栗ご飯のレシピ・作り方。シンプルな味付けが旨い!栗の炊き込みご飯。

シンプルが旨い!王道の栗ご飯
レシピ動画
シンプルが旨い!王道の栗ご飯

栗ご飯(栗の炊き込みご飯)のおすすめレシピをご紹介します。

栗ごはんの炊き方にはいくつかの方法がありますが、中でも人気なのは、炊飯器を使った作り方です。
炊飯器に栗を入れて炊くだけなので、とても簡単に作れます。

今回ご紹介する栗ごはんは、塩と酒だけで味をととのえるレシピになっています。
栗の自然な甘みが引き立つ、シンプルで飽きのこない味付けですよ。

米の量を選択

このレシピは、使用する米の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。
なお、栗に関しては、もともと少し多めに入れているので、そのままの量でOKです。

材料

4人分
皮付き400〜500g(正味250〜300g)
2合
小さじ1
大さじ1/2

栗は、生栗を400〜500g(1袋)使いますが、生むき栗を使用する場合は、250〜300g用意してください。


レシピ・作り方

下処理・下ごしらえ

栗をお湯に浸す
熱湯に浸ける
栗をザルに上げる
水気を切る
  1. ① 栗をきれいに洗ってボールに入れます。
    栗がかぶるくらいの熱湯(分量外)を注ぎ、そのまま冷めるまで30分〜1時間ほど置きます。
  2. ② ザルに上げて水気を切ります。

補足:熱湯に浸してむきやすく


栗のお尻に包丁を入れる
包丁を入れる
栗の皮の一部を剥く
皮の一部をむく
  1. ③ 栗の平たい部分を下にして、お尻の部分に包丁を入れます。
    ここで皮を完全に切り離さないのがポイントです。
  2. ④ 下の皮を包丁で押さえながら、身を手前に引いて栗の皮の一部をむきます。


栗の皮むき
鬼皮をむく
栗の渋皮の剥き方
渋皮をむく
  1. ⑤ 残った鬼皮(表面の硬い皮)をむきます。
    湯で十分に柔らかくなっているので手でもラクにむけますが、包丁を使う場合は、切れ目に引っ掛けて皮を引っ張るようにして剥くと良いです。
  2. ⑥ 渋皮(内側の薄い皮)を包丁できれいにむきます。
    栗が大きい場合は、渋皮をむいた後に、さらに半分に切っても良いです。
包丁で鬼皮をむくのが苦手な方は、ダイソーなどの100均でも販売されている、栗の皮むき専用のハサミを使うとラクチンです。

参考:栗の皮の剥き方


栗のアク抜き
水に浸す
栗を流水で洗う
流水で洗う
  1. ⑦ 皮をむいた栗から順番に、すぐに水に浸します。
  2. ⑧ 皮をすべてむき終えたら、水があまり白く濁らなくなるまで、2〜3回流水で洗います。

補足:アクを抜いて食べやすく


炊き方

皮を剥いた栗の水気を切る
米と栗の水気を切る
栗ご飯の材料を炊飯器に入れる
炊飯器で炊く
  1. ⑨ 栗をザルに上げます。
    米を洗い、ザルに上げて水気を切ります。
  2. ⑩ 炊飯器に米・塩・酒を入れ、白米の目盛りまで水を注ぎ、栗を加えます。
    白米モードで普通に炊きます。

補足:もち米を混ぜても良い

水は、白米の目盛りまで注ぎます。
2合なら2合の目盛りまで、3合なら3合の目盛りまで注いでください。


炊飯器で炊いた栗ご飯
炊きあがり
栗ご飯を炊飯器の中で混ぜる
さっくり混ぜる
  1. ⑪ さっくりと混ぜて、茶碗に盛ったら完成です。

栗ご飯

ホクホクとした食感の栗ご飯です。
塩と酒だけしか調味料を使っていないので、栗の味が引き立ちます。

シンプルな味付けの王道レシピです。
ぜひ秋の味覚を楽しんでください。

レシピの補足説明

熱湯に浸してむきやすく

栗の硬い皮は、そのまま包丁でむくこともできますが、あらかじめ水や湯に浸して皮を柔らかくすると、むきやすくなります。

おすすめは、今回のように熱湯を使ってむきやすくする方法です。
水を使うよりも早く皮が柔らかくなりますし、熱湯を注ぐくらいでは、栗の内部まで柔らかくなることはありません。

なお、時間がある場合は、湯の代わりに水を使って、ラップをかぶせて冷蔵庫に一晩くらい置いても柔らかくなります。

また、熱湯や水に浸しても皮むきが面倒という場合は、生むき栗を買ってくるという手もあります。

アク抜きして食べやすく

皮をむいた栗は、まず最初に水に浸して、その後でさらに水洗いすることで、アクを抜きます。
アク抜きをすると、栗のエグミや苦味が和らぐうえに、色良く炊きあがります。

もち米を混ぜても良い

米は、うるち米(普通の米)だけを使っても良いですし、もち米を少し混ぜて炊いても良いです。

もち米を混ぜる場合は、2合炊くなら1/3合くらい、3合炊くなら1/2合くらいにするのがおすすめです。
作り方や水加減は、もち米を混ぜても混ぜなくても同じです。

混ぜる際の分量
うるち米 もち米
2合炊く 1と2/3合 1/3合
3合炊く 2と1/2合 1/2合

栗ご飯の保存

栗ご飯が食べきれなくて余ってしまった場合は、冷凍することもできます。
ただ、栗の食感がやや柔らかくなるので、それが気になる場合は、冷蔵保存で2〜3日程度で食べきってください。

栗ご飯の保存(冷凍・冷蔵)
詳しくは、「栗ご飯の冷凍保存」という記事で解説しています。


栗ご飯のアレンジレシピ3品

最後に、栗ご飯のレシピをあと3品ご紹介します。

栗おこわ

こちらは、もち米100%で作る、栗おこわです。
もっちりとしたご飯の食感が際立ち、よりリッチな味に仕上がります。

炊飯器を使ったレシピなので、調理はとても簡単です。
もち米だけで作る場合は、水加減をやや控えめにするのがポイントです。

50分
皮をむいた栗もち米
茹で栗の栗ご飯

こちらは、栗とお米を別々に調理するレシピです。
炊き上がったご飯に、茹でた栗を混ぜて作ります。

この栗ご飯の最大の特徴は、冒頭で紹介したレシピよりも、栗自体の味が濃く感じられるところです。
冒頭のレシピの方がご飯に栗の味がよく馴染みますが、栗自体の味を存分に楽しみたい場合にはこちらの方がおすすめです。

50分
茹でた栗
甘栗の栗ご飯

最後にご紹介するのは、甘栗を使った栗ご飯です。
コンビニでも買える「天津甘栗(むき栗)」を使った、超簡単な栗ご飯です。

面倒な皮むきが不要なので、気負うことなく、気軽に栗ご飯を楽しめます。
また、旬に関係なく、1年中いつでも栗ご飯が食べられるのも嬉しいところです。

甘栗を使った栗ご飯は、生栗で作ったようなホクホク感はなく、さつまいもに近い、ややねっとりした食感です。
ご飯と栗の一体感はあまり感じられないものの、栗の甘みに外れがないため、味が安定しています。

リンク先も合わせて参考にしてください。

50分
甘栗もち米

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