大根の煮物のレシピをご紹介します。
美味しく作るコツは、大根の皮を厚めにむいて、少量のお米と一緒に下茹ですること。
そうすると、大根の苦みやえぐみが抑えられ、上品な甘みが引き立ちます。
大根の食感は柔らかく、噛むと、甘辛いおつゆが口のなかにジュワッと広がります。
簡単に作れるうえにとても美味しいので、ぜひお試しください。
材料
大根 | 600g(1/2本程度) |
白米 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
みりん | 大さじ1と1/2 |
醤油 | 大さじ1と1/2 |
だし汁 ※ | 300ml |
- だしの素(小さじ2/3)を水(300ml)に溶かしてもOK。
作り方
- ① 大根(600g:1/2本程度)を2センチ幅の輪切りにします。
大根の煮物に適した部位
大根が手元に丸々1本ある場合は、真ん中あたりを使って煮物を作るのがおすすめです。
大根の煮物にもっとも適した部位は、ちょうど真ん中あたり。
大根の中心部分は、食感が柔らかく、辛みやえぐみも比較的少ないのが特徴です。
- ② 大根の皮を少し厚めにむきます。
皮を厚めにむく
「厚め」というのがどれくらいかというと、右の写真の赤線よりも少し内側くらいです。
大根の断面をよく見ると、皮の少し内側に薄い線(赤線の部分)が走っているのが見えると思います。
この線は、筋っぽい部分です。
この筋っぽい部分は火が通りにくいため、皮を薄くむいて大根を煮ると、硬く残ってしまいがちです。
逆に、この部分が柔らかくなるまで煮ると、内部が煮え過ぎてしまいます。
火の通りやすさが異なるため、あらかじめ取り除いておいた方が、煮物が均一に柔らかい食感に仕上がります。
また、この筋っぽい部分には辛みやエグミもあり、苦いと感じることもあるので、大根の甘みを存分にいかすという意味でも、取り除いて使うのがおすすめです。
- ③ 断面を下にして置き、それぞれを半分に切って、半月切りにします。
- ④ 大根と白米(大さじ2)を鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで火にかけます。
- ⑤ 沸騰したら火を少し弱め、10分ほど下茹でします。
大根を下茹でする
白米を加えて下茹ですると、大根の苦味やえぐみが和らいで、上品で甘みのある味になります。
大根に含まれるアクやえぐみ成分が、米のデンプン質に付着するためです。
白米と水の代わりに、米の研ぎ汁を使ってもいいです。
- ⑥ 大根をザルに上げ、流水に当てて、表面に付いた米やぬめりをきれいに洗い流します。
- ⑦ 小さめの鍋(もしくはフライパン)に大根を重ならないように並べ、砂糖(大さじ1/2)・みりん(大さじ1と1/2)・醤油(大さじ1と1/2)・だし汁(300ml)を加えて火にかけます。
小さめの鍋を使う
このときに使う鍋(もしくはフライパン)のサイズは、わりと重要です。
大根を、なるべく隙間がないように詰めて並べられる大きさのものがベスト。
おすすめのサイズは、内径20センチくらいです。
あまり大きいと、大根が煮汁に十分に浸かりません。
直径20センチの鍋がない場合は、もう少し小さい鍋を使って、大根を2段に重ねたうえで、隙間が最小限になるように並べてください。
だしについて
また、だし汁は、市販のだしパック(茅の舎がおすすめ)を使うと、手軽に本格的なだしが取れるのでいいですよ。
使い方はリンク先を参考にしてください。
だしを取るのが面倒な場合は、市販のだしの素(小さじ2/3)を水(300ml)に溶かして使うのもアリです。
- ⑧ 沸騰したら、落としぶたをして、少し火を弱めて20分ほど煮ます。
落し蓋について
煮ている間は、落としぶたに煮汁がしっかり当たるくらいの火力をキープしてください。
落としぶたが無い場合は、クッキングシートで作ることもできますし、アルミホイルをかぶせて代わりにすることもできます。
いずれにしても、鍋に入る大きさに整えて、中心部分に空気穴を開ければOKです。
- ⑨ 20分ほど煮て、汁気が少なくなったら完成です。
仕上がりは、煮汁を少しだけ残します。
大根の皮を厚めに剥き、お米と一緒に下茹ですることで、えぐみが抜けて、食べやすい味に仕上がります。
醤油ベースのおつゆがたっぷりと染み込んでいて、味わいは濃厚。
食感も柔らかく、たっぷりの大根をペロッと美味しくいただけます。
ご飯との相性が抜群なので、夕飯のおかずとしておすすめです。
大根のみを具材にしたシンプルな煮物ですが、満足度はかなり高いですよ。
日持ち:冷蔵保存で4〜5日
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