かぶの味噌汁は、かぶの甘みと西京味噌のやさしいコクが溶け合う、穏やかな味わいの味噌汁です。
根はやさしく煮えて口あたりなめらかに、葉は香りよく仕上げて、素材の旨みを生かします。
手早く作れて、朝食や夕食の定番にぴったりです。
材料
| かぶ | 2個(180〜200g) |
| かぶの葉 | 30g |
| 西京味噌(塩気のある白系味噌でも可) | 大さじ2(36g) |
| 水 | 400ml |
| 顆粒和風だし | 小さじ1 |
| 柚子の皮(千切り) | 好みで少々 |
かぶの味噌汁のレシピ・作り方
かぶと葉を切る
- ① かぶ(2個:180〜200g)は皮を厚めにむき、5ミリ厚の半月切り(大きければいちょう切り)にします。
かぶの葉(30g)は1センチの長さに刻みます。
さらに、切る直前に皮をむき、葉は鍋に入れる直前に切ると、香りが逃げにくくなります。
また、かぶは水にさらさず煮ると、白味噌と重なってやわらかな香りが立ちます。
かぶを煮る

- ② 鍋に水(400ml)と顆粒和風だし(小さじ1)を入れて中火にかけます。
沸いたらかぶを加え、弱めの中火で3〜4分、竹串がすっと通る手前まで煮ます。
煮すぎると甘みが汁に溶け出して存在感が薄れてしまうため、竹串がすっと通る少し手前で次の工程に進むと、かぶの甘みと食感がちょうどよく残ります。
かぶの葉を加える

- ③ かぶの葉を加え、1分ほどさっと煮ます。
味噌を溶き入れる

- ④ 火を止めて西京味噌(大さじ2:36g)を溶き入れ、弱火にかけて沸騰させないよう温め直します。
かぶの味噌汁の完成!

- ⑤ 器に注ぎ、お好みで柚子の皮(千切り:少々)を添えたら完成です。
根の甘みと葉の香り、西京味噌のまろやかさを一緒に味わいます。
白味噌のまろやかさとかぶの自然な甘みが調和した、ほっとする味わいの味噌汁です。
かぶの葉までまるごと使えば、香りも彩りも豊かになります。
ぜひ、かぶがおいしい季節に作ってみてください。
よくある質問(FAQ)
かぶの皮を少し厚めにむく理由は何ですか?
かぶの皮のすぐ下には繊維が多い層があり、ここはやや硬く、えぐみを感じやすい部分です。
少し厚めにむくことで食感がなめらかになり、かぶの甘みがより引き立ちます。
かぶの根で味噌汁を作るときは、水から煮てはいけないのですか?
水から煮ることもできますが、味噌汁の場合は「沸いただしに入れる」方がよりおいしく仕上がります。
水から煮ると、かぶの甘みはよく出ますが、汁全体が少し“かぶを煮たような味”になって、味噌やだしの風味が感じにくくなります。
一方、沸いただしに入れると、かぶの食感がほどよく残り、だしと味噌の香りがしっかり生きて、バランスのよい味に仕上がります。
味噌汁では、だしを沸かしてからかぶを入れるのが一番おすすめの方法です。
この味噌汁はなぜ西京味噌(甘めの白味噌)を使うのですか?
かぶの根は香りが穏やかで、火を通すと自然な甘みが出る野菜です。
赤味噌のように香りや塩気の強い味噌を合わせると、かぶ本来の風味が隠れてしまいます。
そのため、塩分が控えめでまろやかな甘みのある西京味噌を使うと、かぶの甘みと香りがきれいに引き立ちます。
少し塩気の強い白系の味噌でも作れますが、甘めの西京味噌を使うと、より上品でやさしい味わいに仕上がります。その場合は、味噌の量をやや控えめにするとちょうど良い味になります。
かぶの葉だけで作る味噌汁とはどう違うのですか?
この味噌汁は、かぶの根のやさしい甘みを主役にしています。
根を煮ることで、なめらかな口あたりとやさしい甘みが引き出され、少量の葉を添えることで香りに広がりが生まれます。
西京味噌のまろやかな甘みがかぶの風味を包み込み、上品で落ち着いた味わいに仕上がります。
一方で、かぶの葉だけを使った味噌汁は、香りのよさと軽やかさを生かした味わいです。
しめじと豆腐を合わせて旨味とやわらかさを加え、白味噌でまとめています。
香りを楽しみながら、すっきりとした後味が特徴です。
かぶの葉だけを使った味噌汁のレシピはこちら。












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