土鍋を使った栗ご飯の炊き方をご紹介します。
塩と酒だけで味付けした、飽きの来ない栗ご飯のレシピです。
炊飯器と土鍋の違い
土鍋で炊くご飯はとても美味しいものですが、土鍋の内部は炊飯器のような密閉された状態ではないため、栗までしっかり火が通らないことがあります。
そこで、今回ご紹介するレシピでは、あらかじめ、栗を少し加熱。
そうすることで、栗が柔らかく仕上がるのはもちろん、調理の時に、皮も剥きやすくなりますよ。
なお、レシピの分量は2合分になっていますが、3合の場合の分量も載せています。
また、もち米を混ぜて炊くレシピになっていますが、普通の米だけで炊いてもOK。
もち米を使わないと、よりさっぱりとした味に仕上がります。
材料
栗 | 400〜500g(正味250〜300g)※1 |
普通の米 | 1と2/3合 ※2 |
もち米 | 1/3合 ※2 |
塩 | 小さじ1 |
酒 | 大さじ1/2 |
水 | 400ml |
- 殻付きの栗は、1袋400〜500gくらいで売られていることが多いです。
- 普通の米(うるち米)を合計2合にしても同じように作れます。
3合に増やす場合の分量
上のレシピは2合分になっていますが、3合に増やしたい場合は、調味料と水の量を下の表の通りに変更してください。
米の全量を普通の米(うるち米)に変更する場合も、下の分量でOKです。
栗に関しては、もともと少し多めに入れているので、そのままの量で十分です。
塩 | 酒 | 水 | |
---|---|---|---|
二合 | 小さじ1 | 大さじ1/2 | 400ml |
三合 | 小さじ1と1/2 | 大さじ3/4 | 600ml |
作り方
まず、栗(400〜500g:1袋)を鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、火にかけます。
そして、沸騰してから5分茹で、鍋に入れたまま30分置いて冷まします。
栗をかるく茹でる
栗をあらかじめさっと茹でると、皮がむきやすくなります。
単に皮を剥きやすくするだけなら、2〜3分くらい茹でるだけも十分ですが、ここでは、栗にあらかじめ少し火を入れるため、5分茹でて30分置きます。
そうすると、土鍋を使っても、栗がかたい仕上がりにならずに済みます。
次に、栗の皮を剥きます。
まず、栗の平たい部分を下にして置き、栗のお尻の部分に包丁を入れます。
そうすると、皮の一部が簡単に剥けます。
皮の一部が取れれば、残った鬼皮は手でも剥けます。
栗の表面は、茹でて少し柔らかくなっているので、渋皮を剥くのはラクです。
包丁で軽く剥けます。
栗の剥き方が分かりにくい場合は、「栗の皮むき」でより詳しく解説していますのでご覧ください。
次に、普通の米(うるち米:1と2/3合)ともち米(1/3合)を合わせ、きれいに洗います。
参考:米の洗い方(研ぎ方)
そして、たっぷりの水(適量)に米を30分ほど浸します。
30分経ったら、米をザルに上げ、水気を切ります。
続いて、米を土鍋に入れ、水(400ml)・塩(小さじ1)・酒(大さじ1/2)を加え、栗をのせます。
そして、フタをして火にかけ、沸騰したら弱火で15分炊きます。
15分経ったら火を止め、フタをしたまま10分蒸らします。
炊き上がりはこんな感じです。
栗の食感はホクホクとして柔らか。
崩れやすいので、さっくりと混ぜて茶碗に盛ってください。
とは言え、細かく砕けた栗がところどころにあるのも美味しいもの。
ご飯ともよく馴染みますよ。
今回ご紹介した栗ご飯と同じく、塩と酒だけのシンプルな味付け。
合わせて是非参考にしてください。
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