家庭でも作りやすい、本場アメリカ風のフライドチキンのレシピです。
骨なしでも骨付きでも作れ、特別な材料を使わず本格的な味を楽しめます。
下味には牛乳とレモン汁を合わせた漬け汁を使い、鶏肉をしっとり柔らかな食感に。
衣にはスパイスをほどよく加えて香りを引き立て、二度揚げで外はザクッと中はジューシーに仕上げます。
華やかなごちそう感があり、普段の食事にも特別な日のメニューにも使えます。
材料
| 鶏もも肉(骨なし) | 2枚(500g) 骨付き鶏もも肉なら800〜900g |
| パプリカパウダー | 小さじ1 |
| ガーリックパウダー | 小さじ1 |
| オニオンパウダー | 小さじ1/2 |
| カイエンペッパー | 少々(好みで調整) |
| 塩 | 小さじ1と1/2 |
| こしょう | 小さじ1/2 |
| 牛乳 | 200ml |
| レモン汁 | 小さじ2 |
| 卵 | 1個 |
| 揚げ油(サラダ油) | 深さ3〜4cm |
| 薄力粉 | 120g |
| コーンスターチ | 30g |
| パプリカパウダー | 小さじ1/2 |
| ガーリックパウダー | 小さじ1/2 |
| オニオンパウダー | 小さじ1/4 |
| カイエンペッパー | ごく少々(好みで調整) |
| 塩 | 小さじ1/6 |
| 黒こしょう | 少々 |
フライドチキンのレシピ・作り方
下味をつける
- ① 鶏もも肉(骨なし:500g)は、大きめのひと口大(11〜12等分)に切ります。
【骨付きの場合】は、量を800〜900gに増やして、切らずにそのまま使ってください。
骨なしと骨付きが混在している場合も、漬け込みは同じ袋でまとめて行えます。 - ② ポリ袋に鶏肉を入れ、パプリカパウダー(小さじ1)・ガーリックパウダー(小さじ1)・オニオンパウダー(小さじ1/2)・カイエンペッパー(少々)・塩(小さじ1と1/2)・黒こしょう(小さじ1/2)を加え、袋の上から手で揉んで軽くなじませます。
液体調味料を加えて漬ける
- ③ 同じ袋に牛乳(200ml)・レモン汁(小さじ2)・卵(1個)を加え、全体をよくなじませます。
袋の中の空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で3時間〜ひと晩(8〜10時間)漬け込みます。
【骨付きの場合】は、ひと晩漬けるのがおすすめです。
初心者でも失敗しにくい仕上がりです。
衣を準備する

- ④ 衣の材料をボウルに入れ、泡だて器などでよく混ぜます。
衣の材料は、薄力粉(120g)・コーンスターチ(30g)・パプリカパウダー(小さじ1/2)・ガーリックパウダー(小さじ1/2)・オニオンパウダー(小さじ1/4)・カイエンペッパー(ごく少々)・塩(小さじ1/6)・黒こしょう(少々)です。
また、コーンスターチを加えることで、サクサクとした軽い食感に仕上がります。
衣をつけてなじませる

- ⑤ 鶏肉を漬け汁から取り出して衣をしっかりまぶし、5〜10分休ませて衣をなじませます。
低温でじっくり揚げる
- ⑥ 揚げ油を深さ3〜4cmほど注ぎ、170℃に温めます。
鶏肉を入れて片面3分ずつ合計6分ほど揚げ、きつね色になったら網の上に取り出し、1分ほど置いて余熱で火を通します。
【骨付きの場合】は、揚げ油を深さ4cmにし、合計10分ほどたまに返しながら揚げ、網の上に2分ほど置いてください。
骨なしと骨付きが混在している場合は、火の通りが異なるため、別々に揚げるのがおすすめです。
高温で二度揚げする

- ⑦ 油を180℃に上げ、再度1分ほど二度揚げしてカリッと仕上げます。
【骨付きの場合】は、2分ほど二度揚げしてください。
フライドチキンの完成!

- ⑧ 油を切り、熱いうちに好みで軽く塩を振ります。
お皿に盛り付けたら完成です。
本場風のマッシュポテトやコールスローの付け合わせがよく合います。
衣の軽い食感とほどよいスパイスの香りが、鶏肉のしっとりとした旨みを引き立てます。
骨付きのジューシーさも、骨なしの手軽さも生かせるレシピなので、シーンに合わせて取り入れやすい一品です。
本場の雰囲気を手軽に楽しめるフライドチキン。ぜひお試しください。
よくある質問(FAQ)
フライドチキンには鶏肉のどの部位を使うのがおすすめですか?
今回のレシピでは、できれば骨付き鶏もも肉を使うと、よりジューシーで食べ応えのある仕上がりになります。
骨付きならではの旨みが衣にしみ込み、骨なしよりも“本場のフライドチキンらしい味”を感じられます。
アメリカのフライドチキンで特に人気なのは、ドラムスティック(脚の下側)とサイ(骨付きもも肉の上側)です。
どちらも肉付きがよく、揚げるとふっくらジューシーに仕上がるため、専門店でも家庭でも定番の部位です。

切り分けると、足の下側がドラムスティック(写真両端)、上側がサイ(写真中央)になります。
この方法なら、日本でも本場アメリカのフライドチキンに近い部位をそろえることができ、より“本場らしい旨みとボリューム”を味わえます。
より本場アメリカ風の味に仕上げるにはどうすれば良いですか?
今回は日本でも作りやすいように、牛乳200mlとレモン汁小さじ2を使っていますが、本場でよく使われるバターミルク200mlに置き換えると、コクが増してよりしっとりとした本場らしい風味になります。
また、衣に使うスパイスをほんの少しだけ強めにすると、アメリカらしい力強い味わいに近づきます。
フライドチキンをサクサクに仕上げるコツはありますか?
衣をサクサクに仕上げるポイントは3つあります。
- 衣にコーンスターチを加える
薄力粉だけよりも軽い食感になり、時間が経ってもべたつきにくくなります。 - 衣をつけたあと、5〜10分ほど置いてなじませる
衣がしっとりして肉になじみ、揚げたときにムラが出にくくなります。 - 最後に180℃で二度揚げする
表面の水分をしっかり飛ばすことで、ザクッとした食感が長持ちします。
これらの工程を丁寧に行うだけで、家庭でも専門店のようなサクサク衣のフライドチキンに仕上がります。
本場アメリカのフライドチキンには、どのような付け合わせを添えるのが定番ですか?
アメリカでは、フライドチキンにはマッシュポテトやコールスローを添えるのが定番です。
マッシュポテトは、ほくほくのじゃがいもをつぶした素朴な副菜で、フライドチキンの濃い味をやさしく受け止めてくれます。
コールスローは、千切りにしたキャベツとにんじんを使ったさっぱりとしたサラダで、揚げ物との相性が抜群です。
そのほか、ピクルスやビスケット(スコーンのようなパン)が添えられることもあり、これらを組み合わせるとアメリカ南部らしい雰囲気がぐっと高まります。















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