がっつり肉を味わいたいときにぴったりな「ミートローフ」の基本レシピです。
パウンド型は使わず、オーブンの天板にそのまま肉だねをのせて香ばしく焼き上げます。
ひき肉をたっぷり使ったお肉ぎっしりの食べ応えと、本場アメリカ風の甘酸っぱいソースの香ばしさがやみつきになります。
肉だねを混ぜて焼くだけで簡単なのに、肉肉しくて満足感たっぷりの一品。
おうちで本格的な「ミートローフ」が楽しめる、おすすめのレシピです。
材料
牛ひき肉(または合いびき肉) | 500g |
玉ねぎ | 1個(200g) |
にんにく | 1片(5g) |
卵 | 1個 |
パン粉 | 30g |
牛乳 | 100ml |
ケチャップ | 大さじ2(36g) |
ウスターソース | 小さじ2(12g) |
黒こしょう | 少々 |
塩 | 小さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
ケチャップ | 大さじ3(54g) |
ブラウンシュガー | 大さじ1 |
酢 | 小さじ1 |
ミートローフのレシピ・作り方
玉ねぎとにんにくを炒める
- ① 玉ねぎ(1個:200g)とにんにく(1片:5g)は、それぞれみじん切りにします。
- ② フライパンにサラダ油(大さじ1/2)を熱し、みじん切りにした玉ねぎとにんにくを加えて中火で炒めます。
玉ねぎが透き通ってしんなりしたら、別の皿に移して冷まします。
ひき肉に塩を加えてこねる

- ③ ボウルにひき肉(500g)と塩(小さじ1)を入れ、粘りが出るまで手でしっかり練り混ぜます。
ミートローフの肉だねを混ぜる

- ④ ひき肉が入ったボウルに、炒めた玉ねぎ・にんにく、卵(1個)、パン粉(30g)、牛乳(100ml)、ケチャップ(大さじ2)、ウスターソース(小さじ2)、黒こしょう(少々)を加えます。
全体がなじんで、均一になる程度に手でやさしく混ぜましょう。
肉だねを成形する
- ⑤ 肉だねを3〜4等分に分け、それぞれをハンバーグの要領で両手に持ち、キャッチボールのようにパンパンと10回ほど叩いて空気を抜きます。
- ⑥ 空気を抜いた肉だねすべてをしっかりと押し合わせてひとつにまとめ、ボウルの中で楕円形に整えます。
クッキングシートを敷いた天板に移し、上から軽く叩くようにして全体を均一な厚みに整えます。
また、分けた肉だねをまとめるときに、しっかり密着させておくと、焼いている間につなぎ目が割れにくくなり、きれいに仕上がります。
空気が入らないよう、指で押しなじませながらひとつにまとめると安心です。
成形した肉だねにソースを塗る

- ⑦ 成形した肉だねを天板にのせたら、手を軽く水でぬらし、表面をなめらかにして、形を整えます。
- ⑧ 小さなボウルでケチャップ(大さじ3)・ブラウンシュガー(大さじ1)・酢(小さじ1)を混ぜてソースを作ります。
ソースを肉だねの上部にのせてから、ヘラやスプーンで側面に薄くのばします。
焼いている間に自然と全体に広がるので、上にのせた分がうまく行き渡り、焼き色や照りもきれいに仕上がります。
ミートローフをオーブンで焼く

- ⑨ 180度のオーブンで約55〜60分焼きます。
竹串を刺して、透明な肉汁が出れば焼き上がりです。
ミートローフの完成!

- ⑩ 焼き上がったら、5〜10分ほど休ませてから切り分けます。
好みで、同じ配合のソースをもう少し作って添えてもおいしくいただけます。
5〜10分休ませることで肉汁が落ち着き、切りやすく、ジューシーに仕上がります。
なお、焼き上がりに表面にヒビが入ってしまった場合は、同じ配合のソースを少量作り、上から軽く塗ると見た目が整います。
ただし、混ぜただけのソースは酸味がやや強く感じられることがあるため、塗る量は控えめにするとバランスよく仕上がります。
できあがったミートローフは、香ばしい表面と、ジューシーでやわらかな中身のバランスが絶妙。
ごはんにもパンにもよく合う万能おかずです。
特別な日のごちそうにも、家族みんなで囲む普段のおかずにもおすすめのレシピです。
ミートローフの食べ方と人気の付け合わせ
香ばしく焼き上げたミートローフは、切り分けてそのままでも十分おいしいですが、付け合わせを添えることで食卓がより華やかに、満足感もぐっと高まります。
本場アメリカでは、ミートローフに「マッシュポテト」を添えるのが定番スタイル。
バターや牛乳でなめらかに仕上げたマッシュポテトに、肉汁や甘酸っぱいソースがよく絡み、相性抜群です。
そのほか、以下のような付け合わせも人気です。
ミートローフは食べ応えのあるメインディッシュなので、香ばしく濃厚な味わいを引き立てる副菜との組み合わせがぴったりです。
ごはんやパンはもちろん、これらの付け合わせを組み合わせれば、家庭でも本場風の一皿が楽しめます。
よくある質問(FAQ)
型を使って焼くこともできますか?
はい、型を使って焼くことも可能です。
パウンド型などを使えば成形がしやすく、見た目をきれいに整えやすいという面はあります。
ただし、このレシピでは型を使わず、天板で直接焼く方法を採用しています。
その理由は、型を使うと肉汁が底にたまりやすく、べちゃっと仕上がることがあるためです。
また、型を使わないことで表面全体にしっかりと焼き色がつき、香ばしさと肉の旨みが際立つというメリットがあります。
香ばしく、肉の美味しさをしっかり楽しめるミートローフを作るなら、型なしで焼くのがおすすめです。
チーズやゆで卵、他の野菜を中に入れて焼くことはできますか?
はい、ミートローフはアレンジの幅が広く、ゆで卵やチーズ、ピーマン、パプリカなどの具材を加えて焼くことも可能です。
切ったときの断面が華やかになり、見た目に楽しい仕上がりになります。
ただし、このレシピではあえて具材を加えず、肉自体の旨みを存分に味わえるように設計しています。
シンプルな材料で焼き上げることで、香ばしさや肉の力強い味わいを引き立てることができるため、具材は加えずに作ることをおすすめします。
焼き上がりの肉汁が多すぎて天板にたまってしまいました。どうすればよかったですか?
ミートローフを焼いたときに肉汁が多く出てしまう原因としては、肉だねの密度がゆるすぎたことや、脂の多いひき肉を使ったことが考えられます。
次回は、成形の際にしっかりと空気を抜いて密度を均一にし、牛ひき肉を中心にした赤身寄りのひき肉を使うと改善しやすくなります。
焼いた後に崩れてしまいました。切りやすくするコツはありますか?
焼きたてのミートローフは中がやわらかく、すぐに切ると崩れやすくなります。
焼き上がり後に5〜10分ほど休ませることで、肉汁が落ち着いて全体が締まり、きれいに切り分けやすくなります。
包丁はパン切り包丁やよく切れる刃の薄い包丁を使い、押さえつけずに刃を引くように切ると、断面がきれいに仕上がります。
焼き時間を短縮する方法はありますか?
ミートローフは厚みがあるため、中心までしっかり火を通すには通常50〜60分ほどかかります。
時短したい場合は、厚みをやや抑えた楕円形に成形すると、焼き時間を5〜10分ほど短縮できます。
ただし、中心まで火が通っているかどうかは、必ず確認してください。
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