かぶの葉の風味をやさしく生かした、香り豊かな味噌汁のレシピです。
しめじの旨味がつゆにじんわり広がり、絹豆腐のなめらかな口当たりが全体をまとめます。
具材それぞれが主張しすぎず、かぶの葉の青々とし香りとほんのりした苦みが心地よく感じられる、ほっとする味わいが魅力です。
かぶの葉を余さず使えるので、節約したい方にもぴったり。
忙しい日の朝食や、夕食にあと一品ほしいときにもおすすめです。
材料
| かぶの葉 | 2株分(40g) |
| しめじ | 50g |
| 絹豆腐 | 100g |
| 水 | 400ml |
| 顆粒和風だし | 小さじ1 |
| 白味噌(西京味噌など甘めのものでも可) | 大さじ1と1/2(27g) |
| ごま油 | 好みで数滴 |
かぶの葉の味噌汁のレシピ・作り方
かぶの葉・しめじ・豆腐を切る

- ① かぶの葉(2株分:40g)は1センチ幅に刻みます。
葉が大きい場合は、縦に2〜3等分してから刻むと食べやすいです。
しめじ(50g)は小房に分け、絹豆腐(100g)は1.5センチ角に切ります。
しめじをだしで煮る

- ② 鍋に水(400ml)と顆粒和風だし(小さじ1)を入れて中火にかけ、沸いたらしめじを加えます。
そのまま2分ほど煮て、旨味を引き出します。
そのおかげで、葉の色や香りが残り、豆腐も崩れにくくなります。
豆腐とかぶの葉を加えて煮る

- ③ 絹豆腐とかぶの葉を加え、さらに1分ほど煮ます。
豆腐と一緒に短時間だけ煮ると、葉は鮮やかに香りよく、豆腐も崩れずに仕上がります。
白味噌を溶き入れる

- ④ 火を止めて白味噌(大さじ1と1/2:27g)を溶き入れ、弱火にかけて沸騰させないよう温め直します。
火を止めてから溶き入れ、沸騰させずに温め直すのが美味しく仕上げるコツです。
かぶの葉の味噌汁の完成!

- ⑤ 器に注ぎ、お好みでごま油(数滴)を垂らしたら完成です。
加えない場合は、かぶの葉の風味がそのまま感じられ、より素朴な味わいになります。お好みで使い分けてください。
かぶの葉の香りとしめじの旨味が調和した、やさしい味噌汁です。
普段捨ててしまいがちなかぶの葉を、残さずおいしくいただけます。
旬の素材を生かした穏やかな味わいを、ぜひ楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
かぶの葉の味噌汁に、しめじと絹豆腐を合わせたのはなぜですか?
しめじは煮ることで旨味がだしに広がり、香りが強すぎず、かぶの葉の青くやわらかな風味を引き立てます。
絹豆腐はなめらかな口当たりで全体をまとめ、しめじの旨味と合わさって味に奥行きを出します。
かぶの葉の香りを主役にしつつ、やさしい旨味とやわらかな食感を添える組み合わせです。
この味噌汁で赤味噌を使わないのはなぜですか?
かぶの葉は香りが繊細で、赤味噌のように熟成感や香りの強い味噌を合わせると、風味が隠れてしまいます。
白味噌や淡色味噌は甘みとまろやかさで葉の香りを引き立ててくれるため、赤味噌ではなく白系の味噌を使っています。
なかでも、特に甘めの西京味噌を使うと、よりやわらかい味わいに仕上がります。
西京味噌は塩分が控えめなので、味を見て少し多めに入れるとちょうど良い味になります。
かぶの葉の味噌汁に合う具材は何ですか?
しめじ・豆腐・じゃがいも・大根など、香りが穏やかで、かぶの葉の風味になじむ具材がよく合います。
反対に、わかめは磯の香りが前に出やすく、ねぎや生姜なども香りが強いため、かぶの葉の風味が引き立ちにくくなります。
かぶの葉の味噌汁は作り置きできますか?
かぶの葉は時間がたつと色と香りが落ちやすいため、できたてを食べるのがおすすめです。
保存する場合は、粗熱を取ってから冷蔵で1日ほどなら可能です。
温め直すときは、弱火で沸騰させずに温めると風味が残ります。
味噌を加える前の状態で保存し、食べる直前に味噌を溶き入れる方法もおすすめです。
かぶの根を加えた味噌汁とはどう違うのですか?
この味噌汁は、かぶの葉の香りを主役にした軽やかな一杯です。
葉の青い香りを生かすために、しめじと豆腐を合わせて穏やかな旨味を添えています。
一方で、かぶの根を使う味噌汁は、なめらかな口あたりと自然な甘みを生かした上品な味わいです。
少量の葉を加えると香りにほどよいアクセントが生まれ、西京味噌のやわらかな甘みが全体をやさしくまとめてくれます。
かぶの根を使った味噌汁のレシピはこちら










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