かぶの香りと甘みがふんわり広がる、やさしい口当たりのポタージュスープです。
かぶと玉ねぎをバターでやさしく炒めて甘みを引き出し、じっくり煮込みます。
仕上げに牛乳を加えてまろやかにまとめ、なめらかな口当たりに。
フランスの家庭料理「ポタージュ・ナヴェ(かぶのポタージュ)」をベースに、身近な材料で作りやすくアレンジしました。
温かくしても冷やしてもおいしく、朝食や軽いランチ、パンを添える食事にもぴったりの一品です。
材料
| かぶ | 3個(400g) |
| 玉ねぎ | 1/2個(100g) |
| バター | 15g |
| 水 | 250ml |
| 顆粒コンソメ | 小さじ1 |
| 牛乳 | 200ml |
| 塩 | 小さじ1/3程度 |
| こしょう | 少々 |
| オリーブオイル | 数滴 |
かぶポタージュスープのレシピ・作り方
かぶと玉ねぎを切る

- ① かぶ(白い根の部分:3個400g)は皮をむいて1センチ厚のいちょう切りにします。
玉ねぎ(1/2個:100g)は薄切りにします。
ただし、かぶの繊細な香りをいかすために、入れすぎないのがポイントです。
玉ねぎを炒める

- ② 鍋にバター(15g)を溶かし、玉ねぎを中火でしんなりするまで炒めます。
鍋は内径22〜24センチほどのものがおすすめです。理由を見る
かぶを加えて炒める

- ③ かぶを加え、全体に油がまわるまで2〜3分炒めます。
水とコンソメを加えて煮る
- ④ 水(250ml)と顆粒コンソメ(小さじ1)を加えてひと混ぜします。
沸騰したら弱火にし、かぶがやわらかくなるまで12分ほど煮ます。
かぶはスープに完全に浸かっていない状態なので、たまに混ぜながらなるべく均一に加熱するのがポイントです。
ミキサーやブレンダーでなめらかにする
- ⑤ 火を止めて粗熱をとり、ミキサーまたはブレンダーでなめらかにします。
かぶポタージュスープの完成!

- ⑥ 鍋に戻し、牛乳(200ml)を加えて弱火で温めます。
塩(小さじ1/3程度)とこしょう(少々)で味をととのえます。 - ⑦ 器に注ぎ、オリーブオイル(数滴)を垂らし、お好みで刻んだパセリを散らしたら完成です。
冷やしてもおいしく、冷製スープとしてもおすすめです。
塩の量は味見をしてお好みで加減してください。
玉ねぎとバターのコクが加わって、かぶの風味がぐっと引き立ちます。
ミキサーでなめらかに仕上げることで、それぞれの素材の味が調和して、一体感のある味を楽しめます。
シンプルながら深い味わいがあり、季節を問わず楽しめるやさしいポタージュスープです。
よくある質問(FAQ)
かぶポタージュスープは作り置きや冷蔵保存できますか?
はい、冷蔵で2〜3日ほどおいしく保てます。
粗熱をとってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。
温め直すときは、弱火でゆっくり加熱し、必要に応じて牛乳を少し足すと、なめらかさが戻ります。
冷凍保存もできますが、解凍時に分離しやすく、かぶ特有の香りやとろみが損なわれやすいため、おすすめしません。
作り置きする場合は、冷蔵保存がいちばんおいしく楽しめる方法です。
このポタージュにおすすめのアレンジはありますか?
はい、基本のレシピに少し加えるだけで、味わいに変化をつけられます。
| 生クリーム (大さじ2) |
コクと厚みが加わり、よりリッチな口当たりに。 |
|---|---|
| バターを 仕上げに5g追加 |
香りとまろやかさが増してレストラン風に。 |
| 粉チーズ (小さじ1/2) |
乳の旨味が足され、塩味も自然に締まる。 |
| 白味噌ほんの少し (耳かき1〜2g) |
和のまろやかさが出て余韻が柔らかくなる。 |
| オリーブオイルを 仕上げに数滴 |
香りが立ち、後味に軽いコクが残る。 |
どれも「入れすぎないこと」がポイント。
かぶの風味を引き立てるように、少量だけ足すのが上手な使い方です。
ポタージュにするなら、かぶをもっと薄く切ってもいいですか?
かぶは薄く切っても作れますが、1センチ厚に切ると風味がいちばんきれいに出ます。
薄く切ると火が早く通るぶん、香りが飛びやすく、苦味が出ることがあります。
1センチ厚でゆっくり煮ると、甘みと香りがまろやかに残り、攪拌したときにかぶの繊維やでんぷんがほどよく残って、とろんとした自然なとろみになります。
このスープはどれくらいの大きさの鍋で作ると良いですか?
内径22〜24センチほどの鍋(または深めのフライパン)がおすすめです。
その理由は、かぶと玉ねぎを炒めるときに「材料が一段で広がる」ことが大切だからです。
材料が重なりすぎると水分が早く出てしまい、香りと甘みが立ちにくくなります。
また、22〜24センチの鍋は煮るときにも火の通りが均一になりやすく、ポタージュがなめらかに仕上がります。
逆に小さすぎる鍋だと蒸し煮状態になりやすく、大きすぎる鍋では水分が早く蒸発し味がぼやけやすいため、22〜24センチがちょうどよいサイズです。
ミキサーなしでも作れますか?
はい、作れます。
かぶと玉ねぎをやわらかく煮てから、目の細かいザルで裏ごしすると、口当たりよく仕上がります。
完全ななめらかさは出にくいので、仕上げの牛乳を少し増やして調整してください。














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