生姜を使った、美味しくてヘルシーな味噌汁のレシピをご紹介します。
生姜は加熱して食べる
生姜は、ダイエットや冷え対策にぴったりの食材です。
ただし、生ではなく、加熱した生姜。
というのも、生と加熱済みとでは、期待できる効果がまったく異なるからです。
加熱した生姜には、脂肪を燃焼させて体の芯からポカポカと温める効果がありますが、生の生姜にはそうした効果は期待できません。
ダイエットや冷え性対策が目的なら加熱した生姜がおすすめです。
生姜の味噌汁の効果
生のしょうがと加熱したしょうがには、次のような違いがあります。
ざっくり言うと、殺菌作用を目的に食べるなら生のしょうが、ダイエットや冷え性対策が目的なら加熱したしょうがです。
生のしょうが
生のしょうがに多く含まれているのは、ジンゲロールという成分です。
このジンゲロールには殺菌作用のほかに血流を良くする効果があるのですが、血行が一時的に良くなるため、汗が出て逆に体を冷やしてしまうこともあります。
加熱したしょうが
一方で、加熱したしょうがに多く含まれているのは、ショーガオールという成分です。
ショーガオールは、しょうがを加熱することによりジンゲロールが変化して生まれる成分で、この成分には、糖質や脂肪を燃焼させて内側から熱を作る効果があるんです。
「しょうがを食べると体がポカポカする」というのは、このショーガオールの働きによるもの。
ダイエット効果も期待できます。
ショウガオールの効果は次のとおりです。
- ダイエット・冷え対策
- 血行促進
- 免疫力アップ
- 抗酸化作用
- 解毒作用など
生姜味噌汁のレシピ
こちらは、「ピリッとコク旨!炒めしょうがの味噌汁」のレシピです。
この味噌汁は、しょうがをたっぷりと使っているので、ダイエットや冷え対策に特におすすめです。
材料
皮をむいたしょうが | 15g |
長ねぎ | 30g(1/3本) |
絹豆腐 | 200g(1/2丁) |
ごま油 | 大さじ2/3 |
かつおだし※ | 350ml |
味噌 | 大さじ1強 |
※水350mlにだしの素小さじ1を溶かして使ってもOK。
作り方
まず、しょうが(皮なし15g)を千切りにして、長ねぎ(30g:1/3本)を薄い小口切りにします。
次に、小さめのフライパン(もしくは鍋)にごま油(大さじ2/3)を引き、しょうがと長ねぎを加えて、中火〜弱めの中火で2分ほどじっくり炒めます。
しょうがをあらかじめ油で炒めると、刺激的な辛味が和らぐとともに、油のコクが加わって美味しくなります。
しょうがを生のまま味噌汁に添えた場合は、しっかりと香りが立って辛味が際立ちますが、加熱してから加えると、優しい風味に変わるので食べやすくなります。
また、長ねぎを一緒に加えると、生姜との一体感が出て、生姜の食感や風味が味噌汁に馴染みやすくなります。
しょうがと長ねぎを炒めたら、かつおだし(350ml)を加えます。
かつおだしは、鰹節から取った本格的なものを使うと美味しいですけど、面倒な場合は、水(350ml)に顆粒だしの素(小さじ1)を溶かして使ってもOKです。
続いて、絹豆腐(200g:1/2丁)を手で一口大にちぎりながら加え、ひと煮立ちさせます。
豆腐は、大きさがある程度ランダムで少し細かく砕けたものも混ざっていた方が、生姜との味馴染みがいいです。
味噌(大さじ1強)を溶かし入れたら完成です。
炒めたしょうがの優しい辛みがいい感じ。
しっかりとした風味がありつつも、とても飲みやすい味に仕上がります。
ごま油の香りと豆腐のまろやかな味も加わって、ピリッとコク旨な味を楽しめますよ。
生姜味噌汁のバリエーションあと3品
ここからは、生姜を使った味噌汁のバリエーションをご紹介します。
生姜チューブと豚肉の味噌汁
生姜の味噌汁は、「生姜チューブ」でも作れます。
栄養効果は、生の生姜の方が上ですけど、面倒な場合は、チューブを利用するのも十分アリです。
こちらは、生姜チューブを使った「生姜と豚肉の味噌汁」のレシピです。
材料
豚こま切れ肉 | 60g |
大根 | 80g |
長ねぎ | 20g |
生姜チューブ | 適量 |
和風だし汁※ | 400ml |
味噌 | 大さじ1と1/3 |
※和風顆粒だしを湯に溶いてもOK。
作り方
- 豚こま切れ肉を食べやすい大きさに切る。大根を細切りにし、長ねぎを斜め薄切りにする。
- 1・生姜チューブ・和風だし汁を鍋に入れ、火にかける。
- 沸騰したらアクを取って火を弱め、全体に火が通るまで1〜2分加熱する。
火を止めて味噌を溶き入れたらできあがり。
チューブの生姜はもともと刺激が控えめなので、さっぱりと美味しくいただけます。
生姜とニラとベーコンの味噌汁
続いてご紹介するのは、生姜を使った超具だくさんなお味噌汁。
「ニラとベーコンのみそ汁」のレシピです。
材料
ベーコン | 1枚 |
にんじん | 1/3本 |
しょうが | 1かけ |
ニラ | 80g |
和風だし汁※ | 300ml |
味噌 | 大さじ1 |
※和風顆粒だしを湯に溶いてもOK。
作り方
- ベーコンは短冊切りにする。にんじんは細切りにし、しょうがはせん切りにする。にらは4cmの長さに切る。
- ベーコン・にんじん・しょうが・だし汁を鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。1分ほど加熱して、具材に火を通す。
- ニラを加えて火を止め、味噌を溶かしたらできあがり。
この味噌汁は、2人分でニラを4/5束も使います。
食べ応えがありますよ。
生姜とマグロの味噌汁
生姜は、魚を使った味噌汁にもぴったりです。
最後にご紹介するのは、「まぐろの味噌汁」です。
材料
まぐろの刺身のあら | 100g |
玉ねぎ | 1/2個 |
しょうが | 1かけ |
酒 | 大さじ1 |
和風だし汁※ | 300ml |
味噌 | 大さじ1 |
※和風顆粒だしを湯に溶いてもOK。
作り方
- まぐろを一口大に切る。玉ねぎは一口大に切り、しょうがはせん切りにする。
- 玉ねぎ・しょうが・酒・だし汁を鍋に入れ、フタをしてひと煮立ちさせる。
まぐろを加え、アクを取り除きながら、玉ねぎがやわらかくなるまで4〜5分加熱する。 - 火を止めて味噌を溶かす。好みで小ねぎの小口切りを散らしたらできあがり。
マグロがたっぷり入った、おかず感覚で食べられる味噌汁です。
生姜を入れることで魚類独特の生臭さが抑えられるので、飲みやすさが格段にアップします。
以上、生姜の味噌汁のレシピについてお伝えしました。
加熱した生姜は、ダイエットや冷え性対策にぴったりの食材。
ぜひ、普段の献立に取り入れてみてください。
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