めんつゆを使った、鶏そぼろのおすすめレシピをご紹介します。
優しい味付けの、とても美味しい鶏そぼろ。
めんつゆで味をととのえるので、出汁をとる必要がなく、調理もすごく簡単です。
このレシピを考案したのは、料理家の栗原心平さんで、もともとは「鶏そぼろ丼」としてテレビで話題になりました。
栗原さんのレシピ通りに、ご飯に乗せても勿論いいですし、鶏そぼろとしておかずにするのもあり。
また、お弁当箱に詰めて、鶏そぼろ弁当にするのもおすすめですよ。
この記事では、栗原さんの「鶏そぼろ丼」のレシピと、それをもとにした「鶏そぼろ弁当」の作り方をお伝えします。
(一部情報元:テレビ東京「男子ごはん」2019年4月7日放映)
鶏そぼろ丼の作り方
「鶏そぼろ丼」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
鶏ももひき肉 | 250g |
(A) めんつゆ(3倍濃縮※) | 大さじ2 |
(A) 砂糖 | 小さじ1 |
(A) 酒 | 大さじ1 |
(A) 水 | 大さじ1 |
卵 | 2個 |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
みりん | 小さじ1 |
絹さや | 4〜5枚 |
塩 | 少々 |
温かいご飯 | 2人分 |
※めんつゆを他の濃度で代用する場合は下の文中参照。
- 絹さやのヘタと筋を取り、塩(少々)を加えた熱湯でさっと茹でる。
色が変わったら流水で洗って粗熱を取り、水気を切り、斜め千切りにする。 - 【鶏そぼろ】(A)を混ぜる。
フライパンを熱し、油を引かずに鶏ひき肉を入れ、ヘラでほぐしながら強火で炒める。
色が変わってきたら(A)を加え、完全に水分が無くなるまで炒める。 - 【卵そぼろ】卵をボールに入れて溶き、砂糖・みりんを混ぜる。
熱したフライパンに卵液を流し入れ、菜箸で混ぜながら強火でそぼろ状にする。ある程度火が通ったら火力を弱め、混ぜながら均一に火を通す。 - ご飯を器に盛り、2と3をかけ、1をのせたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
絹さやの茹で方
【工程1】
まず、絹さや(4〜5枚)のヘタと筋を取ります。
絹さやの筋は、ヘタをポキっと折ると一緒に取れます。(写真1番左)
片側の筋が取れたら(左から2番め)、もう片側の筋を切断面から取ります。(右から2番め)
両サイドの筋を取ったらお終いです。(1番右)
次に、鍋に湯を沸かし、塩(少々)を加えてさっと茹でます。(上の写真)
時間は、1分〜1分半くらい。
全体の色が変わって、表面がふっくらしてきたら取り出します。
続いて、流水で洗って粗熱を取り、水気を切ります。
絹さやは、塩を加えて茹でると、色鮮やかに仕上がります。
ちなみに、絹さやを茹でる前にサラダ油を少量加えると、より効率よく、色鮮やかで食感良く仕上げることができます。
これは、ミシュランシェフがすすめる「絹さやの上手な茹で方」です。
リンク先も合わせて是非ご覧ください。
そして、斜め千切りにします。
これで絹さやの調理はお終いです。
鶏そぼろの作り方
【工程2】
鶏そぼろは、あらかじめ(A)の調味料を混ぜておきます。(写真左下)
(A)の調味料は、めんつゆ(3倍濃縮:大さじ2)・砂糖(小さじ1)・酒(大さじ1)・水(大さじ1)です。
そして、フライパンを熱し、油を引かずに鶏ももひき肉(250g)を入れ、ヘラでほぐしながら強火で炒めます。(上の写真)
ちなみに、めんつゆを他の濃度のもので代用する場合は、めんつゆと水の量を変更します。
濃度に応じた分量は、下の表をご覧ください。
濃度 | めんつゆ | 水 |
---|---|---|
2倍濃縮 | 大さじ3 | なし |
3倍濃縮 | 大さじ2 | 大さじ1 |
4倍濃縮 | 大さじ1.5 | 大さじ1.5 |
5倍濃縮 | 大さじ1強 | 大さじ2弱 |
鶏肉の色が変わってきたら、混ぜておいた調味料を加えて炒めます。
完全に水分が無くなったら、鶏そぼろのできあがりです。
栗原さんによると、鶏そぼろは炒めすぎると脂くさくなるので、水分が完全に飛んだら、すぐに火からおろすと良いそうです。
卵そぼろの作り方
【工程3】
続いて、卵そぼろを作ります。
まず、卵(2個)をボールに入れて溶き、砂糖(大さじ1と1/2)・みりん(小さじ1)を混ぜます。
次に、熱したフライパンに卵液を流し入れ、菜箸で混ぜながら強火でそぼろ状にします。
フライパン(フッ素加工のフライパンを使用)に油は引きません。
鉄製のフライパンを使う場合は、油を少し引くといいです。
そして、ある程度火が通ったら火力を弱め、混ぜながら均一に火を通します。
【工程4】
ご飯(2人分)を器に盛り、鶏そぼろと卵そぼろをかけ、絹さやを飾ったら完成です。
鶏には上品な旨味とコクがあり、また、卵には優しい甘みがあって、とても美味しいです。
夕食のメニューにするのもいいですし、飲んだ後に小腹が空いたときなど、シメとして軽く食べるのも良さそうです。
めんつゆを使った簡単レシピですが、十分な満足感がありますよ。
おすすめです。
続いて、この鶏そぼろ丼を使った、お弁当のレシピをご紹介します。
鶏そぼろ弁当の作り方
続いてお伝えするのは、栗原さんの「鶏そぼろ丼」をもとにした、お弁当の簡単な作り方です。
付け合わせの作り方
まず、そぼろ丼の付け合わせを手際よく作る一例として、絹さやを茹でたあとに残った湯を有効活用したレシピを1品ご紹介します。
「きゃべつとにんじんのごま和え」です。
きゃべつ※ | 100g |
にんじん※ | 30g |
すりごま | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
砂糖 | ひとつまみ |
塩 | 少々 |
※他の野菜(適量)で代用可。
- にんじんをピーラーで薄切りにし、絹さやを茹でたあとの残り湯を使って、さっと茹でる。
- 手でちぎったきゃべつを、1の残り湯でさっと茹でる。
- 1と2の水気を手できゅっと絞り、Aを混ぜたらできあがり。
まず、ピーラーで薄切りにしたにんじん(30g)を、絹さやの残り湯でさっと茹でます。
次に、手でちぎったきゃべつ(100g)を同じ湯でさっと茹でます。
あとは、これらの野菜の水気を手できゅっと絞り、すりごま(大さじ1)・醤油(小さじ1/2)・砂糖(ひとつまみ)・塩(少々)で和えるだけです。
ほうれん草やウインナーを茹でてもOK
このごま和えは、にんじんときゃべつの代わりに、どんな食材を使ってもいいです。
ほうれん草や小松菜などでも合いますし、ブロッコリーやいんげんでも美味しいです。
また、にんじんの代わりに、大根をピーラーで薄切りにしてもOK。
ピーラーで薄切りにすると、短時間で火が通りやすく味が馴染みやすいので、おすすめです。
また、野菜ではなく、ウインナーやカマボコやチクワを茹でて付け合せにしてもいいですよ。
お弁当の詰め方
最後にお弁当の詰め方を説明します。
まず、そぼろを詰めるスペースの下にご飯を敷きます。
そして、付け合わせを盛り付けるスペースを、四角く切ったクッキングシート(ワックスペーパーやお弁当用カップでもOK)で仕切ります。(上の写真)
今回の付け合わせは汁気がないので、仕切り無しでも問題ありませんが、気になる場合はこのように簡単に仕切ってください。
次に、仕切りの中に付け合わせおかずとミニトマトを詰めます。
最後に、鶏そぼろと卵そぼろをのせ、絹さやを飾ったら完成です。
忙しい朝でも、ラクに作れるお弁当ですよ。