ガレット(そば粉クレープ)の基本レシピ|香ばしく仕上げる本場フランスの作り方

ガレット(そば粉クレープ)
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そば粉でつくる香ばしいクレープ、「ガレット」の本格レシピをご紹介します。
そば粉の生地を薄く伸ばし、卵・ハム・チーズなどをのせて焼き上げる、そば粉ガレットの作り方です。

「ガレット・コンプレット」と呼ばれる、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、シンプルな材料で作るからこそ、そば粉の香ばしさや具材のうまみがしっかり感じられます。
フライパンひとつで作れるので、普段使いのメニューにもぴったり。
こんがりと焼き上げたそば粉クレープ、ぜひお試しください。


材料

3〜4枚分:調理時間15分(生地の寝かせ時間除く)
そば粉 125g
小さじ1/4
330ml
バター 1枚につき5g
1枚につき1個
ハム 1枚につき2枚
ピザ用チーズ 1枚につき40g
  • エメンタールチーズやグリュイエールチーズを細かく切って使ってもよい

ガレット(そば粉クレープ)のレシピ・作り方

ガレットをおいしく仕上げるコツは、生地をしっかりとこんがり焼くことです。
まずは生地を香ばしく焼き上げることを意識して、作ってみてください。

そば粉をふるい、水を混ぜる

そば粉をザルでふるう
そば粉をボウルに入れて塩と水を加え、泡立て器で混ぜる
  1. ① 粗めのザルなどでそば粉(125g)を軽くふるい、大きめのボウルに入れます。
  2. ② 塩(小さじ1/4)を加え、水(330ml)を少しずつ加えながら泡立て器でしっかりと混ぜます。
    完全にダマがなくならなくても大丈夫です。一晩寝かせることで、生地がなじみます。
そば粉はグルテンが含まれておらず、水となじみにくいため、ダマができやすい粉です。
ふるってから、水を少しずつ加えて混ぜることで、ダマをできにくくし、なめらかな生地に仕上がります。


ガレットの生地を冷蔵庫で寝かせる

ボウルに入れたガレットの生地にラップをかぶせる
冷蔵庫で寝かせたガレットの生地を、使う前に泡立て器で混ぜる
  1. ③ ラップをして、冷蔵庫で一晩寝かせます。
    使う前には、冷蔵庫から出して10〜20分ほど常温に置き、もう一度よく混ぜてください。
常温に戻すことで生地がゆるみ、フライパンに広げやすくなるため、焼きムラを防ぐことができます。
また、底に沈んだそば粉を均一になじませるためにも、使う前にはよく混ぜましょう。

フライパンを熱し、バターを広げる

フライパンを温めてバターをひく

  1. ④ フライパンを中火でしっかりと温めたら、いったん火を止めて少し置き、フライパン全体の温度をなるべく均一にします。
    ふたたび火にかけて、バター(5g)をひきます。
フライパンの温度を均一にしておくことで、生地がムラなく広がりやすくなり、焼きムラや焦げつきの防止にもつながります。

なお、家庭用フライパンのサイズ表記は「外径」であることが多いですが、実際に生地が広がるのは底の平らな部分(焼き面)です。
たとえば28cmのフライパンなら、焼き面の直径はおよそ22〜24cmほど。このサイズで、ガレットが3〜4枚焼けます。



ガレット生地をフライパンに広げる

フライパンにガレットの生地を薄く広げる

  1. ⑤ 火を少し弱めてから、生地をお玉2杯分ほど流し入れ、すばやくフライパンを回して全体に薄く広げます。
    その後、中火にして生地を焼きます(火力は最後まで中火のままで)。
このレシピでは、生地を広げやすいように、ややゆるめに仕上げています。
とはいえ、フライパンに流し入れたら、すぐに手早く全体に広げるのがポイントです。ゆっくりしていると、生地が途中で固まりはじめ、きれいな円形にならないことがあります。

また、そば粉のガレットは最後までフタをせずに焼くのがおすすめです。
フタをしない方が、生地は香ばしくパリッと焼き上がり、卵黄も美しい半熟の状態を保ちやすくなります。


ガレット生地に卵を割り入れる

ガレットの生地の表面が乾いてきたら、卵を割り入れる

  1. ⑥ 生地の表面が乾いてきたら、卵(1個)を中心にそっと割り入れます。
    スプーンで黄身をおさえながら、ヘラで白身を黄身から剥がして、やさしく広げます。(冒頭の動画も参考にしてください)
白身を広げるのは、火を均一に通して、卵をきれいに仕上げるためです。
ほんのひと手間ですが、黄身を傷つけないように、やさしく作業しましょう。

自信がない場合は、あらかじめカラザ(白い筋)を取り除いておくのがおすすめです。そうすることで、白身が広がりやすくなります。
カラザの取り方については、こちらの記事をご覧ください。


ハムとチーズをトッピングする

ガレットの生地に卵とハムをのせる
ガレットの生地にピザ用チーズを散らす
  1. ⑦ 白身が固まってきたら、黄身のまわりに半分に切ったハム(2枚)を並べ、その上からチーズ(40g)を生地全体に散らします。


ガレットの完成!

こんがりと焼き上がったガレット

  1. ⑧ チーズが溶けて、生地が十分にこんがりとしたら、丸い生地のふちを四か所折りたたみ、四角い形に整えます。
  2. ⑨ 皿に盛り付けて完成です。
    お好みで塩こしょう(各少々)を振ってお召し上がりください。

シンプルな材料で仕上がるそば粉ガレットは、焼きたての香ばしさが何よりのごちそうです。
フライパンひとつで楽しめるレシピ、ぜひおうちで気軽にお試しください。

よくある質問(FAQ)

どのようなそば粉を使えば美味しく仕上がりますか?

ひき方が粗めで、色がやや濃いそば粉を使うと、香ばしく、本場に近い味わいに仕上がります。
フランスでは、ガレット専用に風味が強く焼きやすいそば粉が製粉されていますが、日本のそば粉は主に蕎麦打ち用に作られていて、性質が少し異なります。
そのため、香ばしさを出したい場合は、粗挽きタイプや全粒タイプのそば粉を選ぶのがおすすめです。
なお、生地の仕上がりは、そば粉の産地や挽き方によっても違いが出ることがあります。

ガレットの生地は、作ったら一晩置いた方がいいのですか?

はい、おすすめです。
4〜5時間置くだけでもある程度なじみますが、ダマが残りやすいため、一晩置く方が生地が滑らかに仕上がります。
そば粉は水とすぐにはなじみにくく、完全に溶けきるまでに時間がかかる性質があるため、時間をかけてなじませることが大切です。
一晩置くことで、焼いたときの破れやすさも軽減され、扱いやすくなります。

生地に卵や牛乳を入れてもいいですか?

入れても大丈夫です。
卵や牛乳を加えると、生地にコクやまろやかさ、やわらかさが加わり、扱いやすくなるというメリットがあります。
日本では、クレープと同じ感覚で卵や牛乳を加える配合が一般的になっています。

ただしこのレシピでは、そば粉本来の香ばしさや風味をしっかりと味わえるように、卵や乳製品は加えず、シンプルな材料で仕上げています。
これは、本場フランス・ブルターニュ地方の伝統的なガレットに近いスタイルで、素材の香りを楽しむための配合です。

ガレットによく合う飲み物は?

本場フランス・ブルターニュ地方では、辛口のシードル(Cidre)がガレットの定番の飲み物として親しまれています。
シードルはりんごから作られる発泡酒で、ほのかな酸味と果実の甘さ、軽やかな泡立ちが、そば粉の香ばしさやチーズ・卵との相性が抜群です。
油っこさを流しつつ、風味を引き立ててくれます。

こちらは、フランス・ブルターニュ地方のカンペールという街でいただいた、ガレットとシードル。

りんごの爽やかな香りがガレットの香ばしさによく合い、食事の満足感をより深めてくれる組み合わせでした。

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