。
ほど良い酸味が食欲を刺激してくれるので、作り置きしておくと和食のお供として重宝します。
新生姜の量を選択
このレシピは、使用する新生姜の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。
材料
新生姜 | 150g |
米酢 | 70ml |
砂糖 | 大さじ3(27g) |
塩 | 小さじ2/3 |
レシピ・作り方
- ① 新生姜のサイズが大きく、また形状も極端にいびつな場合は、包丁で小分けにします。
- ② 新生姜のピンク色の先端部分を少し切り落とします。
- ③ 表面の茶色っぽくなっている皮だけを、スプーンで薄くこそげ取ります。
- 洗う
- 水気を取る
- ④ 生姜をさっと流水で洗い、布巾やキッチンペーパーなどを使って水気をしっかり拭き取ります。
- 薄切りにする
- 繊維の方向
- ⑤ スライサーで生姜を繊維に沿って薄切りにします。
補足:スライサーと包丁の違い
- 茹でる
- 粗熱を取る
- ⑥ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、生姜を1分ほどさっと茹でます。
- ⑦ ザルに上げて粗熱を取ります。
- 甘酢を作る
- 水気を絞る
- ⑧ 米酢・砂糖・塩をボールに入れ、よく混ぜて砂糖を溶かします。
- ⑨ 生姜の粗熱が取れたら、水気を少ししっかりめに絞り、保存容器に入れます。
漬けている間に、ちゃんときれいに溶けます。
- 甘酢をかける
- 一晩冷蔵する
- ⑩ 混ぜておいた甘酢を回しかけます。
- ⑪ 菜箸などで生姜をきれいにならし、フタをして、冷蔵庫に一晩置いたら完成です。
- 長期保存する場合
- 完成したガリ
- ⑫ 長期保存する場合は、保存袋に入れて空気を抜いて密閉すると安心ですし、冷蔵庫のスペースも取りません。
保存袋に入れて冷蔵すると、半年ほど日持ちします。
完成した新生姜の甘酢漬けは、甘酸っぱい味が口の中をリセットしてくれるので、箸休めにぴったりです。
また、細かく切って、料理の具材にしても美味しいです。
和食全般との相性が抜群なので、作り置きしておくと便利ですよ。
レシピの補足説明
ガリを手作りするメリット
生姜の酢漬けは市販品も人気がありますが、手作りするメリットは、時間の経過に伴う味の変化を楽しめることです。
できたては生姜のピリッとした辛さが魅力的で、日が経つにつれて、味が馴染んでマイルドになっていきます。
味の調整も勿論できるので、甘くないのがお好みなら、砂糖の量を減らして漬ければOKです。
ピンク色の部分を切り落とす理由
新生姜は、ピンク色の部分を少し切り落としてから使うのがおすすめです。
この部分は、あまり長いと仕上がりの食感がやや損なわれますし、また、汚れていることも多いためです。
ただ、ピンク色の部分を完全に除いてしまう必要はありません。
少し残っているくらいが、見た目はむしろきれいに仕上がります。
茶色い皮を取り除く理由
新生姜は、通年で入手できる普通の生姜(古根生姜)と比べて皮がとても薄いので、皮は基本的にはそのまま使います。
ただ、茶色っぽい部分は汚れていたり硬くなっていますので、その部分だけあらかじめ取り除きます。
スライサーと包丁の違い
生姜を薄切りにする際にスライサーを使うと、見た目も味も、お寿司屋さんで出てくるガリのような繊細な仕上がりになります。
とは言え、スライサーがない場合は、包丁で薄切りにしてももちろん大丈夫です。
ガリがピンク色に変化する理由
ガリといえば、優しいピンク色がとてもきれいです。
甘酢をかけた直後はまだ白っぽいだけですが、生姜に酢を加えてから少し時間が経過すると、ピンク色に変化します。
新生姜に含まれるアントシアニンという成分が酢に反応するため、このような変化が起こります。
なお、古根生姜の場合は、アントシアニンがあまり多く含まれていないため、酢を加えてもピンク色にはなりません。
ところで、新生姜が余ったら、「紅しょうが」を手作りするのもおすすめです。
新生姜をさっと茹で、梅酢と砂糖を混ぜて、一晩置くだけです。
作り置きしておくと、ご飯のお供にしたり、細かく刻んでおにぎりの具材にしたり、ラーメンや牛丼の付け合わせにしたりと大活躍します。
大変参考になりました。早速 挑戦します。
がりの記事を読んでくださってどうもありがとうございます。
箸休めにぴったりなので、ぜひ試してみてください。