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大根の下茹で(茹で方・茹で時間)を解説します。
下茹でする理由
大根は、ものによって苦味やエグミが強いものがあるため、煮物やおでんなどを作る場合は、あらかじめ下茹でするのがおすすめです。
また、その時に、米を加えるかもしくは米のとぎ汁を使って茹でると、より仕上がりがアップします。
米に含まれるでんぷん質に大根のアクやえぐみ成分が付着するので、雑味が取り除かれて、上品な味わいに。
さらに、見た目についても、白くきれいな色が出やすくなります。
茹で時間
大根を下茹でする際には、竹串がすっと通るくらい柔らかくなるまで加熱すると、効果があります。
茹で時間は、厚さ2センチのものだったら10分程度。
その倍の厚さ4センチだったら、30分くらいが目安です。
煮物に使うのであれば2センチ厚くらいで十分ですけど、おでんやふろふき大根にするのなら、もう少し厚めに切るのがおすすめです。
- 2センチ厚:10分
- 4センチ厚:30分
下茹でのやり方
それでは、大根の下茹でのやり方をご紹介します。
まず、大根の皮をむいて、好みの大きさに切ります。


次に、大根を鍋に入れ、生米を加え、かぶるくらいの量の水を注ぎます。
米の量について
生米の量は、大根300gに対して大さじ1くらいがおすすめです。
米と水の代わりに、米の研ぎ汁(大根がかぶるくらいの量)を使ってもいいです。
そして、大根に竹串がすっと通るくらい柔らかくなるまで茹でます。
茹で時間は、厚さ2センチだったら10分くらい、厚さ4センチだったら30分くらいが目安です。
ただ、大根はものによってかたさに少し幅がありますので、様子を見て微調整してみてください。

茹で上がったら、流水できれいに洗って、表面に付着した米やぬめりを落とします。
以上で、大根の下茹では完了です。
あとは、下茹でした大根を使って、好みの料理に使えばOK。
薄めに切った大根は、みりんや醤油などで煮て、大根の煮物にしても美味しいです。
また、厚めに切った大根だったら、だし汁と塩で煮て、ふろふき大根やおでんにすると良く合います。
大根を下茹でして使うと、アクと苦味が取れて、甘みがアップ。
大根料理が、より上品な味に仕上がりますよ。
ちなみに、大根の下茹でする際には、電子レンジを使うことできます。
レンジを使うメリットは、その手軽さ。
鍋でじっくり茹でた場合とくらべてアク抜きの効果は控えめですが、忙しいときは電子レンジも便利です。
