ぶり大根の基本レシピをご紹介します。
ぶり大根を美味しく作るコツは、あらを使うことです。
あらとは、魚をさばいた後に残った骨や肉のことで、この部分を煮ることで、骨から深い旨味が溶け出し、ぶりの肉と大根の味が一層引き立ちます。
また、あらに付着している肉は、切り身に比べて脂分が多くパサつきにくいため、ジューシーな食感を楽しめます。
ぶりの下処理の方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
材料
ぶりのあら | 500g |
大根 | 600g(1/2本) |
皮付き生姜 | 1かけ(15g) |
塩 | 大さじ1と1/2 |
砂糖 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
酒 | 80ml |
醤油 | 大さじ3と1/2 |
水 | 500ml |
ぶり大根のレシピ・作り方
ぶりのあらの下処理をする
- ① ぶり(500g)にウロコが残っている場合は、包丁でこそげ取り、水洗いして、水気を拭き取ります。
塩(大さじ1と1/2)をまぶして、15分置きます。
- ② ぶりを流水に当て、血合いや残った内臓などをきれいに洗い流し、ザルに上げます。
血合いは、竹串を使うときれいに掻き出せます。
- ③ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ぶりの表面が白くなるまで、湯に20秒ほどくぐらせます。
すぐに、たっぷりの氷水(冷水)に取って冷やします。
- ④ すぐに、ザルに上げて流水で洗ったうえで、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
ぶり大根を作る
- ⑤ 大根(1/2本)を2センチ幅の輪切りにして、600g用意します。
皮を厚めにむき、半月切りにします。
生姜(1かけ:15g)を皮ごと薄切りにします。
補足:皮の厚さについて
- ⑥ 大根を鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、火にかけます。
沸騰したら火を弱め、竹串がすっと通るまで、15分ほど下茹でします。
ザルに上げ、水気を切ります。
- ⑦ 大きめのフライパンに砂糖(大さじ2)・みりん(大さじ2)・酒( 80ml)・醤油(大さじ3と1/2)・水(500ml)を入れ、火にかけて砂糖を溶かします。
大根とぶりを重ならないように並べ、生姜を隙間に詰めます。
補足:フライパンを使う
- ⑧ 沸騰したら、アルミホイルで落し蓋をします。
落し蓋に煮汁が当たる程度に火を弱め、汁気が少なくなるまで40分ほど煮たら完成です。
時間がある場合は、そのまま冷まして味をよく染みさせてから、温め直します。
- ⑨ 器に盛り、お好みで、白髪ネギや柚子の皮を添えていただきます。
ぶりのあらを利用することで、ぶり大根全体に豊かな風味が加わります。
心も体もほっと温まる、滋味深いお料理です。
レシピの補足説明
ぶりの下処理のコツ
ぶりのあらを下処理する際には、臭みを取り除く工程がとても大切です。
まず、臭みのもとになるウロコや血合いをきっちりと取り除き、さらに、塩をまぶして臭みを引き出し、それをきれいに洗い流します。
そのうえで、熱湯にくぐらせて余分な脂や臭みを落とし、すぐに冷やして水気を拭き取り、臭みが身に戻らないようにします。
このような工程を踏むと、ぶりの臭みがおさえられ、旨味を引き出しやすくなります。
ウロコの取り方
ぶりのあらにウロコが付いている場合は、包丁で取り除いてから使います。
残っていると臭みの原因になりますし、食感も損なわれやすいです。
詳しいやり方は、冒頭の動画をご覧ください。
皮の厚さについて
ぶり大根を作る際には、煮物やふろふき大根を作る場合と同じように、大根の皮を少し厚めにむくのがおすすめです。
そうすると、全体が均一な柔らかさに煮えますし、甘みも感じやすいです。
皮をどれくらい厚めにむくかは、下の写真を参考にしてください。
厚めにむく場合は、この線の内側まで皮をむきます。
この線とその外側は、筋っぽくて硬いうえに辛味が強いためです。
参考:大根の皮むき
フライパンを使う
ぶり大根は、フライパンを使って煮るのがおすすめです。
フライパンを使うと、ぶりや大根を重ねずに並べることができるので、煮崩れしにくくなります。
そのうえ、味が全体に均一に染みやすくなります。
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